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大人こそ身につけたい、デイリーユースなアンティーク時計

Woman.excite / 2016年3月11日 12時0分

大人こそ身につけたい、デイリーユースなアンティーク時計

時を重ねても、色褪せることなく、輝き続けるアンティーク時計。今の時計にはない凝ったデザインや繊細な細工に魅了される人は多いのではないでしょうか。とはいえデザインが気に入ってもケアやメンテナンスに不安を感じて、買うことを躊躇する人は少なくないはず。


© progressman


そこでアンティーク時計ビギナーにむけて、その選び方や注意点、使いやすいモデル、ケアやメンテナンスについて、アンティーク時計を数多く扱っている時計専門店「シェルマン」青山店のバイヤー・一文字桂子さんに教えていただきました。

ファッションやアクセサリー感覚で楽しめる
アンティーク時計の魅力について、一文字さんは「今の時計にはない細やかなデザインや美しい装飾、時計としてはもちろんアクセサリー感覚で楽しむことができます。一点ものが多く流行にとらわれないデザインだから、同じモデルを20代でも50代でも年代問わず身につけられること。そして憧れのブランドやダイヤ付きモデルが比較的お手ごろな価格で手に入ることも魅力のひとつ」と言います。



© Shellman


そもそもアンティーク時計とは、電池で動くクォーツ時計が主流になる以前の1920年代から1970年代前半までに作られた、ゼンマイで動く機械式時計のこと。とはいえ、お店でよく見かけるアンティーク時計は、50年代~70年代のものが主流。機械式時計の成熟期といわれる50年代以降の時計は、精度も安定していてモダンなデザインが多いとか。アンティーク時計ビギナーならば、50年代以降のモデルだとデイリーユースにも安心ですね。

見た目のデザインや憧れブランドだからと即決!する女性は多いそうですが、「ビギナーの方は、いろいろなモデルを試着することをおすすめします」と一文字さん。気に入ったデザインなのにつけると肌馴染みが悪い、逆に華やかすぎると感じてもつけると意外にシックな雰囲気に、など試着してみてイメージが変わることは多いそう。また試着時は手元だけを見るのではなく、ファッションとの相性もチェックすることを忘れずに。定期的なメンテナンスが必要なので修理やケア体制が万全な専門店で購入するのがベターです。


オンオフ楽しむ革ベルト、
着物に似合う紐タイプ、アクセ使いができるブレス

デイリーユースしやすい3つのタイプをシェルマン青山店で選んでいただきました。

まずは、オンオフどちらのシーンでも使いやすい定番の『革ベルト』。ベルトを変えることでイメージが変わるので、シーズンごとに付け替えると新たな気分で楽しめます。簡単にベルトの付け替えができるタイプ(写真左)やベルトに本体通すロレックスのカメレオン(写真中央)などは昔から変わらず人気が高いとか。

左:パテック・フィリップ(1950年代製/手巻き/18KYGケース/20ミリ)/¥972,000中央:ロレックス(1960年代製/手巻き/18KYGケース/15ミリ)/¥453,600右:ピアジェ(1970年代製/手巻き/18KYGケース/22×26ミリ)/¥475,200 

© Shellman


アンティーク時計らしさが漂う『紐タイプ』。小ぶりなケースが多く、上品で繊細な雰囲気が漂う紐タイプは、浴衣や着物など和装にもあわせやすい。またラグ(※1)の形によっては革ベルトへの付け替えができるものがあります。ブランドにこだわらなければ、このモデルはデザインや細工以上にお値打ちな1本を見つけやすいとか。
※ベルトやブレスレットをケースに連結するための接合部分

左:モバード(1970年代製/手巻き/14KWGケース/17×13ミリ)/172,800円右:ハミルトン(1940年代製/手巻き/PTケース/14×17ミリ)/324,000円 

© Shellman


紐タイプから革ベルトへモデルチェンジ。ロレックス(1970年代製/手巻き/14KWGケース/15ミリ)/¥453600 

© Shellman


最後は『ケース&ブレスレット一体型』タイプ。デイリーユースとは一線を画す、華やかなイメージがあるものの、洗練されたデザインやシックな質感のイエローゴールドやホワイトゴールドのモデルを選べば、上質感漂う日常使いアイテムに。華奢な手元を演出するリボン状のイエローゴールドモデル(写真左)や存在感のあるデザインに知的な輝きが映えるホワイトゴールドモデル(写真右)は、アクセサリー使いのみならずオンシーンにも使える1本です。

左:ロレックス(1970年代製/手巻き/14KYGケース/14ミリ)/¥583,200右:ロレックス(1970年代製/手巻き/14KWGケース/13ミリ)/¥475,200 

© Shellman




水気と衝撃と磁気にはご注意!
2~3年に一度は専門店でフルメンテナンス

アンティーク時計を使う上で気をつけたいのは、水気衝撃磁気です。基本的に、アンティーク時計は非防水なので、大雨の外出や湿気が強い場所でつけない、水仕事時は外すことを心がけてください。また衝撃には弱いので、時計をつけ外しする時に落とさないように、仕事中はデスク等に当てないように、気をつけましょう。さらに磁気にも影響されるので、電化製品が多い場所やパソコンや携帯の近くには保管しないでください。

使い終わったあとには、眼鏡拭きのような柔らかい布で時計全体を軽く拭いて保管してください。また2~3年に一度は、時計専門店でオーバーホール(時計を分解して油をさすこと)をすることで長く楽しめます。

手元をみせる季節到来、春からのおしゃれにアンティーク時計を取り入れてみませんか?

取材協力/
シェルマン青山店


東京都港区北青山 3-6-16 表参道サンケイビル内 1Fフロア
03-5466-3786 
営業時間:11:00-19:30
水曜休み
http://www.shellman.co.jp
(森有貴子)

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