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球技が多い、楽しくダンス…世界の体育の授業を比べてみた

Woman.excite / 2016年3月8日 4時15分

球技が多い、楽しくダンス…世界の体育の授業を比べてみた

シンガポール、フィリピン、イギリス、オーストラリアの体育の授業を紹介します


© tatsushi - Fotolia.com


日本では体育の授業と言うと、跳び箱、縄跳び、バスケットなど多種多様なスポーツを学んでいますが、違う国の子どもたちは、一体どんな体育の授業を受けているのでしょうか? 今回は、シンガポール、フィリピン、イギリス、オーストラリアの体育の授業を紹介します。

体育の試験がないシンガポールの子どもにとっては、レクリエーション
小学生と中学生は、週に2時間の体育の授業があるシンガポール。サッカー、バスケットボール、バトミントンなどのゲームを行うことが多いようです。東京23区とほぼ同じ面積の国土で、人口も少ないシンガポールでは、人材育成のために国家予算の20%を国の教育費につぎこんでいます。特に、英語、母語、数学に重要視が置かれていて、学科試験もあります。試験がない体育の授業は、勉強というよりもレクリエーション感覚で楽しんでいる子どもが多いのかもしれません。

ダンスも習うフィリピン
幼稚園から高等学校を卒業するまでの13年間無償で教育が受けられるK-12システムを導入したフィリピン。日本同様に小学校は6年間教育です。体育の授業は、かつてスペインとアメリカの植民地だったことからサッカー、野球、バスケットなどのスポーツが盛んに行われています。また、イギリスの国家スポーツであるクリケットの授業を行う学校もあるようです。

そのほか、公立の学校でも特に力を入れているのがダンス。誰もが小さな頃からダンスに親しんでいるので、ダンス好きなフィリピン人が多いというのも納得できますね。


貴重なエクササイズタイムになっているイギリス
跳び箱、鉄棒などの体育器具はイギリスの学校にはないので、体育の授業でもジョギングやボール投げなど、シンプルなエクササイズをするようです。校庭がない学校では、体育の授業はグランドが在る施設に移動して体育の授業を行うのだとか。

イギリスでは、現在、食生活の乱れから子どもでも糖尿病や肥満に悩まされている子どもも多く、走ることさえもままならない体の子の増加が問題視されているので、この体育の時間はとても貴重なエクササイズタイムなのかもしれません。ただし、何か特別にスポーツを習いたいのであれば、ヨーロッパ諸国同様に「習い事として習う」という考えが定着しているようですね。

球技が多いオーストラリア
英国連邦のひとつであるオーストラリア。教育システムもイギリス教育をベースにつくられていますが、土地柄広々とした芝生が広がる校庭があり、イギリスに比べると天候が良いからなのか、体育の授業にはイギリス以上に力を入れているようです。春は、クリケット、冬はオーストラリアンフットボールなどをプレイする学校もあるのだとか。日本の学校でもお馴染みのドッジボールもするそうですよ。

国の環境や教育システムによっても体育の授業内容はずいぶん変わるようですね。「心身の健康」を育成する目的として, 体操から球技まで様々なスポーツを行う日本の体育の授業は、ほかの国に比べるととても内容の濃い授業だと改めて痛感しました。

(徳武加奈子)

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