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9,500万円! 自転車事故の小学生母に賠償金請求(親子を守る自転車保険特集 Vol.1)

Woman.excite / 2016年3月8日 7時15分

9,500万円! 自転車事故の小学生母に賠償金請求(親子を守る自転車保険特集 Vol.1)

警視庁によると2014年の自転車が加害者となった交通事故は1万8,000件。ここ数年は、自転車事故の加害者に高額な賠償金請求を命じる判決も目立つ

新年度が近づくと、学年がひとつ上がって行動範囲が広がる子どもたち、そして保育園や幼稚園の送迎デビューをするママたちも多いことだろう。
そんなときに、ふと気になるのが自転車のこと。普段、何気なく乗っているけれど、ひとたび「事故」となると大事に至る可能性もゼロではない。今月は自転車事故に備えるための保険選びについて、ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんにお話を伺った。


© hakase420 - Fotolia.com


9,500万円! 自転車事故の小学生母に賠償金請求
警視庁によると2014年の自転車が加害者となった交通事故は1万8,000件。ここ数年は、自転車事故の加害者に高額な賠償金請求を命じる判決も目立つ。

子どもの自転車事故の判例

2013年7月4日の神戸地方裁判所の判決
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となり、母親が9,521万円の損害賠償を命じられた。

(損保協会HPを参考に竹下さくらさん作成)


男子がいるママなら特に、上記の判例に対して「他人事ではないわ!」と感じる人も多いはず。こんな場合に備える保険加入の、確認手順を教えてもらった。

「『賠償』の保険(特約)に入っているか?」をチェック!
まずは、以下のチェックテストをしてみて欲しい。

自転車事故の備える保険のチェックリスト

□ 赤色TSマークに入っている
□ 子どもの学校での総合保障制度に入っている
□ 自動車保険に「賠償」の特約をつけている
□ 賃貸物件に入居する際に「火災保険」に入っている
□ 持ち家の火災保険に「賠償」の特約をつけている

(竹下さくらさん提供)


ひとつでもチェックが入れば、「賠償」の保険(特約)があるので、ひとまず安心。「その際には、賠償責任の金額もチェックしましょう。最低でも5,000万円、できれば1億円の補償は欲しいところです」(竹下さん)

上記にひとつもチェックがない場合や、賠償責任の金額が1億円未満の場合は、「賠償」の保険(特約)への加入を検討したい。


「賠償」の保険(特約)とは?
一般的には「個人賠償責任保険(特約)」と呼ばれる保険で、日常生活の中の偶然な事故で他人にケガをさせてしまった場合や、他人の物を壊したことで、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険だ。

「一世帯のうち1人が加入すれば、以下の(1)~(4)の人まで補償されるのが一般的です。付保される範囲が広い上、保険料も安いので、検討の価値大の保険ですよ」(竹下さん)

個人賠償保険で補償される範囲の例

(1)契約者(記名被保険者)
(2)契約者の配偶者
(3)契約者または配偶者の同居の親族
(4)別居の未婚の子

(竹下さくらさん提供)


次回は、そもそも自転車関係の保険って、どんな保険があるの? 
そんな根本的な疑問にお答えします! 

(楢戸ひかる)?

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