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「なんとなく」ならもうやめよう 子どもの習い事とのつき合い方

Woman.excite / 2016年3月11日 4時15分

「なんとなく」ならもうやめよう 子どもの習い事とのつき合い方

ノートを片手にみつめる女の子


© ippaiattena - Fotolia.com


意外とバカにならない、子どもの習い事の送迎や月謝などの負担。何となくダラダラ続けるのは時間やお金の無駄というものです。子どもの習い事とスッキリ無駄なくつき合う方法について考えてみましょう。

習い事を通して身につけられること
音楽系の習い事なら「芸術性を養わせたい」、スポーツ系なら「体力をつけさせたい」など、直接的に身につく能力に期待して習い事を始める方は多いはず。または「その道のプロにしたい」と希望して始める場合もあるでしょう。

ただし、子どもの習い事では「心の能力を伸ばす」ことにも注目したいもの。自我を抑える自制心や周囲との協調性、物事を最後までやり抜く持続力などの心の能力は、社会で生きていく上で「学力より大切」と言われています。

コーチや異なる年齢の子どもなど、普段の生活だけでは深く関わりにくい年代と接する機会が多く持てる習い事や、発表会など頑張る目標が定めやすい習い事は、子どもの心を鍛えるいい機会になります。

まずは「何のために習い事をするのか?」という目的を、自分や子どものなかではっきりさせましょう。そうすることで習い事との適切な距離が見えてきます。

スッキリと区切りがつけられる習い事の始め方・やめ方
「子どもが『やりたい!』というから始めたのに、すぐに『やめたい』と言い出して困っている」という場合は、やめさせてもよいと思います。

「すぐやめさせたら飽きっぽい子どもに育つのでは?」という心配は必要ありません。子ども本人も、自分に合うかどうかは実際にやってみないとわからないのです。
どんな子どもでも、本当に自分に合うものに出会えれば、それまでどれだけの習い事遍歴があったとしても関係なく、意欲的に続けられることでしょう。

しかし、親としては用具など初期費用のこともありますし、できればあまり安々とやめて欲しくないですよね。

これを防ぐには、習い事を始める前に考える期間を置くこと。あらかじめやめ時を決めてから始めることをおすすめします。

子どもが「これやりたい!」と言ってきたら、まずはその情熱がどれほどのものか1週間~1ヶ月ほど様子を見ましょう。それでもやりたい気持ちが衰えないようなら、「とりあえず3ヶ月は続けよう」、または「検定で〇級が取れたらやめてもいい」など、やめるタイミングをあらかじめ決めてから始めるのです。

そして、そのタイミングが訪れたときに改めて続けるかどうかを考え、特に続ける理由がなければスッパリとやめてしまってよいかもしれません。

こうすれば、やりたくもない習い事をダラダラと続けてしまうことを防げるし、続かなかった負い目を子どもに感じさせずに済む、ポジティブなやめ方ができます。


小さい頃の習い事は、無理にさせなくても大丈夫
「周囲のお友だちはほとんど習い事をしているから、わが子にも何かさせないと不安」と、とりあえず習い事をさせている方は、もしそれが負担なら一度やめることを考えてみては。

子ども自身がやりたいと望んでいるのならぜひ、続けさせて欲しいですが、なんとなく続けても技術は身につかないものです。

「親が行けっていうからピアノを幼稚園から習い続けたけど、大人になった今では弾ける曲は何もない。もしかしてピアノを習ったことはムダだったかも…」と、ぼやく声を時折耳にします。

子どもがもっと成長して小学校高学年頃になると、習い事を自ら選び、自発的に取り組めるようになります。プロを目指すなど特殊な事情がなければ、習い事を始めて技術を身につけるのは、それからでも遅くありません。

小さい子どもの習い事は、子どもにとってプラスになる続け方、やめ方を意識して、上手につき合いたいですね。

(あとりゆうか<フォークラス>)

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