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子どもと「一緒に遊ぶ」を考えてみよう! 親子の絆を強くする幼児期の遊び

Woman.excite / 2016年3月15日 5時15分

子どもと「一緒に遊ぶ」を考えてみよう! 親子の絆を強くする幼児期の遊び

花の冠を手渡す親子の手


© hakase420 - Fotolia.com


多くのママさんは、「私は子どもと、ちゃんと一緒に遊んでいますよ」と言うでしょう。でも本当に「一緒に」遊んでいますか? 最近増えている、ママと子どもの関わり方の傾向と、幼児期の遊びと子どもの発達についてまとめました。

これって本当に「一緒に遊んでいる」?
子どもが幼稚園や保育園に行くまでは、家庭で過ごすことが多いですよね。その期間の子どもはママと一緒に過ごす時間が一番長いもの。今日あった出来事を「こんなことをして子どもと一緒に遊んだのよ」と友だちや家族に報告をする人もいると思います。

でも、少し振り返ってみてください。あなたは本当に、子どもと「一緒に」遊んでいると言えるでしょうか。

たとえば、絵本を読み聞かせる、一緒にブロックやおもちゃで遊んで過ごす。これならは本当に「一緒に」遊んでいるのだとわかります。
ところが、携帯やスマホが生活に浸透してきた現代では、年齢に関わらず、それらを四六時中手放さない人も増えました。そのため、スマホをいじっているママの横で子どもが1人でおもちゃ遊びをしているだけ、テレビやDVDを見ているだけ、ということも少なくありません。

実際にママたちに聞いてみたところ、「10代の子どもとファミレスで真向かいに座っているのに、それぞれがスマホやゲームをいじっていて会話はない」「ママは本を読んでいて、子どもはママのスマホでゲームをしている」「ママはテレビを見ているけれど、子どもはママのスマホでインターネット動画を見ている」「ママたちはおしゃべりをしていて、子どもたちはその近くで好きなことをして遊んでいる」といったコメントが続々出てきました。

先ほども言ったとおり、「一緒の空間にいれば一緒に遊んでいる」わけではありません。このように、「一緒に遊んでいる」と言うものの、実情はどうなのかわからないケースが最近増えているようです。


幼児期の母親との絆について
保育士経験が30年以上ある方にお話を聞いてみたところ、「幼児期に母親(や家族)と会話をすることはとても大事」と話してくれました。

たとえば、ずっとテレビを見ていて耳だけで言葉を覚えているのと、会話を交わして言葉を覚えていくのとでは随分と違うというのです。後者のケースよりも前者のケースはだいぶ「受動的」です。同じ言葉を覚えるのでも、一方的にテレビから流れてくることを聞いているのと、人と会話を交わすことで言葉を覚えていくのとではだいぶ違うということなのです。一緒に遊ぶことで、自然と親子の間には会話が生まれます。たとえ相手が赤ちゃんであっても、親は話しかけますよね? こうした関わりが、長い目で見ると子どもの発達に影響を与えることになるようです。

子どもの脳の発達のピークは8歳
文部科学省ホームページには、

前頭連合野の感受性期(臨界期)は、シナプス増減の推移から推論すると8歳くらいがピーク



という記述があります。

わかりやすく言い換えると、「子どもの脳の発達は8歳くらいがピークである」ということです。また、

情動は、生まれてから5歳くらいまでにその原型が形成されると考えられるため、子どもの情動の育成のためには乳幼児教育が重要である


という記述もあります。これらはすなわち、5歳くらいまでの間に愛情を深め、心を育てるための教育をすることがとても大切だということ。こうしたところからも、幼児期に子どもと一緒に遊ぶことがどれほど大事なことなのかがわかるでしょう。


四六時中一緒に居られるのはこの時期だけ!
スマホのゲームやママ友とのLINEの続きが気になる、一緒に遊ぶのも少し疲れるなあ…。そう思うこともあるかもしれません。ですが、子どもと一緒に居られる期間は意外と短いのです。幼稚園や学校に行くようになったら、親が「一緒に居たい、遊びたい!」と思っても遊べなくなってしまうもの。

今は、子どもとずっと一緒にいられる貴重な時期。そう捉えて、いま一度「子どもと一緒に遊ぶ」ことの大切さを見直してみてはいかがでしょうか。

(八湊真央<フォークラス>)

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