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男性のセクシーさにメチャクチャにされたい映画3選

Woman.excite / 2016年3月25日 12時0分

男性のセクシーさにメチャクチャにされたい映画3選

男性ストリッパーを描いた映画「マジック・マイク」の予告編を観た時、DVDになったら女子会のホームパーティーで、大笑いしながらみんなで観るといいかも、と思ったものです。こんなモロな内容でなくても、男性のダイナミックな動きや身体性、さらに知性も含め、官能を刺激する映画は理屈抜きに私たちをスカッと楽しませてくれる、と実感。


© rdrgraphe - Fotolia.com


誰しも、好きな男性や俳優さんに対しては、そういう思いを持っていると思うのですが、メチャクチャにされてみたい男性のセクシーさに、あえて特化した映画を3本選んでみました。本番前のステージに登場して、ショーを盛り上げるMC(司会者)風にいうなら、「さあ、みんな、メチャクチャになる準備はできてる?」(笑)。

「マジック・マイクXXL」は
愉快でクレイジーな最高のエンタテインメント

▼「マジック・マイクXXL」
監督:グレゴリー・ジェイコブズ
出演:チャニング・テイタム、マット・ボマー、ジョー・マンガニエロ




DVDが発売されたら女子会で…と、軽いノリで思った「マジック・マイク」(2012年)の第2弾。もちろん女子会でも大ウケ間違いなしですが、チャラいだけの映画と思ったらとんでもない! ダンスシーンが “神” レベルで感動すると同時に、人間に深く切り込む細部は、さすが製作総指揮スティーブン・ソダーバーグ。それでいて、お腹の底から笑えます。

主人公マイク(チャニング・テイタム)が、人気ストリッパーを引退して3年後、人生の辛酸を舐めた彼は、ひょんなことから昔の仲間たちと「2015ストリッパー大会」に出場し、最後の花火を打ち上げることに…。フロリダから東海岸に向かう旅の途中、最初は見栄を張っていたのが、それぞれの挫折が露呈し、ケンカしたり男の友情を再確認したり…。

女友達ゾーイ(アンバー・ハード)のママ、ナンシー(アンディ・マクダウェル)が自宅で歓待してくれて、「若い頃に会いたかったわ」と微笑むと、「今でも全然イケてるよ」と、巨根で悩むリッチー(ジョー・マンガニエロ)が答え、一夜をともに…。かつて出演していた店の同僚が、お客たちを「彼女たちは日々、男に耐えてるんだ。彼女の意見にも望みにも聞く耳を持たない男たちにね」とつぶやき、日米共通の男女観にクスッとしたりも。

ステレオタイプのカウボーイや消防士スタイルじゃない新しい演出にしたい、というマイクの希望が、ラストの見事なパフォーマンスで完全燃焼。難易度の高いアクロバティックなダンスは、6つに腹割れした彫刻のような肉体美をこれでもかと見せつけながら、観客の女性たちを巻き込んで情熱的な疑似セックスのよう。個人的には、マッチョってあまり関心がなかったのですが、ええ、マイクの魔法にメチャクチャにされましたとも(笑)。


「るろうに剣心」のダンスみたいな殺陣は
チャンバラ映画の革命

▼「るろうに剣心」
監督:大友啓史
出演:佐藤健、武井咲、吉川晃司




1878年、明治になってから10年。とっくに廃刀令が出されたのに、東京では “人斬り抜刀斎” と名乗る男が、人を斬りまくっていました。それに無謀にもに立ち向かうのが、亡き父の剣術・神谷流を継ぐ娘、神谷薫(武井咲)。幕末に反幕府軍の暗殺者として名を馳せた“人斬り抜刀斎”(佐藤健)は、緋村剣心と名前を変え、流浪の旅路の途中、ニセ抜刀斎から薫を助けたことから、一度は捨てた剣を再び奮うことになるのですが…。

この映画で、佐藤健の魅力に開眼するとは思いませんでした。俯きがちにヒョロヒョロしていて、一見、最強の暗殺者として人々から恐れられている男にはとても見えません。本人は、「拙者は過去を捨てた身。もう人は斬らぬ」と固く決心しているのでが、ストーリーは当然、戦う方へ戦う方へ…。戦闘シーンでは一変し、壁を歩いて宙返りするわ空転はするわ、クルクル円周を描くように速く走り回るわ、まるでダンスを観ているみたい。

びっくりするほどエレガントで美しく、そしてピュアな色香が漂っているのです。そのギャップにきっとやられてしまうはず。彼の動きを観るためだけに、この映画を観る価値があります。とはいえ、時代考証が非常に正確で、当時の雰囲気にリアリティがあると思ったら、監督含め製作サイドは、ほとんどが大河ドラマ「龍馬伝」のスタッフたち。映画としてのおもしろさも圧巻なドラマティックアクションエンタテインメントです。


「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチの
知的なエロティシズム

▼「シャーロック」
監督:スティーヴン・モファット, マーク・ゲイティス
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン




数年前の深夜、何気なくテレビをつけたら、英国調の重厚な書斎に黒っぽいコート姿の男が立っており、ホームズファンの自分は「あっ、ホームズだ!」と直感したのですが、次の瞬間、男がスマホを取り出し、おまけに机にはパソコンが置かれていたので、「何だ、違うのか」と思った途端、「シャーロック!」とテロップが出て驚きました。これは、ビクトリア時代から何編も作られている「シャーロック・ホームズ」の現代版なのです。

BBC製作の3話分で1巻のDVDセットが3巻出ており、本作はその1巻目。物語はワトソンとルームシェアするために出会うところから始まり、「(ルームシェアは)決まりだね」というホームズに「お互いのこと、まだ何も知らないのに…」とワトソンが驚くと、「軍医で負傷して帰国。杖をついてるけど、セラピストの見立ては心因性。トラウマになる負傷といえば戦場。アフガニスタンかイラク。兄がいるけど助けは求めない。なぜなら…」と推理してさらに驚かせ、有名なベーカー街の住所を語る自己紹介に続きます。

ホームズが「推理の科学」というサイトを運営していたり、ワトソンのブログを警察官たちも愛読していたり、スマホの文字が画面上に現れたり、現代的な要素を巧みに取り込みながらも、ユーモリストなのにどこかエキセントリックなホームズと、冷静で実直なワトソンのコンビの絶妙さは、原作と変わりません。二人の共通点であるスリル好きな面が炸裂し、映像のおもしろさも抜群。何より、クールな外見知性もあいまって、主演のベネディクト・カンバーバッチから目が離せません。今、一番セクシーな俳優だと思います。

「マジック・マイクXXL」
「るろうに剣心」
「シャーロック」
(稲木紫織)

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