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投資初心者におすすめ、NISAとは(普通のママでもできる投資 Vol.18)

Woman.excite / 2016年3月21日 7時15分

投資初心者におすすめ、NISAとは(普通のママでもできる投資 Vol.18)

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© Yusei - Fotolia.com


2014年から導入された個人向けの少額投資非課税制度、通称:NISA(ニーサ)をご存じでしょうか。テレビコマーシャルなども盛んに行われていたので、名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

NISA最大の特徴は、120万円までの利益が非課税なこと
NISAは、今年(2016年)から年120万円を上限に(2015年までは年100万円でしたが、上限額が拡大されました)、累計600万円まで、上場株式や株式投資信託などの配当金や分配金、譲渡益が、最長5年間、非課税になるという制度です。
現在のところ、この制度は平成35年まで10年間存続することになっています。

NISAは、20歳以上で、日本に住んでいる人ならだれでも利用することができます。
今年からは、0歳~19歳までが利用できるジュニアNISA制度もスタートしました。ジュニアNISAについては次回お話しします。

前回お話ししましたが、通常、金融商品の運用益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば非課税になります。ただし、NISA口座で新たに購入した運用商品が対象です。既に持っている運用商品は、対象にはなりません。

NISA口座は、銀行や証券会社で開設することができますが、金融機関によって投資できる商品が異なります。

NISA専用口座を開いて、ラインアップの中から自分で投資商品を選択するのですが、銀行には、上場株式やETF(※)という上場型投資信託がありませんので、開設するなら証券会社の方がおススメです。

(※)上場投資信託。「Exchange Traded Funds」の頭文字をとり、ETFと呼ばれている。東証第1部の全銘柄の動きを反映した株価指数=TOPIXに値動きが連動しているため、ETFを保有することで、TOPIX全体に投資を行っているのとほぼ同じ効果が得られる金融商品。




NISAで覚えておきたい4つの注意点
注意点は、4つあります。

・その1:1人1口座
開設できるのは1人につき1口座で、一度開設すると、その年度は金融機関を変えることはできません。1年ごとに金融機関を変えることができます。

・その2:非課税枠の未使用分を翌年に繰り越すことはできない
非課税枠の120万円の未使用分を翌年に繰り越すことはできません。たとえば、120万円のうち、今年100万円しか使わなかったとしても、残りの20万円を来年に繰り越して、来年の非課税枠を140万円にすることはできません。

・その3:売却した分の非課税枠は再利用できない
たとえば、NISA口座で60万円分の株式投資信託を運用していたとします。年の途中で、30万円分を売却したとしても、その後に利用できるのは、残りの60万円です。売却分の30万円の枠は再利用することはできません。

・その4:損が出ても損益通算できない
通常、損が出ると、利益の出ているほかの口座と損益通算や損失の繰越控除ができますが、NISA口座ではできません。

政府広報オンラインにもNISAのことが詳しく説明されています。

新しい投資優遇制度「NISA(ニーサ)」がスタート!将来に向けた資産形成を考えるきっかけに:政府広報オンライン

次回は、ジュニアNISAについてお話しします。
(岩城 みずほ)

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