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幼児教育、英語を上達させるためには中国語がおすすめ! その理由とは?

Woman.excite / 2016年3月16日 4時15分

幼児教育、英語を上達させるためには中国語がおすすめ! その理由とは?

英語、中国語、フランス語、スペイン語で話す「こんにちは」

「ニーハオ」しか知らずに中国へ移住し、それから6年間中国在住している筆者が日本語教師と中国俳優活動を通して感じたのは、英語上達のためには中国語を習うのが良いということでした。


© lemontreeimages - Fotolia.com


英語にも役立つ中国語の発音
幼児期から英語教育を始める理由のひとつとして、「発音を正しくさせたい」ということがあるのではないでしょうか。私たち大人は、いくら頑張っても「r」などはネイティブ音になりません。やはり、幼児段階で身につけさせないとネイティブな発音にはならないのです。そんなネイティブな英語の発音を身につけるために、実は中国語がおすすめなのです。

中国語の発音は、約400音×四声=????
中国語は、母音が36個(ちなみに、日本語は母音が「a・i・u・e・o」の5個/英語は19個)、子音が21個(日本語は16個/英語は23個)(※)。その組み合わせは400余り! さらに「四声(しせい)」と呼ばれる4つの抑揚も組み合わせます。四声については後ほど詳しく触れます。

(※)数え方により若干異なります。


これほど多くの発音に触れると、英語の発音はかえって「やさしい!」と感じます。よく中国人の英語は発音がきれいだといわれますが、これだけの数の音に慣れていることが要因のひとつだとされています。

それゆえに、英語を学ばせると同時に中国語も学ばせることは、きれいな発音を覚える上で効果的と言えます。「日本語も含めて3か国語も同時に習わせると混乱するのでは?」という意見もあるでしょう。しかし、絶対音感を鍛えられるのは8歳までとも言われます。耳(脳)が柔軟な子どものうちに、中国語の発音だけでも触れさせてみてほしいのです。英語は「教育」として、そして中国語は「遊び」でかまいません。触れるだけでも十分メリットがあると思います。


中国語で遊ぶ! 英語も学ぶ!
さて、ここからは先述の四声について、ちょっとお話しします。四声というのは、たとえば同じ「ma」の場合、

(ma ―) 抑揚が平坦だと、「お母さん」
(ma /) 上昇させると、「しびれる(麻婆豆腐の麻)」
(ma ∨) 下降させ上昇させると「馬」
(ma \) 下降させると「悪口を言う・ののしる」

というように、同じ「ma」という言葉であっても、抑揚によって意味がまったく異なります。

「ma(―)ma(\)ma(∨)」で、「お母さんが、悪口を言う、馬の」となるのです。

耳が肥えてしまった大人には、「なんのこっちゃ?」となりますが、音に敏感だと言われる幼児なら、こうした抑揚の違いをおもしろがるはずです。

「ma(―)は、なあに?」
「ma(/)は、なんだ?」
「ma(∨)は?」
「ma(\)は?」

子どもはこのような遊びが大好きです。音遊びとして中国語で遊んでみてはいかがでしょう。

カタカナ語も含め日本人にとって身近である「公用語世界No.1」の英語。馴染みがないようでいて、しっかりと漢字として根づいている「ネイティブ話者世界No.1」の中国語。英語と中国語はともに日本への影響が多大です。

今後さらに世界との交流が増えてくる日本。未来ある子どものために、英語も中国語も両方に触れさせてみてはいかがでしょうか。

(マキノ雅紀<フォークラス>)

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