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やってくる小2の春 新学期、不安でいっぱいのナイーブなわが子にどう接すればいい?

Woman.excite / 2016年3月25日 7時15分

やってくる小2の春 新学期、不安でいっぱいのナイーブなわが子にどう接すればいい?

不安で母親の腰にすがりつく少年

4月、新しい学期を迎えると、学校のすべてが変わります。
新しい先生。
新しい友だち。
少し前まで、一番下の1年生だった子どもは、自分よりも年下の、新入生をはじめて迎え入れます。もう、自分たちは「一番下」の学年ではないのです。


© Tomsickova - Fotolia.com


新学期は大人が思う以上に、子どもにとっては一大イベントである
先生は言います。「もう皆さんは、1年生ではありません。新しい1年生のお手本になるように頑張りましょう」
ナイーブな子どもにとっては、こうした「環境の変化」のひとつひとつが大きなストレスになります。

自分は、新しいクラスにうまく溶け込むことができるんだろうか。
今度のクラスでは、仲の良い〇〇くんや、〇〇さんは一緒なのだろうか。
担任の先生は、男の先生だろうか。女の先生なのだろうか。
やさしい先生だったら、いいけれども、こわい、きびしい先生だったら、どうしよう?

こんなさまざまな悩みや不安に押しつぶされそうになります。
新しい学期を迎える、ということは、子どもにとって、学校生活のベースとなる「安心・安全」を脅かす大きなイベントなのです。


新学期を迎えて不安な子どもへの声かけ・失敗例
では、この一大イベントに親は、どう子どもに接すればいいのでしょう。

まず、失敗例は、次のようなよくあるパターンです。
不安が強く、心配性でナイーブなお子さん。
お母さんも似た性格で、不安が強く、心配性でナイーブです。

ママ「お友だち、できるかなぁ。先生は、きびしくないかな。ママ、心配だなぁ。だいじょうぶ? ほんとにだいじょうぶ?」

こんなふうに、ママから言われると、ただでさえ心配だったお子さんは、さらに不安を掻き立てられ、心配が大きくなります。
なかには

「ぼく、2年生になるのやだよ。1年生のままがいい。ぼく、がっこうに行きたくないよ」

こんなふうに、言い出すお子さんもいるでしょう。
これは、親が自分の不安をそのまま言葉にしてしまうことで、お子さんをさらに追い込んでしまうケースです。
これは、「ぜったいにダメ」です。


子どもにはどう声をかけるのがよいのか
では、どうすればいいのでしょう。
お子さんは、これから、大きな心配や不安を抱えたまま、学校で闘うのです。
言えに帰ったときだけでも、ほっとできる「安心・安全」を与えましょう。

「だいじょうぶだった?」などと、不安を募らせるようなことを言うのは×。
親は、自分の心配な気持ちはどこかに置いておいて、どーんと構えて、「家は子どもにとって安心・安全なこころの基地」であることに徹しましょう。

そのためには、親自身が呼吸法を行ったり、アロマテラピーを取り入れたりして、自分自身の気持ちをリラックスした状態に整えることが、いちばん大切です。

親の焦りや不安は、子どもに伝わり、子どもをさらに心配にさせます。

「だいじょうぶ。だいじょうぶ」
「きっとできるよぉ」

こんなふうに、自分にも、お子さんにも言いながら「安心・安全」なこころの雰囲気を伝えましょう。

「ママといるとほっとできるなぁ」

そんな気持ちが、「明日も頑張る」お子さんの心のエネルギーになります。

もし、具体的に心配なことがあったら、それはお子さんには伝えず、親から直接、担任の先生や、学年主任の先生などに相談しましょう。
新しい学期のスタート時点こそ、「こころの安全基地」としての母親の役割をしっかりとこなすときですよ!
(諸富祥彦)

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