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注目の「フェアトレードコスメ」 一歩進んだ自然派ケアとは?

Woman.excite / 2016年3月29日 8時30分

注目の「フェアトレードコスメ」 一歩進んだ自然派ケアとは?

自然由来の原料はもちろん、化学的な処理をしていないナチュラルな化粧品を選ぶ人は少なくありません。欧米では原料の由来や製法だけでなく、その流通などにも意識が向いているのです。自然食などでは知られるようになった「フェアトレード」が化粧品業界にも少しずつ広がっているのをご存知ですか? 


©chihana - Fotolia.com


フェアトレードとは?
フェアトレードとは「公正な取引」のこと。価格競争のためにより安い原料を仕入れようとすれば、海外の、しかも開発途上国からの輸入を考えるでしょう。そのこと自体は決して悪いことではないのですが、原料を不当に安い金額で買い叩いたり、低賃金で働かせたりして現地の人から搾取することが問題視されるようになりました。

このように不当の格差をなくそうとする動きがフェアトレードです。相手国にかかわらず、公平な条件のもとで適正な値段で生産者から直接購入し、生産者や労働者の自立を支援しています。

これは食品だけではなく、化粧品原料にもいえること。石鹸などによく使われるパーム油はおもに途上国で生産されていますし、メイクやスキンケアで使うコットンも同様です。原料にこだわるように、その原料の入手ルートまで意識することが、さらに進んだ自然派ケアといえるのはないでしょうか。

日本にも、フェアトレードを謳う化粧品が少しずつ増えてきました。そんな意識の進んだ化粧品を紹介します。

白神山地の自然環境保護にも寄付
「ブルークレール」

オーガニックにこだわるブルークレールも、フェアトレードの精神を大切にしています。石鹸のほか、マッサージオイルやUVパウダーにも使われているアルガンオイルは、フェアトレードが行なわれている会社や組合から購入したもの。原料を扱う会社についても厳しく審査しているのだとか。

ほかにも、白神山地の自然環境保護に取り組む団体への寄付活動や、容器や包材にはできるだけリサイクル材の使用、さらに同じような意識を持つ業者との取引継続を心がけるなど、エコ意識も高いブランドです。



© norikazu - Fotolia.com


熱帯林を守る活動や啓蒙活動も
「ラッシュジャパン」

石鹸やバスボムなどが日本でも愛されているラッシュは、生産者とのつながりを大切にし、信頼できる原料を使用しています。フェアトレードについても同様で、2012年12月の製造分から順次、カカオバターをすべてフェアトレードによる調達に切り替えると発表しました。カカオバターは同社のボディクリームやリップクリームなどに使われているそうです。

熱帯林を守るために、石鹸の原料をパーム油からココナツ油やナタネ油に切り替える活動もしています。消費者参加型のキャンペーンや、キャンペーン商品の消費税を除く全額を熱帯林保護のNGO団体に寄付することで、自然保護をサポートするだけでなく、啓蒙活動にも取り組んでいます。

支援が必要な小さなコミュニティを長期的にサポート
「ザ・ボディショップ」

ボディケア用品などを扱うザ・ボディショップでは、1987年からコミュニティ・フェアトレードの取り組みをスタート。支援が必要な小さいコミュニティと取引し、長期的なサポートを続けています。

ワイルドアルガンオイルバス&ボディケアシリーズの全アイテムに使われているモロッコ産オーガニックアルガンオイルや、サトウキビ由来のエクアドル産オーガニックアルコールなど、多数の原料をコミュニティ・フェアトレードによって調達。一部のギフトボックスは、ネパールで手作りされているそうです。これらの取り組みは、公式サイトでも公開しています。


きれいになるために使う化粧品の原料が、誰かの犠牲のうえで作られているとしたら、ハッピーな気持ちにはなれませんよね。フェアトレードを実施する化粧品を使うことで、心からきれいになれそうですね。
(丸部りぃ)

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