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逆境に立ち向かう本当の強さを! わが子を「折れない人」に育てよう

Woman.excite / 2016年3月28日 5時15分

逆境に立ち向かう本当の強さを! わが子を「折れない人」に育てよう

ひざを抱えて落ち込む少年


© jovannig - Fotolia.com


いまは小さくてかわいいわが子も、いつかは大人になり自立します。社会に出てから大きな壁にぶつかったとき、くじけず自分の力で越えていける力を育んであげたいですね。子どもの「本当の強さを育てる方法」について提案します。

「あなたには無理」はNG
たとえば、引っこみ思案な子どもが学級委員長に立候補するなど、何かにチャレンジしようとしたら、つい「あなたには無理なんじゃない? やめておけば?」と、否定的な声かけをしていませんか? 子どもが失敗したらかわいそう、とつい口出ししたくなるのですが、この「あなたには無理」という一言は子育てのNGワードです。

「ラべリング理論」をご存じでしょうか。「あなたって臆病だよね」と決めつけるような言葉をかけると、その人がだんだんビクビクした行動を取るようになるという理論です。
言葉の力は想像以上に大きいもの。それが大好きな親からの言葉であればなおさらです。「自分には学級委員長は無理」とラべリングされた子どもは、次第に大きなことへの挑戦ができにくくなります。

挫折しらずで育てるよりも、失敗から立ち直る体験をさせたほうが子どもは成長するもの。失敗を未然に防ぐより、失敗をした後の立ち直りに力を注ぎましょう。もしその挑戦が成功したら、ラッキー。大きな自信になる貴重な経験となり、その後の子どもの心をしっかりと支えてくれます。


褒めるときは具体的に
「褒めて伸ばす」という子どもの自己肯定感を育てる育児法のことは最近よく聞かれるようになりましたね。しかし、褒めかたにもコツがあることをご存じですか?

子どもをただ漠然と「すごいね」と褒めていると、自分の力を過信するようになる危険があります。自分を過大評価した子どもがいざ、社会に出て厳しい現実に直面したとき、思ったよりできない自分に落胆し、心が折れてしまうかもしれません。

子どもを褒めるときは、良かった点を具体的に示しつつ褒めることをおすすめします。
「テストで悪い点を取っても、ふてくされずに毎日の勉強をやめなかったから成績が上がったんだね」と言われたら、粘り強く頑張れば力がつくことを学べます。
「いつも何も言わなくてもお手伝いしてくれて嬉しいよ」であれば、自主的に行動すると喜ばれるんだな、と理解できます。ほめられて嬉しい気持ちになるだけでなく、「また頑張ろう」という前向きな気持ちになりやすいものです。


上手くいかなくてもほめる
「褒めて育てる子育て」は自己肯定感を育てる、と書きました。自己肯定感は、将来壁にぶちあたったときに「自分には乗り越える力がある」と自分を信じて頑張るパワーの源になります。「ほめる子育て」は、折れない子どもを育てる効果的な方法です。

しかし、スポーツの試合に勝つなどいい結果だったときは褒めやすいのですが、問題は悪い結果に終わったとき。くれぐれも「やっぱりダメだったわね」とは言わないでください。「自分はダメなんだ」というマイナスのラべリングとなり、頑張れない人間になってしまいます。
結果が悪かったときは、経過をほめましょう。「朝の走り込みを1日も休まなかったよね。眠いときもあっただろうに、よく続けたね」「前より動きが良くなってたよ。練習の成果だね」など、良かった点を見つけて褒めれば、努力がまったくの無駄ではなかったことが伝わります。

子どもは誰でもすごい力を秘めています。親がそれを信じて応援することが、子どもを「折れない、本当の強さを持つ人間」に育てる一番の秘訣です。

(あとりゆうか<フォークラス>)

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