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住宅のプロに学ぶ、子連れでも物件をじっくりチェックできるコツ

Woman.excite / 2016年3月30日 4時15分

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住宅 点検 虫眼鏡


© beeboys - Fotolia.com


「子どもができると家の購入を考えるようになった」そんな人も少なくないでしょう。マンションを購入するにしても、一戸建てを建てるにしても、事前にモデルルームや住宅展示場、内覧会などを訪れての物件チェックは欠かせません。

しかし、物件の内覧は「じっくり物件を確認しようとすると、プロでも2時間以上かかってしまう」そう。子連れで行くとなると、その時間、子どもが我慢してくれるかどうか、あやしいものがあります。そこで、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)を提供している、さくら事務所の「住まいのプロが教える!お子様と内覧会を楽しむ秘訣」から、子ども連れでも不動産物件をじっくりチェックできるコツをご紹介します。

1.食事、トイレは内覧前に済ませる
内覧中の物件内で飲食を許可してしまうと、飲み物や食べ物をこぼしたりした場合、内装材が汚れ、クリーニングや場合によっては内装材の交換が必要になるおそれがあるので、内覧会のほとんどが室内での飲食を禁止しています。食事は内覧の前に済ませるのはもちろん、その場でお菓子や飲み物を与えなくて済むよう、事前に調整しておきましょう。

また、内覧では、ほとんどの売主・施工会社が、引き渡し前の家のトイレで用を足すのを禁止しています。なぜなら、引き渡しまでに万が一便器やその周辺が汚れてしまえば、清掃が必要になってしまったり、ほかの参加者に不快感を与えたりしてしまうから。たとえ契約者であっても、引き渡し前の物件のトイレの利用は禁止です。そのため、参加前に必ず家族全員で用を足しておきましょう。

2.子どもにも一緒にチェックをしてもらう
水回りに始まり、各部屋、そしてバルコニーなども細かくチェックしていくと、たとえおもちゃや本、ゲームなどを持参しても、飽きてしまう子どもが多いのが現状です。そんなときは、子どもにも一緒にチェックの仕事をお願いしてみましょう。

大人よりも背が低く、視界が異なる子どもたちは、大人が見過ごしてしまう低い位置の汚れや傷を探し当ててくれることも。お願いするときは、「壁が黒くなっているところがあったら教えてね」「床がボコッとへこんでいるところがあったら教えてね」などのわかりやすい例を出すのがコツです。宝探しをするような感覚でワクワク、ドキドキした時間を楽しんでくれることでしょう。


3.子どもにとって危険な箇所がないかどうかチェックする
内覧の時点で、子どもがケガしそうな場所がないかどうかチェックしておけば、引っ越しと同時に対処ができるはず。専門家によると最低限、以下の5つポイントはチェックしておくと良いようです。


窓の高さはお子さんが転落しそうな高さではないか
低い位置の窓に手すりなど転落防止策はあるか
前に家具を置くと、家具に上った子供が転落しかねない窓はないか
バルコニーの手すりを乗り越えてしまう恐れはないか
子供が夢中で遊んでいると頭や顔をぶつけそうなドアレバーはないか



また、トイレや浴室など鍵がかかる場所は、内部からの施錠を外から開けられる対策が施されていることが一般的ですので、必ず、売主や施工会社に非常時の開錠方法を聞いておくことも忘れずに。

4.建物に傷をつけないおもちゃを持って行く
内覧の際は、持って行くおもちゃにも注意が必要です。内装を汚したり、床や壁に傷をつけたりする可能性のある遊び道具は避けるようにしましょう。また、スマートフォンやタブレットを渡す際も、落として床に傷をつけないよう、使用する場所やルールを決めておいたほうがよさそうです。

最初にも言ったように、不動産物件の内覧は細かいチェックが必要なこともあり、2~3時間以上かかってしまうことが少なくありません。一緒に連れてきた子どもの機嫌が悪くなったり、「帰りたい!」とぐずったりして、せっかくの機会を無駄にしないよう、いろいろな工夫をして、家族みんなが満足して参加できるとよいですね。
(徳武 加奈子)

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