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「つかず離れず」がキーワード “賢い妻”とダンナの距離感【ダンナのトリセツ 第4回】

Woman.excite / 2016年5月16日 19時0分

「つかず離れず」がキーワード “賢い妻”とダンナの距離感【ダンナのトリセツ 第4回】

ベッドの上で向き合う夫婦

こんにちは。心理カウンセラーの小高千枝です。

日本における夫婦のあり方のひとつとして、女性は「3歩下がってついていく」という言葉がありますよね。

みなさんはこの言葉の意味をどのようにとらえていますか?


(c) deagreez - Fotolia.com



“男性を立てる” “控えめにする” “従順にしたがう”など、男性の後ろに下がって、内助の功としての立ち居振る舞いであったり、見方によっては、女性蔑視、男尊女卑のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

じつは、この言葉の一説には、「何かあったら俺が守るから、おまえだけでも逃げろ」という男性が女性を“守る”という意味がこめられているとも言われています。

そのほかにも、男性は女性を大切にし、女性は守ってもらうことばかりに依存するのではなく、男性のサポート的存在として、臨機応変に動けるようなポジションを大切にする、そんな意味があるようにも感じます。

類似性があることで、心の距離は縮まりますが、相補性の関係はお互いに支えあい、補いあえることが、夫婦関係をさらに深めるきっかけにもなるものです。

■「つかず離れず」の距離感を大切に
ぴったりと後ろについて歩くと、視野がせまくなり周囲に気を配ることができません。

3歩ほどの距離感があると、物事を客観視し、ご主人のポジションをその都度みつめ、どういった関わり方をするべきか? が見えて来ます。

ケースバイケースでご主人にとって必要なことや、タイミングなどを見据えることができるのも、ほどよい物理的・心理的距離感があるからこそ。

まさに「つかず離れず」の距離感を大切にすることが、“賢い妻”のキーワードのひとつです。

その自然な心地よさが、ご主人にとっては必要不可欠なものとなり、妻や子どものために「頑張ろう」という気持ちの芽生えや維持にもつながるのです。



■時にはケンカで心を浄化する
しかし、ご主人のことを、常に客観視していることが妻として大切…とは、思いこまないようにしてください。

距離を近くして気持ちを伝えあうこと、そして時にはケンカも必要なことがあります。

心理学的見地からすると、ケンカをすることには心の浄化作用(カタルシス)を得る効果があると言われています。

ただし、相手の自尊心を傷つけるような人格否定はいけません。ケンカにもルールを設け、モラルを守りながら、お互いにガス抜きをするようにしてください。
【夫婦ケンカのルール例】
・時間を決める(「●時~1時間は、話し合いの時間」と決めるなど)
・次の日に持ちこさない
・決めつけで話を展開しない
・責め立てない
・相手の人格を否定するようなことは言わない
・過去のことをむしかえさない   など


「ためこんだ気持ちを、一気に発散する」のではなく、「気持ちの理解を深める時間」として、“ケンカの時間”を設けると、お互いをさらによく知ることができ、ケンカをしなくても理解しあえる関係へと、いつしかつながります。

この機会にあらためて、ご主人との心理的・物理的距離感をみつめてみてくださいね。

ダンナのトリセツ その4
ダンナとは「つかず離れず」の距離感を大切に。そして時には「お互いの理解を深めるためのケンカ」をすることで、心を浄化させましょう。

 
 
(小高千枝)

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