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お金に関する話、親としていますか? 日本人が苦手だけど、重要な話題

Woman.excite / 2016年5月27日 21時0分

お金に関する話、親としていますか? 日本人が苦手だけど、重要な話題

ブタの貯金箱と親子の手

20代、あるいは30代の皆さんにとって、自分の親との会話で最も取り上げにくい話題はなんでしょう?「お金に関する話」はそのひとつではないでしょうか。フィデリティ投信株式会社(以下、フィデリティ)の調べでは、20代~30代の約半分が「親からお金に関するアドバイスを一度ももらったことがない」とのデータが出ています。


© Syda Productions - Fotolia.com


■親とお金について話す時の6つのコツ
親と「お金」について話すことは、たしかにちょっとはばかられるかもしれません。でも、お金の問題は必ずついてまわるもの。いつか真剣に向き合うときがきます。そのときのためにも、日ごろから軽く予行演習をしておきましょう。親とお金について、いい会話をするために心がけたい、6つのコツをご紹介します。

■その1:親にアドバイスを求めましょう
「ちょっと相談があるのだけど」「アドバイスが欲しいの」「信頼できるママ(パパ)だからこそ聞きたいのだけど」――こんな感じで親に切り出すのは、別にお金の話に限ったことではなく、すべてのテーマで有効ですよね。

それがお金に関するときには、まずは「身近な小さいこと」から聞いてみましょう。たとえば「年会費を払ってクレジットカードを持つ価値があるかしら」とか、「生命保険にはどの程度入ればいい?」といったことからです。

そこで会話がスムーズに進めば、さらに大きいこと、たとえば「どの程度貯金に回せばいいか」あるいは「家を買うべきか、借りるべきか」にも、意見を求めてゆけるでしょう。

■その2:結果報告を忘れずに
親から得たアドバイスをそのまま受け入れる必要はありません。でも、できるだけ「アドバイスの後、あなたがどうしたか」を、考えたプロセスとともに報告するようにしましょう。アドバイスと異なる決断をした際は、特に必要です。

■その3:アドバイスがいらなくても定期的に現状報告しましょう
人によっては、「親のアドバイスはいらない」という方もいるでしょう。その場合でも、現状報告はできれば定期的にしましょう。親はいつも子どものことが心配なものです。あなたがほとんど自身のお金に関する話をしないでいると、親は逆にあなたに大きく干渉してくるかもしれません。

定期的に「自分がどうお金に向き合っているか」を話すことで、親の過干渉を防ぐことができます。また、仮にちょっと困った状態になったときでも、比較的すんなりと相談できるでしょう。

では、どんなことを話しておけばよいのでしょう? まずは、毎月定額で行っている積立や投資があれば、それを伝えておきましょう。会社でいくら財形を積み立てているか、確定拠出型年金で何に投資しているか、いくらローンを組んでいるか、資産運用は何をしているか…といった、皆さんの資産計画に影響してくるようなテーマは、決めた段階で理解しておいてもらいたいものです。
 
 

■その4:親に援助を求めるときは、条件をはっきりさせましょう
ときには、親に金銭的援助を求めることが必要な局面がでてくるかもしれません。フィデリティの調査でも、20代30代の約半数が、親から何らかの金銭的援助を受けています。そんなとき、さきほど「その3」で挙げたような日常のコミュニケーションがあるかないかで、手助けする親の気持ちも異なってきます。

また、安心して手助けしてもらうには、たとえ親子の間でも援助の「条件」をはっきり合意しましょう。借金であれば何年ローンか、金額の上限はいくらか、といったことです。もしかすると、親がお金を「あげる」と言ってくるかもしれません。その場合も皆さんの将来のためには、いつか返済するローン、として借りておくほうが有意義であることもお忘れなく。

■その5:親の財政状態についても把握しましょう
大抵の親は、子どもに自分の財政状態を見せたがらないものです。でも、親の状況を正しく理解することは、将来あなたが親を援助する必要が出てきたときのためにも重要なことです。

親が快く話してくれるために、あなたが気をかけているのは親の「お金」ではなく、「ご両親」そのものだ、ということをはっきり告げましょう。そして、生命保険や退職後のプラン等、具体的な話から徐々に把握していきましょう。

このような話も、日ごろから自分たちの話をしていれば、親はアドバイスとともに「私たちの場合はね…」と、自らの状況を話してくれることもあるかもしれませんね。

■その6:話すタイミングも重要
基本的にはみんなが集まる日=週末や休日などが適しています。
日ごろの軽い団らんに加えて、できれば年に1回は、親と自分自身の財政状態を話し合う場を作りましょう。そして、次の年に向けてのプランを作り、毎年レビューできれば、より安心です。

親とどのように「お金」の話をするかは、皆さんの置かれている状況によっても大きく変わってくるでしょう。しかし、間違いないことがひとつあります。それは、「お金」という重要なテーマを正直に包み隠さず話すことは、必ずあなたと親との絆を深めるということ。

「お金」について話すことは、親をより理解することにほかならないのです。
 
 
 
(高橋智恵)

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