自分のセンスに自信がない…。そんなときは「映画」を真似てみる!【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #6】

Woman.excite / 2016年7月28日 11時0分

写真

理想の部屋を思い描く女性

「インテリアのセンスを高めるためにどうしたらいいでしょうか?」と時々聞かれることがあります。多くの人は子供時代、家族と実家に住んでいるので家具選びは親のセンスに左右されます。


(c) gstockstudio - Fotolia.com


また学生時代や社会人になって一人暮らしを始めても、それほど住まいにお金をかけられず、実用的なものしか買わなかったという人も多いかもしれません。

さらに結婚して子供ができれば、子供中心の生活とインテリアになりがちで、なかなか自分の理想の部屋について考える時間は少ないかもしれません。

でも、インテリアセンスを少しずつ磨くことは、それほど難しいことではありません。意識すればお手本はそこかしこにあります。意識するかしないかだけの問題です。

■映画に学ぶ、憧れのインテリア
私のインテリアのお手本のお気に入りのひとつは「映画」です。映画の場合、作り手側に立って考えるとわかるのですが、とにかく背景となるインテリアは登場人物にリアリティを与えるためにとても重要なので、細心の注意をもって作り込まれています。

映画を鑑賞中の男女

(c) Syda Productions - Fotolia.com


もちろんインテリア雑誌も好きでよく読みますが、私はあまりきれい過ぎる部屋が好みではないので、新しい家具だけでコーディネートされた部屋にはいまいちピンと来ません。

実際に人が住んでいるお部屋のサンプルが載っているページを見るのも好きなのですが、時々、お手本としてはリアルすぎる(生活感があふれ過ぎてしまう)場合もあります。映画はそのさじ加減が絶妙なのです。

登場人物の人柄やライフスタイル、生き方をよりリアルに見せるため、架空の部屋でありながら、雑誌や写真集にはない、しっかり作り込まれたインテリアを見ることができるのが映画なのです。

■マイク・ミルズ監督『人生はビギナーズ』
インテリア的におすすめ映画はたくさんあるのですが、ぱっと今、私の頭に浮かぶ好みのインテリアは、マイク・ミルズ監督の「人生はビギナーズ」。

『人生はビギナーズ』

マイク・ミルズという大好きなデザイナーが作った映画だけあって、主人公が父親と住んでいた家も彼の勤めるデザインオフィスの内装も、また乗っている愛車や飼っている犬種、彼が想いを寄せる女の子の服装まで、スタイリッシュで統一感があり、絶妙に力が抜けていて、とってもおしゃれ。

ストーリーも感動的ですばらしく、何よりインテリアが素敵で参考になります。



■ペドロ・アルモドバル監督『トーク・トゥー・ハー』
またペドロ・アルモドバル監督の一連の作品のインテリアも好き。中でもお気に入りは「トーク・トゥー・ハー」。

ヨーロッパのクラシックさと今どきのモダンさがミックスされた美しく理想的なインテリア。特にファブリックの使い方、窓から入る光、ベランダ、窓周りのたたずまいなど、緻密に計算されていて、いつか家を建てることになったらこんな風に窓辺にこだわったお部屋を作りたいと思わせてくれます。

『トーク・トゥー・ハー』

この映画は主人公がインテリア好きということもあり、本当にため息ものの美しさなのです。

ほかにもたくさんありますが、映画はストーリーを追って観てしまう(洋画の場合、字幕を読む人が多いと思いますし)ので、背景となるインテリアにまで、意識が向かないという人は多いのではないでしょうか?

私もそうなのですが、そんな人におすすめなのは、家で映画を見る時にテレビではなく、パソコンで見ること。

これは気になるインテリアのシーンが映ったら一時停止ボタンを押してケータイでパソコン画面を撮ってストックするという、実にアナログな方法のためです。

■インテリアの参考用に映画を選ぶ方法
ケータイで撮影したパソコンの画像は決してきれいではないのですが、かなりインテリアの参考になります(もちろんテレビ画面を撮ってもいいのですが、操作と距離感がパソコンのほうが断然楽!)。

インテリアの参考にする映画の選び方としては、あなたがすでに好きなお部屋のテイストがあるなら、それに合った場所や年代を舞台にした映画を選ぶこと。

たとえば、70年代のLA的なインテリアやデザイナーズ家具が好きなら、そうした時代背景を持つ映画を選べばたくさん出てきます。

また東海岸的、NY的なものが好きなら(マンハッタン風味かブルックリン風味かでも選ぶ映画は違ってきますが)、昔の作品も現代のものも多くの映画にあふれています。

パソコン画面をのぞく女性ふたり

(c) gstockstudio- Fotolia.com


もちろんロンドンやパリを舞台にしたヨーロッパ映画もいいですし、ベトナムや香港などアジアの国を舞台にしたものも勉強になります。

そして意識して見ると、映画の中にはこんなに多くの素敵なインテリアサンプルがあるのだと驚かされるはず。そんな視点で映画を楽しむのもよいものです。

ストーリーを追って観るのではなく、家具や雑貨、間取り、照明に至るまで、とことんインテリアを意識して映画を観てみてください。映画の新しい楽しみ方が広がるだけでなく、自然とインテリアセンスも磨かれていくと思います。
◇Asami's Answer◇
理想のインテリアは「映画」に学ぶ!


・『人生はビギナーズ』 
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%83%93%E3%82%AE%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%BA-DVD-%E3%83%A6%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%BC/dp/B00812TYJ2/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1469690815&sr=8-1&keywords=%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%83%93%E3%82%AE%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%BA

・『トーク・トゥー・ハー』 
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC-DVD-%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/B00QRMD2SC/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1469690767&sr=8-2&keywords=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%8F%E3%83%BC


 
 
 
(坪田あさみ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング