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洗いすぎに注意して! 「皮膚常在菌」と上手に付きあって肌の調子をととのえよう

Woman.excite / 2016年7月21日 20時0分

洗いすぎに注意して! 「皮膚常在菌」と上手に付きあって肌の調子をととのえよう

ママにキスをする子ども

私たちの皮膚の上には、たくさんの「菌」が存在しています。その数は1兆個以上ともいわれ、石けんなどで洗っても完全に消えることはないのだとか。


© JenkoAtaman - Fotolia.com



菌には汚いイメージがあるかもしれませんが、じつは美肌づくりにはなくてはならないものなのです。

■肌は「菌」によって守られている
肌の上に存在する菌のことを「皮膚常在菌」といいます。表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌、アクネ桿菌、マラセチア菌、白癬菌(カビ)などが存在し、顔だけでなく、手や体など、いたるところに皮膚常在菌がいるそうです。

これらの菌には、花粉などの刺激から肌を守る役割があります。たとえば、表皮ブドウ球菌には、皮脂膜をつくって皮膚表面を弱酸性に保つ働きがあり、カビなどが増えないようにしているそう。

こうした皮膚常在菌が減ってしまえば刺激に弱い肌になってしまいますが、増えてしまうとニキビなどの原因になることも。肌荒れや乾燥などのトラブルを抱えている人は、皮膚常在菌のバランスが崩れているかもしれません。

このように、私たちの肌を守る役割もある皮膚常在菌。肌をよい状態に保つためには、上手に付きあっていくことが大事です。

■「洗いすぎない」ケアを心がける
芸能人のトークから、「石けんなどの洗浄剤を使わないケア」が注目されたことがありますが、これも皮膚常在菌を守るケアのひとつ。現代人は肌に必要な皮脂まで落とそうする傾向があり、皮膚常在菌も洗いながしてしまうそうです。

汗などのベタつきは、シャワーや入浴でも洗いながすことができます。激しい運動をせず、穏やかに過ごした日は洗浄剤を使わない日があってもいいかもしれませんね。

ただし、メイク用品はきちんと落とさなくてはいけない「汚れ」です。クレンジングをしっかりし、ふだんの洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗うようにしましょう。

指が肌にふれないよう、泡を転がすように洗うのがポイントです。敏感肌の場合は、肌に泡をのせて1、2分おいてから洗いながすだけでも必要な汚れが落ちるといわれています。これは顔だけでなく、体も同様です。

石けんや洗顔フォームを泡立てるときには、空気をたっぷり含ませます。手が汚れていると泡立ちが悪くなるので、きれいに洗っておきましょう。洗顔ネットを使えば、簡単にリッチな泡をつくれます。



■皮膚常在菌は体臭にも影響する!?
膚常在菌は、皮脂や汗をエサにしています。適度に汗をかくことも、美肌のためには必要なことです。汗をかいた日は念入りに体を洗いたくなるものですが、洗いすぎには注意しましょう。

必要な皮脂まで洗いながしてしまうと、皮脂膜をつくる表皮ブドウ球菌が作用しにくくなってしまうともいわれています。すると、アンモニアなどを発生させる黄色ブドウ球菌などが繁殖し、体を洗っているのに体臭が強くなることもあるのだとか。

目には見えないけれど、私たちの周りにはたくさんの菌が存在しています。ときには悪さをすることもありますが、上手に付きあっていけば肌を守ってくれる頼もしい存在です。美肌の味方になってくれるよう、正しく育てていきたいですね。
 
 
 
(丸部りぃ)

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