Vol.6 住宅ローンの返済期間は、どう決める?
Woman.excite / 2016年8月16日 6時0分
●連載の目次はこちらから●
© beeboys - Fotolia.com
住宅ローンのマッピングが頭に入って、金利の大枠についても把握した。そうなると、残すは「住宅ローンの返済期間を、どう決めるか?」という問題だ。引き続き、住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーの浅井秀一さんに、お話を伺った。
■住宅ローンは60歳~65歳で完済が理想
多くの住宅ローンの最長返済期間は35年で設定されている。しかし、仮に40歳で住宅を購入し35年返済を選ぶと、完済は75歳。ローンの残りを一括返済するために退職金を使ってしまうと、最悪の場合、その後は年金だけで生活することにもなりかねない
「住宅ローンの返済は、定年を迎える60歳~65歳くらいまでに終わらせる計画を立てるのが理想です」(浅井さん)
■返済期間の設定で違ってくる返済総額
返済期間を長くすれば月々の返済額が減るので、さしあたっての生活は楽。けれども、返済期間を短くできれば、下記のごとく返済総額は少なくなる。
■金利上昇リスク軽減の効果も
また、下図の「変動金利型」や「固定金利選択型」のローンの場合は、返済期間が短いほど、将来的な金利上昇リスクを抑えることができる。
■「とりあえず35年で」はNG!
「今の生活を大切にしたいから、長期間で返済にする」「リスクを軽減したいから、ちょっと返済は頑張ってみる」など、人によって選択は違ってくるだろう。
「35年借りられるなら、とりあえずそれで」というのではなく、返済期間は自分のライフサイクルや価値観を反映しながら、選びたいものだ。
次回は、「フラット35」の賢い利用方法について、住宅ローンのプロに聞いてみよう。
(楢戸ひかる)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
安易に借りると最悪「自己破産」になるケースも…住宅ローンを組むうえで守るべき「5つの鉄則」【FPが助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月14日 7時15分
-
年収だけで「家の購入額」を決めるのは危険…必ず知っておくべき〈住宅ローン〉で”無理なく完済できる”月々の支払額、“やってはいけない”返済方法
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月13日 11時45分
-
62歳で住宅ローンが「1000万円」残っています。利上げの可能性があるなら「退職金」の残りで繰上げ返済したいのですが、なにか“リスク”はあるでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月13日 10時0分
-
家を購入したのですが、ローンの返済が難しくなってきました。毎月「10万円」のローンを「8万円」程度に抑えられる方法はありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月10日 21時0分
-
【住宅ローン】「結局、頭金っていくらにすればいいの?」住宅ローンの頭金を決める計算式を公開!
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月22日 9時0分
ランキング
-
1「SHOGUN」エミー賞受賞を喜ぶ人と抵抗ある人 日本人がアメリカで最多受賞した本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
2「高齢者に炭水化物は毒」は大ウソである…長寿国では「パン、そば、うどん」をもりもり食べている事実
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 15時15分
-
3「ぜんたーい、止まれ!」その入場行進なんのため? 元体育主任が語る、運動会で廃止すべきこと3つ
オールアバウト / 2024年9月20日 20時35分
-
4朝食前に歯を磨かない人は「糞便の10倍の細菌」を飲み込んでいる…免疫細胞をヨボヨボにする歯周病菌の怖さ
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 14時15分
-
5メルカリで「マイナス評価」が1つでもあったら売れなくなる? 購入を敬遠される可能性も……
オールアバウト / 2024年9月20日 20時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください