今日からはじめよう! これが「正しい水の飲み方」
Woman.excite / 2016年10月3日 21時0分
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大人の体の約6割は、水分でできています。しかし、加齢とともに少なくなる傾向にあり、高齢になると約5割にまで落ちてしまうそう。
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体内がかわくとどうなってしまうのか、水分量をキープするにはどうすればいいのか。考えていきましょう。
■1日にどのくらい水を飲めばいいの?
私たちは飲料水だけでなく、食べものや呼吸などによっても水分を補給しています。
厚生労働省のポスター「健康のため水を飲もう講座」によれば、60kgの成人男性の場合、1日の水分摂取量は2.5L(食事1.0L、体内で作られる水0.3L、飲み水1.2L)、1日の水分排出量も2.5L(尿・便1.6L、呼吸や汗0.9L)とのこと。
これをもとにすれば、毎日、水を1.0~1.5Lは飲んだほうがいいといえるでしょう。女性は男性とくらべて脂肪量が多いため、水分量も少なめといわれていますが、成人の1日あたりの排尿量は1~1.5Lといわれており、上記の数字は目安にはなると思います。
ただし、尿や汗の量は、摂取した食べものや気温によっても異なるもの。いっぱい汗をかいた日は多く補給したほうがいいですし、スープなどで食事から水分をたくさんとった日は、水を飲む量を調整してもいいと思います。
自分の体にどのくらい水分があるのか調べるには、体組成計が便利。体内の水分率をはかるもので、いわゆる「H2O」としての水だけではなく、細胞内液や細胞外液、血しょう、血液などを総合して計測するのが一般的です。
加齢とともに水分量が減ってしまうのは、老化によって細胞内の水分が少なくなるからといわれています。細胞のアンチエイジングのためにも、意識的に水を飲みたいですね。
■水分不足が招くトラブル
体内の水分量が減ってしまうと、まず考えられるのが脱水症状。のどがかわいて、めまいなどが起きるのが初期症状で、さらにひどくなると意識障害を起こすことも。
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体内の水分が20%失われると死に至ることもあるほど、私たちの体にとって、水は大事なものなのです。
また、水には血液の流れをスムーズにし、老廃物を流す働きがあります。体温を調整するにも欠かせない要素です。
脱水症状とまでいかなくても、水が不足すればこれらの作用が機能しなくなり、肌荒れや便秘、冷え性などのトラブルを招いてしまいます。
だからといって、たくさん飲めばいいわけではありません。過剰にとればむくみの原因にもなりますし、新陳代謝を悪くする原因にもなるのです。胃腸の働きが悪くなる場合もあるので、なにごとも「ほどほど」が一番です。
■効果的な水の飲み方
体内の水分量をキープするには、意識して水を飲むようにすることが大事。一度に大量に飲むのではなく、こまめにとるようにするのが効果的です。
のどがかわいたときはもちろん、体の水分が失われがちなタイミングで飲むように心がけましょう。寝起きや寝る前、お風呂や運動の前後にコップ1~2杯の水を飲むといいといわれています。
また、お酒を飲んだ後にも水を飲むといいようです。お酒も水分ではありますが、利尿作用が働いて、飲んだ量よりも排出する量のほうが多くなってしまうこともあります。飲み会ではお酒の隣に水の入ったコップを置いておき、交互に飲むこと、そして帰宅後にも水をとるようにすると、水分不足を防ぐことができます。
水分補給のために飲むなら、冷たい水よりも常温で。冷え性や代謝アップを目指すなら、白湯にして飲むといいでしょう。
「毎日1L以上の水を飲んだほうがいい」ということは漠然と知っていても、意識して飲むことはなかった…。そんな人も多いかもしれませんね。でも、こうして理由や詳細が明確になれば、すぐにでも始められると思います。
(丸部りぃ)
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