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これからのお金、子育て、不安…困ったときに相談できるところ【夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと 第6回】

Woman.excite / 2016年11月20日 19時0分

これからのお金、子育て、不安…困ったときに相談できるところ【夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと 第6回】

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ママにとっては、あり得ないほど「大変なこと」である夫の突然死。その大変さをひとりで抱え込まずに、「困った時の相談窓口」を頼ろう。

© beeboys - Fotolia.com


「困ったケース」別相談窓口をフィナンシャル・プランナーの内藤浩介さんに教えてもらった。

■遺族年金の手続きの方法や、年金額を知りたいとき
⇒社会保険労務士に相談
社会保険労務士は、年金など社会保障制度についての専門家。
個人でも「年金額を知りたい」、「年金の手続きがわからない」などの場合、相談に乗ってくれ、遺族年金などの手続き代行の依頼もできる。報酬が発生するので、無料で相談したい場合には、社会保険事務所へ。

社会保険事務所は、公の機関なので相談は無料。

「ただし、(担当者の)当たり、外れはありますね。『一度行って納得できなければ、二度以上行く』、くらいの気概を持って相談に行ってください」(内藤さん)。

■病院の治療費の相談をしたいとき
⇒ソーシャルワーカーに相談
病院の入院費などの相談、健康保険制度の手続きの仕方などは、かかりつけの病院に勤務している医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)が相談に乗ってくれる。

■子育てや介護の相談をしたいとき
⇒自治体の担当窓口に相談
自治体では、さまざまな相談・支援を行っているので、担当部署がわからないときは、受付でたずねてみよう。また、専門家による無料の法律・税務相談も開催している。まずは家庭に配布される広報誌やホームページなどを確認のうえ、問い合わせを。

■生活資金を借りたいとき
⇒社会福祉協議会に相談
社会福祉協議会は、地域の社会福祉活動を推進することを目的とした非営利の民間組織。この社会福祉協議会では、低所得世帯、障がい者世帯、高齢者世帯の状況や必要に応じて資金を貸与してくれる。

たとえば、就職に必要な知識・技術などの習得や、高校、大学への就学、介護サービスを受けるための費用なども貸付の対象となる。

「連帯保証人がいない場合でも貸付けを受けることができるので、経済的に困窮した場合は相談してみてください」(内藤さん)

「夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと」としてまとめてきた特集も、今回が最終回。最後に、内藤さんからのメッセージをお伝えしよう。

「あなたの人生は、まだたくさんの時間が残されています。いまはまだつらいでしょうが、亡くなられた夫の分も、生き抜いてください。あなたを支えてくれる人も、あなたを支えてくれる制度も、周りにはたくさんあるのですから」
■今回取材にご協力いただいた内藤浩介さんの著書


『夫が亡くなったときに読むお金の話―あなたの生活を守る届出と手続き』
(内藤浩介/東洋経済新報社 本体1,400円+税)
Facebook:内藤浩介さんFacebook

(楢戸ひかる)

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