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「情熱大陸」出演の舞台ウラ! 絵本作家のぶみ【第1回 ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビュー】

Woman.excite / 2016年11月11日 19時0分

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人が憧れるステージで活躍する大人って、どんな子ども時代をすごしたのでしょうか? 夢を叶えた大人はどんな風に育てられたのか、人生まだまだヒヨっこのちゃずがインタビュー!

第一回は絵本作家のぶみさんのアトリエへ取材にいきました。のぶみさんは著書の「ママがおばけになっちゃった」が54万部突破、NHKおかあさんといっしょでイラストを描いたり、とくダネ! や、情熱大陸など様々なメディアで取り上げられている大人気の絵本作家さんです。


のぶみさんプロフィール
・1978年東京都生まれ。絵本作家
・代表作「ママがおばけになっちゃった」「ママのスマホになりたい」「ぼく仮面ライダーになる !」シリーズ
・内閣府子ども・子育て支援制度「すくすくジャパン」キャラクターロゴ制作。福島応援キャラクター「あたまがふくしまちゃん」、愛知県瀬戸市キャラクター「せとちゃん」、 パルシステムにんじんくだものジュース「キャロットさん」制作
・情熱大陸(毎日放送)11月13日(日)23時出演予定。
・最新作「いのちのはな」発売中


ちゃず─ のぶみさんは、どんな子ども時代をおくっていたのですか?

のぶみ─ 小学校の頃のぼくは、いじめられていて学校を休むことばかり考えていた。自殺未遂を2回も経験した。とにかく学校が大嫌い! その反動で、高校生になると、チーマーや暴走族160人の総長をやっていました。夜家を出て、悪い事して、朝6時にかえる生活。



ちゃず─ ・・・!!! 今の、のぶみさんから想像がつかない!その時お父さん、お母さんはどんな反応だったんですか?

のぶみ─ 両親は牧師をやっていたからか、どんな悪いことをやっても「あなたは良い子」と言い聞かされていた。



ちゃず─ えー!! 怒られなかったのですか。

のぶみ─ うん。いじめられてた時代は、お父さんもお母さんも教会で忙しいから、心配かけたらいけないと思って、いじめられてもなにも話さなかった。

その反動で、悪さをして警察にも何度か捕まってしまったけど、お母さんは一度も警察署へ迎えに来なかったし怒らなかったんです。お母さんの財布からお金をとろうとして見つかった時でさえ怒られなかった。



ちゃず─ ほんと。なんで怒らなかったんだろう? お仕事が忙しかったからですか?

のぶみ─ それが、僕も今までずっとわからなかった。何で、悪さをしても怒らなかったのか? でも、情熱大陸の取材の終盤でいろいろわかったことがあったんです。(これは放送されないと思いますが…。)


情熱大陸での撮影ウラ話、お母さんからの予想外の言葉とは‥
のぶみ─ 情熱大陸のインタビュー中にお母さんの口からは信じられない言葉が出てきました。「のぶみは小学生のとき、みんなと仲が良くて、友達がいっぱい居て…」と話しはじめたんだよね。 違う人の話でもしてるのか? って思うくらい。(笑)




のぶみ─ 「お母さん何言ってるの!?」僕がいじめられていたことや、悪さをしていたことをいくら話しても「あなたは忘れているの。」の一点張り。撮影現場は、変な空気になってしまいました。

撮影後、お母さんからメールが届いた。「テレビでいろんな人に知ってもらうのに、のぶみのマイナスイメージな面を見せたくなかった。だから、いじめられていたことや、悪さをしていたことを隠したかったのよ」と。

それを聞いて、今まで「あなたは良い子だから」と言われていた意味がわかった気がした。お母さんの中で、悪かった僕はいなかったことにしたかったんだ‥と。

子どもの頃の僕は、お母さんに振り向いてもらいたくてどんどん悪さをしていたんだと思う。

ちゃず─ お母さんと話さないとわからなかったことですね。
 
 
お母さんとの出来事が自分の作品に影響していること
この出来事があって、改めて考えてみると。例えば「ママがおばけになっちゃった」では、「ダメな ところが たまらなく すきだった。だって、あたしに そっくりなんだもん。」というセリフがあります。それは、きっと僕がお母さんに言われたかった言葉なんだと思う。



“いい ところも すきだけど、 ダメな ところが たまらなく すきだった。 だって、あたしに そっくりなんだもん。“  「ママがおばけになっちゃった!」/のぶみ (著)/講談社 より引用



のぶみ─ 「ママのスマホになりたい」では、 「だいすきな ママが キライに なりそうな ぼくが キライなんだ。」というセリフがあります。それは、お母さんが僕に対して思ってた事なんだと思った。



“ママが みてくれないと、ぼくは いなくても いいような きもちに なっちゃうよ。だいすきな ママが キライに なりそうな ぼくが キライなんだ。 だから、ママの スマホに なりたいです“  「ママのスマホになりたい」/のぶみ (著)/WAVE出版/ より引用


ちゃず─ のぶみさんの中でお母さんはとっても大きな存在なんですね。

のぶみ─ 子どもって親だけは自分のことが好きなんだ! と思っている。だから親が自分をみてくれないと、不安になる。「叱られてもほめられても、みてもらいたい。」僕は、お母さんのことを悪いとは思っていないし、お母さんなりの愛し方だと受けとっていたけど‥。

お母さんが自分の子のありのままを認めてくれたら、もっと前に進める子が多いと思う! 家の中に、安心感があるといろんなことに挑戦する子どもになる!

ちゃず─ ダメなところも、ちゃんと認めてあげてほしいってことですね。あと、わたしもダメなところがいっぱいあるけど‥のぶみさんを見ていたら、ダメなところを無理に隠さなくても良いと思えました!




ちゃず─ 急に何が始まった?! と思ったら‥ウーマンエキサイトに向けて、イラストを描いてくださいました!


ちゃず─ 最後まで、目の前の人を喜ばせることに一生懸命な、のぶみさんの姿に感動した1日でした。最新作の絵本「いのちのはな」は、まさに今回お話を聞いた、過去の悪い事も嫌いだったあの人のことも、すべてあってよかったと思えるような絵本。
情熱大陸の密着取材9か月で生まれた最新作「いのちのはな」のぶみ (著)/KADOKAWA

情熱大陸の密着取材9か月で生まれた最新作「いのちのはな」のぶみ (著)/KADOKAWA


 
 

のぶみさんの絵本は、特殊な経験をしてきたのぶみさんにしか描けないもの。でも、その絵本に共感してしまうのは、のぶみさんがありのままの自分を絵本の中でもさらけ出しているからなのでしょう!


おまけのヒヨっこ4コマ漫画



 
 
(ちゃず)

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