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報われないと感じる気持ち どうしたら抜け出せる?【心屋仁之助 塾】

Woman.excite / 2016年11月15日 7時0分

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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「報われない気持ち、どうしたら抜け出せる?」という、あーママさん(45歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。



■あーママさんのお悩み
5年前に離婚し、子供3人と生活しています。

離婚の原因は、元夫の浮気(本気)、借金、言葉の暴力、そして仕事を転々とすること…。

子どもが大人になるまでは、と思い十数年ずっと我慢してきました。でも、元夫に何度目かの女の影が…。それを機に離婚の話が進みました。精神的にも肉体的にもボロボロ、早く楽になりたかった私は、離婚に踏み切りました。

当然、慰謝料・養育費はもらえません。私は仕事をかけ持ちし、現在も休みなく働いています。 その間、元夫は自由で子供たちと連絡を取り、良い父親のふりをしています。ふりというのは、子どもとごはんに行っても割り勘・交通費を出させているのです。

そして先日、再婚したらしいのですが、今までどおり子どもたちと連絡を取り合い、楽しそうです。再婚相手にも子どもたちを会わせているようです。

私は苦労の連続だったのに、旦那は幸せそうにしている…。過去を恨んでもしかたないと思いながら、傷つくことばかりです。一生懸命働いて、自分のことは二の次にしてきたのに。

元夫にはイライラし、働きすぎだと心配してくれる親にはあたってしまう。最近では、元夫と普通に電話で話をしている子どもにさえ、何で? と嫌悪感。すべて考え方がマイナスで苦しいです。

こんな自分が嫌いです。どうしたら苦しくなくなるのか、教えてください。

■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんより
あーママさんこんにちは。心屋塾坂崎ひでこです。

仕事をかけ持ち、3人の子どもの世話。自分の時間どころか、睡眠時間も削ってがんばっていらっしゃるのではないでしょうか。

精神的にも、肉体的にもボロボロで、楽になりたくて離婚したのに、すべてマイナスで、ちっとも楽にはなっていない現状。その状況では、いろんなことを恨み、のろいたくもなりますよね。

そんな恨みつらみ、自分の中にあって当然。そんな自分を嫌いになる気持ちはわかりますが、「恨みがあってあたりまえ。あっていい」と思ってみていただけますか?
 
 

ここで、私の話をしますね。私は、離婚をしたとき、うつで、ほぼ寝たきりで、無職無収入でした。持っているのは、わずかな貯金のみ。調停後、養育費の送金はありましたが、裁判所が彼の収入から算出した額の最低ライン、もしくは、下回る額。当時は、たいそう腹立たしい思いをしました。

が、後から思うと、彼の送金額は、私の望み通りでした。

もしも、彼が、じゅうぶんな送金をしたら。
もしも、彼が、自分の生活を犠牲にしても子供の生活費を優先したら。
彼は、立派な父親になってしまいます。

子供を守ろうとする、たくましい父親。
そんな立派な父親だと、私が困る。
そんな立派な父親と離婚した私が悪いみたい。

子供たちを見捨ててはいない、けれど、腹立たしい送金額。

それは、私には、ちょうどいい。
あんなひどいことをした奴を、悪者にしておける。
そして、再婚して幸せそうな元夫を恨みました。

また、当時の私は、元夫がお金を出さなくてもいいようなお願いの仕方をしていました。
「無理にとは言わないけど、増額を検討できる余裕ありませんか?」みたいな。
当然、返事は、「余裕はない」。

これを聞いて、あーママさんは、どう思いますか?

そして、今まで正しいと思ってやってきた
「一生懸命働いて、自分のことは二の次」というやり方。

これを続けると、どうなると思いますか? 

このやり方を続けると、「今の状況」が続くことになるのです。

どうしましょうか? 正しい(と思ってきた)道を歩き続けますか? それとも、元旦那さんの歩いている道(あーママさんには、非道に見える道、だけど、楽しそうな道)を選びますか?
 


否定すればするほど、その状況が目の前にやってくるという法則があるようです。

暴力暴言、借金、仕事を転々…

これらは、

・人に迷惑をかける
・自分の気分が優先、わがまま
・無責任な行動

ですね。

元旦那さんの非道に見える行動は、あーママさんが、もっと無責任でわがままで、人に頼って、手を抜いて、自分のことを一番優先してもいいよ、という合図に見えます。

無責任なくせに、子どもたちと仲がよさそうな元旦那さんに腹が立つということは、あーママさんが、「うらやましい、私もそうしたい」と思っているということでもあります。

仕事減らすなんて、そんなの無理、と思うかもしれません。
すぐにできなくても、「そんな無責任なことをしてもいいらしい、それでも大丈夫らしい。」と、思ってみてください。

元旦那みたいになってもいい。
無責任でもいい。
自分のこと優先でいい。

そんな言葉を、お経のように、唱えていると、ガチガチに固まったものが、ゆるんできますよ。


・このカウンセラーのブログを読む

 
 

(坂崎ひでこ)

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