親の家が危ない! 事故を防止するためにすぐにできること
Woman.excite / 2017年2月17日 19時0分
![親の家が危ない! 事故を防止するためにすぐにできること](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/womanexcite/womanexcite_E1487139599201_0-small.jpg)
最近は、いくつになっても元気でハツラツとしているじいじ・ばあばが多いですが、それでも歳を重ねるにつれて、体力・身体能力は少なからず衰えていくものです。
とくに家庭内での転倒・転落には注意が必要。ちょっとしたケガが引き金となって、あっという間に老け込んでしまう…なんてケースも珍しくないようです。親の家のリスク管理も早めに行いましょう。
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■階段事故の注意点
階段での事故は大きなケガにつながりやすいため、とくに注意が必要です。「うちの両親はまだ若いから、階段から落ちるなんて…」という人もいると思いますが、少しずつ筋肉が衰えはじめる中高年にも階段事故は多いそう。
慣れているはずの自宅・マンションにある階段でも、ちょっと油断した瞬間に足を踏みはずす…というケースは珍しくありません。
家に階段があれば、事故のリスクをできるだけ軽減できるよう対策を講じておきましょう。まずは、手すりの有無・強度をチェック。いざというときにしっかり両親を支えてくれる、十分な強度を持った手すりを取りつけておくと安心です。
また、照明が不十分で足元が見えにくい場合は、転倒・転落リスクが高くなります。照明があるにも関わらず、点灯させずに階段を上り下りしてしまう人も多いため、人感センサーつきの照明を取りつけておくと安心です。
家庭内の階段にはよく滑り止めが取りつけられていますが、じつはこれも要注意。滑り止めの凸凹が大きすぎると、つまずく原因にもなり得ます。凹凸はできるだけ小さく、かつ十分な効果が得られる滑り止めを選びましょう。
■床の注意点
とくに危険なポイントがなさそうなリビング・ダイニングでも、転倒事故は起こります。その原因のひとつとなるのが、フローリングの床。滑りやすいと感じたら、滑り止めワックスを塗るなどの対策を講じておきましょう。
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また、絨毯(じゅうたん)、カーペットやラグマットの端の部分は、つまずきやすいポイントです。フローリング・畳の上にラグマットなどを敷いている家庭は要注意。端の部分が頻繁に通る場所にないか、チェックしておきましょう。
■コード類の注意点
夏場は扇風機、冬はストーブや加湿器、テレビ、携帯電話の充電器、パソコンなどなど…。生活スペースの中にいろいろな家電が登場する現代の暮らしでは、その「コード」にも注意が必要です。
頻繁に通る場所の足元にコード類があると、転倒事故のリスクが高まります。コード類はできるだけ部屋の端の方にまとめられるよう工夫しましょう。
どうしても配置しなくてはならない場合は、床に固定するなどの対策をしておくと安心です。
■段差の注意点
浴室・玄関などの段差がある場所も、転倒事故が多いスポットです。段差をなくしてフラットにしたい…ということになれば、リフォームが必要かもしれません。ただ、そのためには時間もお金もかかってしまいますので、まずはできる対策から考えてみましょう。
たとえば、玄関を上がったところにマットを敷いていると、それにつまずいて転倒するケースもあるようです。どうしても必要な理由がなければ、玄関マットの使用は控えた方がいい場合も。
また、マットが滑ると危険ですので、滑り止めがついているマットを使用するなども検討しましょう。
■転倒を防ぐためには
親が自宅で安心して過ごせるように、子どもが家に訪れたときは、気にかけたいですね。
<家庭内での事故防止のポイント>
(1)階段や廊下に手すりを付けることなどを検討しましょう。
(2)自分の足に合ったルームシューズなどを使うようにしましょう。また、敷居にはミニスロープを設置するなど、足元に十分気を配りましょう。
(3)脚立・踏み台を使わないと取れないような高い場所に物を置かないようにしましょう。
(4)夜中にトイレにいくときなど、足元が暗いと危険です。人感センサー付きの足元灯などを利用し、段差がよく見えるようにすると良いでしょう。
出典:「あしもとに注意!~高齢者の事故防止マニュアル~」(PDF:2,954KB)
「うちの両親は、まだ元気だから大丈夫」と思う人もいるでしょう。しかし、両親が元気に動けている今、しっかりチェックしておくことが大切。こうした対策をしておけば、子どもが遊びに行ったときの安全対策にもつながるはずです。
<参考サイト>
・東京くらしWEB「シニア世代の身の回りの事故防止ガイド」(PDF:3,070KB)
・東京くらしWEB「あしもとに注意!~高齢者の事故防止マニュアル~」
(森川ほしの)
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