お片づけプロの家はどうしてる? "新1年生仕様"のリビングスペースづくり
Woman.excite / 2017年3月8日 19時0分
![お片づけプロの家はどうしてる? "新1年生仕様"のリビングスペースづくり](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/womanexcite/womanexcite_E1488851476201_0-small.jpg)
ランドセルにデスク、教科書、文具…などなど、子どもが小学生になるタイミングでは必要なモノも増えます。限りあるスペースにどうやって収納するか、迷っている方がいらっしゃるかもしれません。
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そこで、この春新1年生になるお子さんがいるお片づけのプロ、本田和さんのご自宅におじゃまし、子どもが使いやすい&片づけやすい学用品の収納方法を実際にお見せいただきました。
本田和(ほんだ・かず)さん
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1488851476201/1488943375_2.jpg)
パーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。6歳、4歳、2歳のお子さんのママ。
まねしたいアイディアがたっぷりです!
■リビング学習をすっきり!
初めてお子さんが小学生になるにあたり、本田さんがまず考えたのが勉強をどこでするか。
子どもたちは、家ではほとんどをリビングで過ごすことと、先輩ママのアドバイスなど総合的に考えた結果、勉強部屋やデスクはあえて用意せず、「リビング学習」スタイルをとることにしました。
・子どもにとって使いやすいこと
・省スペースで、リビングに溶け込むこと
この2点を軸に、リビングの一角に学用品スペースを設けました。それがこちら。
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1488851476201/1488943375_3.jpg)
お子さんが小学生になるタイミングで買い足した家具は、写真のオープンラックのみ。半畳にも満たないコンパクトなスペースに、お片づけのプロならではの工夫がたくさんつまっています! ひとつひとつ、見ていきましょう。
●ランドセル置き場:写真A
「モノの定位置を決めるのがお片づけの基本です。
小学生になったばかりの子どもでもかんたんにできるのが『置く』こと。ランドセルを定位置に掛ける方法もありますが、じつは、子どもにとってランドセルのような大きくて重いものを『掛ける』アクションは案外難しくて、結局そのへんにぽいっと置かれてしまうことのほうが多いんです。そんなことを考えて、わが家ではオープンラックに置くだけの方法にしました」(本田さん)
●持ち物・着替え置き場:写真B
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1488851476201/1488943376_4.jpg)
「ラック上のケースには、ランチョンマットや移動ポケットなど、学校で毎日使うものを入れています。
横のカゴは、着替えセットです。わが家では1年くらい前から、『自分が翌日着る服は夜のうちにセットする』を、子どもたちとのお約束にしています。上の子の小学校生活が始まったら、ランチョンマットや移動ポケットもカゴにインする予定です。
この方法にしてから、朝の服選びに時間をとられたり、持ち物準備でバタバタしたりすることが減りました。ママにとっても、朝の時間がとても楽になるはずです!」(本田さん)
●グルーミング・スキンケアグッズ:写真C
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1488851476201/1488943376_5.jpg)
「朝のお支度が一ヶ所でできるように、くしやヘアゴム、日焼けケアクリームなどもセットにしてケースに。必要なものをすべて入れてあるので、うっかり日焼けクリームを塗り忘れた! なんてこともありませんし、親が塗ってあげなくても自分でするようになります。使い終わったらまたケースに戻すだけなので、散らかり防止にもおすすめです」(本田さん)
●空きスペース:写真D
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1488851476201/1488943376_6.jpg)
「これからモノが増えることも考えて、あえて空きスペースもつくっています。今ここにおいてあるのは、辞書と鉛筆削り。じつは、ここにもちょっとしたこだわりが(笑)。
辞書って大きいし、リビングに置くとなるとけっこう存在感が出てしまうんですよね。そこで、インテリアのじゃまにならないよう、表紙に合皮レザーを貼ってリメイクしてみました。
もうひとつこだわったのが、鉛筆削り選びです。毎日使うから電動がいいけれど、コードがあるとコンセントの近くしか置けないな…など、あれこれ考えながら探して、電池式の電動鉛筆削りにたどり着きました。ちょっとしたことですが、買ったものの使えない! を避けるのもお片づけのコツなので、モノを増やす前に活用シーンをじっくりシミュレーションするようにしています」(本田さん)
■子どもの動線をスムーズに
ご覧いただいたとおり、本田さん宅では小学校グッズを1ヶ所にまとめています。実際に子どもの動きに当てはめてみると…。
・学校から帰ったらランドセルをラックに入れ、そのままリビングで勉強をする
・夜に翌日の準備。服やランチョンマット、移動ポケットをカゴにセットし、ラックの上へ
・翌朝はカゴの服を着て、身だしなみを整える
と、子どもがやること、やらせたいことは、ラックの周辺ですべてできるように計算されているのです。「じつはこれが、子どもが自主的に行動するためのコツなんです」と、本田さん。
「親子でルールを決めても、子どもにとってプチストレスなことはやらなくなってしまうものです。
たとえば、コート。玄関のコートハンガーにかけるようにお約束しても、毎回リビングのソファにぽいっと置かれて、結局ママが片づけていませんか? この子どもの行動にも理由があります。玄関って、冬場は冷えますよね。だから、コートを着たまま快適なリビングまで来たくなるのは仕方がないことなんです。このたとえであれば、コートハンガーはリビングの子どもの手が届くところに設置するのが◎。
生活スタイルはご家庭によって異なりますので、子どもの行動とその理由を見ながら、無理なくできるようなモノの置き方、収納の仕方を試してみてくださいね。
お片づけも含め、身の回りのことは子ども本人がやってくれるようになると、子どものためになるのはもちろん、親も楽になります(笑)。最初はママやパパも手伝いながら、ルーチン化できてしまえばこっちのものですよ!」(本田さん)
子どもの使いやすさへの工夫をこらしながら、すっきりはキープされている本田さん宅のリビング。今回お見せいただいたテクニックを、みなさんのおうちの快適空間づくりにも取り入れてみてくださいね!
(コミヤ カホル)
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