【子どもを危険から守るために、今日から子どもに教えておきたい護身テクニック 第1回】「何かヘン」に気づく “状況認識力”をつける
Woman.excite / 2017年4月19日 7時0分
![【子どもを危険から守るために、今日から子どもに教えておきたい護身テクニック 第1回】「何かヘン」に気づく “状況認識力”をつける](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/womanexcite/womanexcite_E1492152951117_0-small.jpg)
入学、進級の春は、子どもの行動範囲が広がる時期。今までは送り迎えをしていても、「学校まで1人で行く」「友人宅や公園に1人で行く」など、成長に合わせて子どもの単独行動も増えていきます。
犯罪に巻き込まれないか、交通事故に遭わないか、地震がきたらどうするか…。子どものことは心配だけど、ずっと一緒に行動しているわけにいかないのも現実。
そんな現代社会で、子どもを危険から守るために一番効果的なのは、子どもに自分の身を守る力をつけること。
護身テクニックの学校をアメリカで創設した、元CIA捜査官のジェイソン・ハンソンが書いた『状況認識力UPがあなたを守る』から、今すぐ子どもに教えておきたい、安心して生きるためのテクニックを2回に分けてご紹介します。
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ジェイソン・ハンソン著/パンローリング株式会社
CIAで活躍し培った護身テクニックを基に訓練学校を設立した著者が危険に満ちた現代社会で、犯罪被害に遭わず、災害時に命を守り、安心して暮らすために必要なテクニックと備えを伝授する本。
■1)「何かヘン」に気がつける子どもに
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ボーっとするのは子どもの特権。だけど、残念ながら場所を選ばないと子どももボーっとできない時代になってしまいました。「気をつけなさい」と何気なく子どもに声をかける親は多いと思いますが、子どもが周囲に注意を払う習慣を身につけられれば、危険回避の可能性はグッとアップします。
著者によると危険な任務を行うCIAでも状況を認識して「いつもと何かが違う」ことに気がつける「状況認識力」が一番役に立ったそうです。
■2)いつもの様子を頭に入れさせる
では「何かヘン」に気づける子どもにするにはどうしたらいいのでしょうか?
せっかくの公園遊びの間にずっと周囲に注意を払えというのは子どもには無理な話。せめて、遊び始めや折々に周囲を見て「いつもはどういう状態か」を把握させることから始めましょう。いつものその場所の様子が頭に入っていないと、いつもと違う状況にも気がつくことができません。
道であれば、どんな人が歩いていてどれくらい人通りがあるか、車はどれくらいの交通量でどこに向かう車が多いか、危険そうな場所はどこかなど……。公園であれば、どんな人や子どもがどんなことをしているかなどです。
いつもの様子が頭の中に入っていれば、普段いないはずの人がいる時、不審な行動を取っている人がいる時などに気がつきやすくなります。
■3)「ながら歩き」は決してさせない
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最近は小学生になるとキッズ携帯を持ち始め、高学年になるとガラケーやスマホを持つ子どもも増えています。電話やメールは意識を携帯電話に集中させるので、周囲の状況に注意を払えなくなります。
障害物に気づかずにつまずいて転んでしまったり、赤信号に気づかなかったり、迫ってくる車や自転車に気づかなかったりと、危険を増やしてしまうのは間違いありません。不審者に見つめられていても気がつけません。大人もついついしてしまう「ながらスマホ」ですが、危険回避のためにも、子どもの見本になるためにも、大人もしないように心がけましょう。
また、「ながら歩き」だけでなく、何かを考えることに没頭したりしていても、周りが見えず危険。子どもにずっと注意を払え、というのも難しい話なので、せめて車の交通量の多い道や人通りの少ない道などより危険で注意を払うべき場所を具体的に伝え、その場所を通る時は必ず周囲に注意を払うように伝えましょう。
■4)状況認識力で「前兆」に気づく
著者によると、犯罪者のほとんどは誰かに行動をしかける前にサインを出すそうです。主なサインは次の3つ。子どもにそのような行動を取る人を見かけ、危険を感じたら躊躇なく逃げることを伝えておくことも大切です。
■犯罪を犯そうとする人が出す 主な3つのサイン
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攻撃対象に選んだら、犯罪者は不自然なほど長くその対象を見つめます。誰かが不自然に長く見つめていることを感じたら、その場を離れるか、助けを呼んで、その視界からはずれるように伝えましょう。
知らない人と歩調を合わせようとするのは不自然な行為なので、もしそういう人がいたら用心するように、子どもに伝えておきましょう。車でも同様です。
複数の人間による犯罪の場合は、1人が声をかけてきて気をそらすのはよくあること。気をそらす作戦もあることを子どもに伝えておきましょう。
むやみやたらに子どもを不安にさせてしまったら、楽しい生活は送れず元も子もありません。教える際には、「怖がりながら暮らすのではなく、安心して楽しく暮らすために必要なことなんだよ」と説明し、より安心して暮らすためのスキルであることを伝えましょう。
(まちとこ出版社)
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