子どもの不調は「ママの手」でケア! 元気がない時は、ココをもんであげよう!
Woman.excite / 2017年6月17日 20時0分
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季節の変わり目は大人も子どもも体調を崩しやすい時期。特に、じめじめとした梅雨時は、気持ちも体調もすっきりしないことが多くなります。そんな時は、ママの手(もちろんパパの手でも!)で触れてあげるケアをすれば、子どもの心も体も元気になるかもしれません。
今日からできる「子どもを元気にする」4つの触れ方を、鍼灸師の高橋みど里先生にご紹介いただきました。すきま時間にできるものも多いので、自分たち親子に合う方法を見つけてみてくださいね。
■そういえば、子どもに触れなくなっていない?
赤ちゃんの時は抱っこしたり、授乳したりする時にいっぱい触れる機会があります。赤ちゃんはママに触れてもらうことが大好き。触れてもらった手のぬくもりから愛されていることを実感し、心も体も健やかに成長するのだそう。
でも、子どもが成長するにつれて、意識して触れ合う努力をしないと、子どもとのスキンシップの時間は減りがちです。「そういえばこの頃忙しかったし、あまり子どもに触っていないな」なんてふと思ったりしませんか?
■子どもにとってお母さんの手は魔法の癒し
触れられてうれしいのは赤ちゃんだけではありません。大人だって、うれしい時に頭や頬をなでられれば幸せな気持ちになるし、悲しい時に抱きしめてもらえば心がやわらぎます。成長して赤ちゃんではなくなっても、子どもは触れてもらってうれしいはずです。
特に原因がないのに子どもがどこか痛がったりする場合は、もしかしたらかまってほしいだけだったり、不安やイライラを抱えていたり、心の問題が関係しているのかもしれません。そのような場合はママの温かい手で触れてあげるだけでも子どもは安心するそう。
今回は、触れ方とそのポイントを教えていただきました。
■触れ方1:爪もみ 血流をよくして免疫力を高めよう
東洋医療では、爪の色や形がその人の健康状態をあらわしていると考えられています。貧血気味の子どもは爪がスプーン状になったり、白っぽくなっていたりする傾向があるそう。爪を一度押してみて、色の戻りが遅い時は指先の血のめぐりが悪くなっていると考えられます。
爪の生え際をもむと血流がよくなり、自律神経を副交感神経優位にしてリンパ球を増やし、手軽に免疫力を高められるそうです。5本の指をまんべんなくもんであげましょう。
■触れ方2:手のひらもみ 手のひらを開くと心も広がる
人間は体に力が入ると、つい手をグーにしてしまいます。グーの形は心を閉ざして戦う姿勢の表れ。パッと大きく開いてあげると、余計な「気」が抜けて、心もリラックスできるそうです。
手のひらの真ん中には「疲労の館」を意味する「老宮(ろうきゅう)」というツボがあります。ここをもむと、心と体の疲れの解消に役立ちます。
■触れ方3:足裏もみ 足裏をもんで疲れをとる
「地に足をつけて生きる」というように、足裏をしっかり大地につけて、大地からエネルギーをもらうことは大切。そのためには、足裏の疲労を取り除くのが一番です。
お風呂あがりに足裏をもんであげましょう。「湧(ゆう)泉(せん)」というツボは全身の疲労(とくに腰、足などの下半身中心)の回復、冷えやむくみの改善に役立ちます。足の疲れをとって、明日もしっかり足を踏みしめられるようになれば、大地からいっぱいエネルギーを取り入れられます。
■触れ方4:背中もみ 背骨の両脇は大切なツボでいっぱい
背骨の両脇には内臓へ影響を及ぼす重要なツボが、同じ幅で上から下まで並んでいるそう。そこを指でなぞるようにしてもむと、一度にたくさんのツボが刺激され、手軽に体調を整えられるといわれています。
また、背骨の両脇をもむうちに、デコボコや片側だけ上がっていたり硬かったり、という不調にも気付くことができるそう。「いつもほおずえをついているからかな」など生活習慣の気付きや予防に役立てられそうです。
できるケアから始めてみるといいですね。雨にもじめじめにも負けず元気に過ごせそうです。
子どもにしてあげるだけでなく、たまには子どもにしてもらうのも、良いスキンシップとなっていいかもしれません。ぜひお試しください。
取材協力
高橋みど里
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師。国家資格取得後、オーストラリアや日本国内で鍼灸マッサージに従事。現在は障がい児向けの訪問医療マッサージ『cocoroll』も手がける。著書に『お灸で冷えとり』『子育てをラクにする魔法のツボ』、共著に『とつきとおかの安心ママ手帳』がある。
cocoroll http://www.cocoroll.com/
(まちとこ出版社)
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