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子育てに協力しない夫が、育児の大変さを思い知った日【コソダテフルな毎日 第28話】

Woman.excite / 2017年6月29日 12時0分

子育てに協力しない夫が、育児の大変さを思い知った日【コソダテフルな毎日 第28話】

こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男ちゅんたん(小3)・次男ゆいたん(年長)・三男ほーちゃん(年少)の3兄弟の母です。

私たち夫婦は18の時に出会ってからというもののそんなに喧嘩をしたことがなく、結婚してからもしばらくはいたって平和に暮らしていました。

が、子どもが生まれたらその関係が激変! 不満・不満・不満のオンパレード!

長男が1歳ぐらいまでは口を開けば言い合いになってしまうような時期がありました。

もっと育児に協力してほしいと何度も訴えましたが夫には響かず、むしろ「俺は精一杯やってる」と堂々としているぐらいでした。

そんな小さな歪みが大きな溝になりつつあった時期。

本気で夫のことを嫌いになりました。

(今は良好な関係を保っているので夫を嫌いになりかけたということになるんでしょうが。)



あれは長男のおむつはずしに挑戦中の頃。


私ははじめてのトイレトレーニングでしたので手探り状態で、毎日自分なりに研究しては試行錯誤して、あの手この手で頑張っている最中でした。

また、同時期にとある資格の勉強中で育児の合間を縫っては勉強に励んでいました。

■夫のあるひと言で、ついに爆発!

そんなある休日の午後。

部屋で遊んでいる長男に、私がトイレにいこうと誘いの声をかけたんです。




長男は「やだ」と言いましたが、私はせっかくトイレでおしっこができるようになってきたこのタイミングを逃したくなくて必死に説得していました。

そして、その様子をすぐ横で見ていた夫がこう言ったんです。





はぁ? 今、なんと??

何を手伝うわけでもなく、ただ横でゴロゴロしていただけの夫に「かわいそう」と言われたことに、私は悔しさで震えました。

よっぽどのことがなければ泣かない私も、このときばかりは堪えきれず隠れてこっそり泣きました。

こんなはずじゃなかったのに…!!

私が選んだ人生の伴侶はなんて性格が悪いんだ! とさえ思いました。




トイレトレーニングにせよ資格の勉強にせよ、どちらも「そんなに頑張らなくても」「いいじゃん、資格取ったって何になるんだよ」となにかにつけ、引きずりおろそうとする後ろむきな言動が多かったんです。

どうしてこの人は頑張ってる人を素直に応援できないんだろうか。

私があなたにトイレトレーニングを手伝ってほしいと頼みましたか?

私が資格の勉強に没頭して、家事や育児をおそろかにしましたか?

子どもの面倒も、家のことも一生懸命やってるのに、どうして何ひとつ協力もしていないあなたに、何も知らないあなたに「かわいそう」だなんて言われないといけないんだ!!

あまりにも悔しかった私はしばらく口をきかなかった後、夫にこう言い放ちました。





あなたは一切子育てに口出しするな。と。

何もやってないくせに文句を言うぐらいなら、金輪際育児に関わらないでくれと啖呵(たんか)を切りました。

この子は私が育てるから、あなたはお金だけ稼いできてくれ! というぐらいにまで。

がしかし、現実にはやはり私が一人で育てられるわけがありません。

夫に頼らざるをえない場面だって出てくるんです。

■そんな夫が「1泊2日の子守り」で…

資格の試験日が2日連続だったため、私は試験会場の近くに宿泊することにし、長男は夫にお願いすることになりました。

それまでろくに子育てしたことのなかった夫がいきなりまる2日間の子守り。

でしたが…、長男は慎重派で無口な1才でしたので夫もこの子ひとりぐらい余裕だと思っていたんでしょう。




私が出かける頃には余裕しゃくしゃくな様子でした。

1日目の夜に電話したときには夫も「大丈夫大丈夫~~」と楽勝な感じで、私自身も拍子抜けしていました。

ところが2日目の夕方、家に戻ってみると、ヨレヨレになった夫が泣きつくように出迎えてきました。


あの強気な夫はいったいどこへ(笑)

そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。




「仕事のほうがよっぽど楽」

よっしゃぁぁーーー!!

私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)

そうだ!思い知ったか! がははは!!

と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。

どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。

美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。

この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。

それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。

共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。

一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。

そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
(ちゅいたんママ)

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