1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

貯蓄スピードをアップする! 挫折しない3つのポイント【貯金感覚で始める3000円投資生活 Vol.2】

Woman.excite / 2017年8月29日 20時0分

写真

「貯金だけでは、お金の悩みが解決できない」と語る、ファイナンシャルプランナーの横山光昭(よこやまみつあき)さん。借金のある家庭、ローンで苦しんでいる家計を抜本的に解決し、再生させることを得意とするファイナンシャルプランナーです。

「なんとかお金を貯めたい!」と考える人たちの家計を「再生」させる中で、「無理のない範囲で投資を学び、貯蓄スピードを上げてきた人たち」をたくさん見てきました。

© naka - Fotolia.com


■はじめての投資はシンプルに
横山さんの投資法は、とてもシンプル。それでも、投資が「はじめての人」にとっては、わからないことだらけ。言葉ひとつとっても聞きなれない、耳慣れない言葉に、つい挫折しそうになります。そんな「読者のみなさんが必ず迷うであろう部分」を、具体的に教えてもらいましょう。

●横山さんのおすすめ投資方法

1)証券口座を開く
2)月々3000円でスタートする
3)バランス型の投資信託を買う





■ポイント1 証券会社はネット証券がおすすめ


© beeboys - Fotolia.com


この記事を書いている私自身、投資を始めるにあたり、「ネット証券」を検索してみて、たくさんの証券会社がヒットしたことに、まず驚きました。さらに街中には、いわゆる「一般的な証券会社」もあります。「どこに証券口座を開けばいいのか?」、そんなあたり前の疑問が、投資の第一歩を踏み出そうとすると、必ず立ちはだかるのです。

「証券口座を開設するなら、ネット証券がおすすめです」(横山さん)

どうしてネット証券がおすすめなのでしょうか。それは、ネット証券であれば、自宅で手軽に口座開設の申し込みができるから。さらに、手数料が安く商品が豊富なのも魅力。一部の証券会社では100円から買え、少ない元手で投資を始めることができます。

まさに3000円投資生活向きなのです。横山さんにとくにおすすめするのは、次の4社。「この4社であれば、どこで口座を開いてもかまいません。いずれも信頼度が高く、安心です」(横山さん)

●横山さんおすすめの証券会社

●SBI証券
商品数が豊富。売買手数料が全体的に安く、ネット証券の中では口座数が最も多い。

●楽天証券
楽天銀行の口座と連携させれば、さまざまなメリットがあり、楽天市場などで使えるポイントももらえる

●マネックス証券
30万円以下の取引なら、SBI証券や楽天証券よりも売買手数料が安いが、30万円を超えると高くなる

●カブドットコム証券
一般口座であれば、即日口座開設が可能。経営母体が三菱UFJファイナンシャルグループなので、安心感がある




■ポイント2 利益が出ない最初に選ぶ口座はコレ!


©hanack - Fotolia.com


実際にネット証券で口座開設の画面を進めていくと、次なる「関門」は、こちら。
●特定口座にするか、一般口座にするか
●特定口座を開設する場合、源泉徴収をありにするか、なしにするか

聞きなれない言葉が並び、「難しそう」と、心がなえてしまう人もいるかもしれません。これに対しての横山さんの答えもじつに明快です。

「基本的には、源泉徴収なしの特定口座を選んでいただければ良いと私は思います」(横山さん)

少し補足説明をしてもらいましょう。

【特定口座・一般口座】
投資によって年間20万円を超える利益を出すと、確定申告をし、税金を納めることになります。その際、年間の売買の履歴や損益を計算し、まとめた「年間取引報告書」という書類が必要です。

証券会社がその書類を作成してくれるシステムがあるのが「特定口座」、書類を作成してくれないのが「一般口座」です。

【源泉徴収あり・源泉徴収なし】
源泉徴収あり:必要な手続きを証券会社が代行してくれるので、確定申告の必要なし
源泉徴収なし:必要な手続き(確定申告)を自分で行う
 
証券会社が確定申告をしてくれるのだから、「源泉徴収あり」の方がおトクな感じがします。しかし、こちらを選ぶと、利益が20万円以下で確定申告が必要ない場合でも、利益が発生した時点で、約20%の税金が自動的に徴収されてしまいます。

3000円投資の場合、最初のうちの利益は微々たるもので、とても20万円に達しないでしょう。ですから、「源泉徴収なし、特定口座」スタートで大丈夫なのです。

ただし、次の方は「源泉徴収ありの特定口座」を考えても良いでしょう。

●20万円以上の利益を想定している方で、確定申告をするのが面倒な方
●「配偶者控除」や「扶養控除」の適用を受けている主婦や学生で、その年の投資による利益が38万円を超えそうな方

■ポイント3 3000円投資で選ぶべき投資商品はコレ!

証券口座の設定が終わったら、いよいよ「投資」です。ここで多くの人は、「何を買ったらいいかわからない」という疑問を持つことでしょう。

投資信託だけで6000本あると言われているいま、おびただしい数の銘柄を見て、めまいすら感じるはずです。この関門で「やっぱり、面倒くさいからやめよう」と思ってしまう人も、じつは多いのです。

「3000円投資生活なら、まず、選ぶべきものは決まっています。それは、ズバリ『バランス型の投資信託』です」(横山さん)

「バランス型の投資信託」とは、日本の株式や債券、外国(先進国から新興国まで)の株式や債券などが、その名のとおり、バランスよくパッケージされた商品。これを1つ買うだけで、複数の銘柄に投資したことになります。そのなかでも、横山さんがおすすめしているのは、次の2本の投資信託です。

●横山さんのおすすめの投資信託
『はじめての人のための3000円投資生活』(横山光昭)より抜粋


■ポイント4 3000円投資生活のスタート
実際に商品を購入する際には、次のように入力していきます。
1、「積立」で買うことを選択
2、「目論見書」(もくろみしょ)(※)を閲覧
3、「積立金額」「決済方法」「分配金コース」などを設定する画面で、次のように入力します。
 ●積立金額 : 3,000円/月
 ●決済方法 :月々の購入金額の引落日(何日でも大丈夫)
 ●分配金コース : 再投資型


これで「月々3000円ずつ積み立て、バランス型の投資信託を買う」という仕組みができあがりました。つまりは、3000円投資生活がスタートした訳です。

※目論見書とは、その商品の特色やリスク、運用実績、手数料などが説明されている書類のこと



「あとは基本的に、ほったらかしておいて大丈夫です」(横山さん) 

次回は、「「欠点」を知らないから怖くなる! 投資のリスクは回避できる」です。


■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書
『はじめての人のための3000円投資生活』(横山光昭)

『はじめての人のための3000円投資生活』
(横山光昭著/アスコム刊 ¥1,100(税別)







【年収200万円からの貯金生活】






(楢戸ひかる)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください