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『コード・ブルー』山P最強ツンデレ! ただカッコいいってどういうこと?

Woman.excite / 2017年7月30日 11時0分

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© whim_dachs - Fotolia.com


『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)第2話が7月24日に放送され、視聴率は15.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。月9ドラマで3年ぶりの2週連続15%超えを達成し、大反響を呼んでいる。

■黒田イズムを継承!藍沢の“飴と鞭”にファン歓喜

「親の心子知らずということわざがある。確かにそうだ。親にはなっていないけど、いまではその心がすごく理解できる」と、白石(新垣結衣)は新人フェローたちをどう育成するか悩んでいた。

人手不足を解消するためにはフェローを育てるしかないという白石と、フェローへの丁寧な指導よりも人命を優先するという藍沢(山下智久)がぶつかりあう。


© sudok1 - Fotolia.com


意識のない患者を「最高の練習台」と言い切る藍沢に、「人として最低です」と泣き出す横峯(新木優子)。直後、クレーンで吊られた船の落下事故が発生してドクターヘリに乗り込むと、藍沢は負傷者の親子3人全員を診るよう横峯に指示し、「フライトドクターはおまえだ。俺はただの付き添い」と言い放つ。

このセリフは、1stシーズンで当時の指導医だった黒田(柳葉敏郎)が、初フライトの白石に対して発した言葉。ファンからは、黒田イズムが藍沢に引き継がれていることに歓喜の声もあがった。

現場では「まずは順番を決めろ」という藍沢に、何かを吹っ切ったようにスイッチが入る横峯。そして相変わらず無駄のないスピード感で救急車に乗り込む藍沢。この、救急車のドアを閉めながら乗り込む感じ、なんでこんなにもカッコいいんだろうか。ただドアを閉めるだけなのにカッコイイって、藍沢先生どういうことよ…。

患者の容態も落ち着き、一安心したところで炸裂(さくれつ)したのが藍沢先生の最強ツンデレ。「換気ができないくらいで連絡するな、ヘリの中で制限があったとはいえ処置がへたくそすぎ」などとさんざん落としてからの「よくやった」。この一言に、もう胸がトキめいてどうしようもない。

ちなみに、この「よくやった」もまた、白石が「魔法の言葉」と語ったように黒田の名ゼリフ。ただし黒田は過去、藍沢に対して「患者はおまえの練習台じゃない」とも話しており、今でも患者を「練習台」と言い切る藍沢は、黒田をリスペクトしつつも、あくまで自分自身のやり方を貫いているといえるだろう。

たしかに、人の命を左右する現場で「できません」は通用しない。この藍沢の“飴と鞭”とも言える指導方法には、ファンからの胸キュン報告はもちろん、若手の人材育成という課題に悩む視聴者からも共感の声が多く聞かれた。

■同期のなごみ会話に胸熱! じつは藍沢先生はおとぼけ?

今回も、ほんの少しの進展があった藤川(浅利陽介)冴島(比嘉愛未)の恋愛模様。冴島に話を持ちかける前に、白石と緋山 (戸田恵梨香)、そして背中越しの藍沢にまで「じつは、あいつも妊娠してるみたいなんだ…」と話す藤川。

白石には「まず人に言っちゃいけないと思う、そんな大事なこと」と諭され、緋山には「当たり前でしょ、あんたバカなの?」と、視聴者だれもの心を代弁されてしまう藤川 。そして「ひとつ確認していいか、おまえら付き合ってたのか?」というおとぼけ藍沢。そんな同期同士のたわいないやりとりに思わず笑みがこぼれてしまう。

だが、冴島本人は「仕事がおもしろい」という理由で産むかどうか悩んでいた。「いまは、だれにも言わないで」と話すと「…あ」と固まる藤川に、「言ったの!?…ったく」と舌打ち。そりゃそうだよ、藤川先生。妊娠なんて繊細な問題、勝手に人に話して舌打ちだけで済んだことが奇跡かも。

この新感覚夫婦漫才のような藤川と冴島のやりとりは“ライトに、そしてハッピーに”描いてほしいという気持ちもあるが、次週予告では毒物汚染によって冴島が意識を失い搬送されるという衝撃の展開。冴島はもちろん、おなかの赤ちゃんに何かあったら…とハラハラせずにいられない。


■名物・濃厚キャラ「メリージェーン洋子」あらわる~

物語の最後に藍沢が訪れ、熱烈キスで歓迎されたバー。ママであるニューハーフのメリージェーン洋子(古本新乃輔)は、1stシーズンで救命に運ばれてきた“大山恒夫”という白石の担当患者だ。

2ndシーズンで白石が泥酔し、自分の父親について藍沢に語った重要な場面もこの店での出来事。緊迫感のあるドラマの中で、白石&緋山を「ブス2人」と呼ぶなどメリージェーン洋子は特異の存在でもある。しかし藍沢がスナックに常連として通っているなんて、「プライベートではそんな一面があるのね」とホッコリしてしまう。

気になるのは、前シーズンまでは『スナック すれちがい』だった店名が、今回は『バー めぐり愛』にリニューアルしていること。これは今後のドラマの展開を表すものなのか、それともメリージェーン洋子のただの気まぐれなのか…!? ファン待望の名物キャラの再登場にも期待したい。

■覚悟を決めた白石&藍沢が導く、フェロー達の行く末は…?

「導く者」をテーマに、17歳の少女と冴島の妊娠、橘先生親子、白石・藍沢のフェローへの指導といった、親(導く者)と子(導かれる者)のそれぞれの思いを描いた第2話。

自分の父親を「つまらない人生だ」と語った17歳の妊婦(古畑星夏)は、その理由がすべて娘である自分のためだったと知る。赤ん坊のうちは目が離せない、誘われても断ってばかり、趣味に費やす余裕も金もない…それでも「幸せだった」という父親(平山祐介)のセリフにはただただ共感しかなく、涙せずにはいられなかった。

出産を決断した少女と同様、藍沢の厳しい指導に耐えて殻を破った横峯や、腱鞘炎になるほど乗り物酔いのツボを押しまくった灰谷など、フェローたちも前を向いて歩いている。そして藍沢・白石もともに愛情を持ち、新人を育てたいという気持ちは変わらない。「彼らの成功も失敗も一緒に背負ってやる」と覚悟を決めた白石らが導く、救命救急センターの行く末がますます楽しみだ。

『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』第3話は、7月31日夜9時から放送。



(nakamura omame)

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