子育てママの面接対策! アピールすべきポイントとは?
Woman.excite / 2017年8月9日 21時0分
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結婚や出産を機に退職し、子育てが落ち着いてから再就職を考えるママは少なくありません。しかし、子どもがまだ小さいうちは、なかなか採用されにくい現状があります。「子持ち」ということをデメリットにしないためには、どのようなことに心がけるべきなのでしょうか。面接官の本音や再就職を果たしたママの体験談をご紹介します。
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■「子持ち」は不利? 悪いイメージを払拭するには
現在は独立して不動産業を営むFさんは、求人募集をするときには「優秀な人なら子持ちとか関係なく採用する」といいます。しかし、小さな事務所がゆえに繁忙期に突然休まれるのは厳しく、たとえば小さな子がいるママと独身男性が同時に応募してきた場合、スペックが同じくらいなら後者を選んでしまうといいます。
「パートなら気にしないのですが、正社員となると繁忙期は遅い時間まで残業が発生することもあるため、小さなお子さんがいるママには難しいのではないかと感じてしまいます。大手に勤めていたときも同様で、資格を持っていても採用されないママはいました」
子どもがいるだけで不利になっては、いつまでたっても社会復帰が果たせません。どうすれば採用に近づけるのでしょうか。
「小さい子がいるからといって、絶対に採用しないというわけではないんですよ。ただ、面接の段階で『子どもがいるんだから突然休むのは仕方ない』という態度が見えてしまうと、仕事に対しても不誠実なのかな、と思ってしまいます。
とはいえ、子どものことはこちらから聞きづらいこともあるので、自分から話してくれるのは大歓迎です。たとえば、急な残業が発生したときには子どもを預けられる人がいるのか、子どもの発熱で出社できなくても自宅で作業ができるのかなど、こうしたことを自分から話せる人は、責任をもって仕事ができると感じ、採用したくなりますね」
Fさんもできるだけサポートしたいとは考えていて、そのためにも現状をきちんと話してほしいそうです。「不利になると考えて子どもの話を避ける人は多いですが、大切なことなのでちゃんと話してくれたほうが好感を持てます」とのこと。
会社の風土や制度を知りたいと思うことも大切ですが、それ以上に自分が子どものことをこう考えている、ということをアピールできるといいかもしれませんね。
■休職中にスキルアップ! はアピールできる
実際に社会復帰を果たしたママは、どのように対策していたのでしょうか。子どもの小学校入学を機に、経理事務の仕事に就いたAさんに話を聞きました。
「前職も経理部にいたので経験はありますが、ブランクがあるのは事実。ソフトなども当時とは変わっているだろうし、それは正直に伝えました。でも、それだけでは採用されないだろうから、休職中に簿記の資格を取ったことをアピールし、家でもスキルアップに努めていたという思いを伝えました」
経理は事務職のなかでも求人数が多く、経験と資格があれば採用されやすい職種。このように、スキルをアピールできるといいですね。
「とはいえ、すぐに仕事が決まったわけではありません。WEB経由で履歴書を送った会社を含めれば、全部で20~30社くらい。そのなかでも外資系の反応がよかったように感じます。資格やアピールできる経歴があるなら、外資系のほうが子持ちとか関係なくフラットに見てもらえるのかもしれません。
どの会社も、面接にはたくさんの人が来ていました。都心の会社の場合はみんなおしゃれに見えて気が引けたけど、清潔感があれば問題ないのではないでしょうか。メイクは控えめだけど手抜きせず、服装も派手すぎないスーツであれば、悪い印象は与えないと思います」
久しぶりに働くとなると、ファッションにも気合が入りすぎてしまいそう。意外と見落としがちなポイントかもしれませんね。
■前の職種以外でも、アピールできることはある
出産前は、広報部でチームを束ねていたNさん。新しい職場は家の近くを希望していましたが、広報系の仕事の求人が見つかりませんでした。そこで、前職にはこだわらず、さまざまな職種の会社を受けたといいます。
「現在は工場で営業事務の仕事をしています。広報時代にパワーポイントで資料を作っていたので、そのスキルがいかせるとアピールしたんです。畑違いに見えても自分が培ったスキルを求める会社はあるので、応募先に合わせてアピールポイントを練っていました。
また、再就職活動を始めたばかりのときは、志望動機に『子どもに手がかからなくなったからまた働きたい』というようなことを書いていたのですが、書類選考で落とされてしまって…。何社か落ちたときに就活を思い出して『どうしてここで働きたいのか』ということを書いたら、面接へ進めることが増えました。前向きな志望動機は重要だと思います」
再就職とはいえ、就職活動と同じこと。これも意外と忘れがちなポイントかもしれません。
「就活と違う点といえば、ビジネスマナーは身についていて当たり前と思われていることかな。ドアのノックの回数、お辞儀の角度など、ささいなことだけど忘れていることが多かったです。ネットなどで調べながら、家でも練習しました」
新卒なら許されても、職歴のある大人にマナーが身についていなければ、常識がないと思われてしまうかもしれません。知っているつもりでも忘れていることもあるので、再度チェックしたいですね。
自分の持つスキルを会社のために役立てたい、ママという立場にとらわれることなく社会で活躍したい。そうした思いを伝えることが大事だと感じました。まだママの再就職がしやすいとはいえませんが、こうしたポジティブな気持ちで働く女性が増えれば、状況を変えることができるかもしれませんね。
(丸部りぃ)
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