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この夏克服したい! 苦手なおばけを楽しく読める個性的な絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第14回

Woman.excite / 2017年8月9日 19時0分

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© soupstock - Fotolia.com



夏の風物詩といわれて思い浮かぶもののひとつに「怖い話」があります。話にでてくるお化けの存在は子どもにとっても不気味で、思い出したくないものだったりしますよね。でも、なかには人を驚かせるのが好きなわんぱくお化けや、人と仲良くしたいだけの陽気なお化けもいるようです。今回は苦手なお化けがいつの間にか好きになる、楽しいお化け絵本をご紹介しましょう。

■角野栄子のちいさなどうわたち1



作:角野 栄子/絵:佐々木 洋子/出版社:ポプラ社
「角野栄子のちいさなどうわたち1」

主人公はお化けのアッチ、コッチ、ソッチ。お化けというと怖がられる存在ですが、この絵本に登場するお化けはみんなから愛される人気者です。小さくて愛らしい3匹(?)がおりなすクスッと笑えるお話なら「怖いお化けは嫌い!」というお子さんも怖がらずに楽しめるはず。字も大きく見やすいため「絵本から童話への架け橋になる」といったママからの口コミも寄せられています。

■おばけのはなし 1



文:寺村 輝夫/画家:ヒサクニヒコ/出版社:あかね書房
「おばけのはなし 1」

「のっぺらぼう」「ひとつ目こぞう」「ばいろんばけもの」「ばけものたいじ」「ばけねこおどり」など、9つのお話が1冊で楽しめるこちらは挿し絵入りで臨場感もたっぷり。「お化けは苦手だけど、この絵本はなぜか好き」というお子さんもおり、どの話がいちばん好きかを親子でいいあうのも盛り上がりそうです。お話に慣れれば「今日はどれがいい?」と寝る前の読み聞かせ用絵本にしてもいいですね。




■赤ちゃんおばけベロンカ



作:クリスティーネ・ネストリンガー/絵:フランツィスカ・ビアマン/出版社:偕成社
「赤ちゃんおばけベロンカ」

気弱な男の子・ヨッシーは、怖いもの知らずな妹にいつもたじたじ。そこで妹を驚かせるために手作りのお化け人形をつくることにしました。ひょんなことから人形が動き出し、その人形をお世話することになる兄と妹の距離はいつのまにかちぢまって…。初めは不気味な赤ちゃん人形がだんだんかわいく見えてくるのが不思議! 人形も人間も、赤ちゃんのお世話は同じように大変… とほほえましくなる絵本です。

■おばけやさん(1) これがおばけやさんのしごとです



作・絵:おかべ りか/出版社:偕成社
「おばけやさん(1) これがおばけやさんのしごとです」

頼みごとをお化けが引き受けてくれる「おばけやさん」。お店のあるじはなんと小学生の男の子という特殊すぎる設定がおもしろい一冊です。本のなかにでてくるお仕事はなるほど、お化けでなくちゃできないなぁ… と妙に納得。困ったときはお化けをレンタルして手伝ってもらうことができるなんておもしろいし、夢がありますね。住んでいる町にこんなお店があったらいいね、と笑いあえるお化け絵本です。

■おばけうんどうかい



作・絵:矢玉 四郎/出版社:PHP研究所
「おばけうんどうかい」

『はれときどきぶた』でおなじみの矢玉四郎さんが描くお化け絵本の舞台は運動会! ある日、本物のお化けから運動会の「すけっと」を頼まれたしんちゃんはお化けぐすりを飲んで、自分もお化けに変身! 暮石運び、へびひき、くものすわたりといったお化け界ならではの競技に挑みます。どうあっても勝とうと卑怯な手を使ってくる赤組に、しんちゃんのいる白組ははたして勝てるのでしょうか…。とにかく楽しく競技に参加するお化けたちに、元気をわけてもらえる一冊です。

「怖い話」が夏の風物詩になった理由は「暑くても血の気がスッと引くことで涼しくなるから」「死んだ人の霊が返ってくるお盆の季節だから」など諸説あるよう…。でも今回紹介した絵本は血の気が引くこともないし、幽霊ともまた違うお話ばかり。今年の夏は楽しいお化け絵本のなかからお気に入りの一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。
(すだ あゆみ)

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