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【ポジティブな離婚】実録「手がかからない女だと思った…」と言われたJさん

Woman.excite / 2017年8月26日 21時0分

【ポジティブな離婚】実録「手がかからない女だと思った…」と言われたJさん

【ポジティブな離婚】実録「手がかからない女だと思った…」と言われたJさん

私は「恋人・夫婦仲相談所」の所長として、相談者の皆さんに日々さまざまな角度から夫婦仲改善のためのアドバイスをしています。皆さん、離婚ではなく改善を目指して訪ねて来られます。

お話を聴いていると、中には関係改善を目指すのではなく、夫婦関係の解消という道を選択したほうがお互いに幸せになれるかもしれないと推測できるご夫婦もいらっしゃいます。


(c)14ktgold - stock.adobe.com



ポジティブな離婚!? 次の幸せをつかむための『ステップ1』としての離婚ととらえる
夫婦の3組に1組が離婚するという現実もあり、離婚に関するネガティブなイメージは一昔前よりもだいぶ薄らいできたように思います。

それでもいざ自分自身の問題として、離婚を考えるようになったら…その時にはきっと、離婚後に起こりうる問題、デメリットばかりを想像してしまい、離婚によって手に入れることができるかもしれない幸せな未来やメリットは打ち消されてしまう方が多いです。

私自身2度の離婚を経験しています。様々なことを学習し、猛省しました。現在は3度目の結婚をして、とても幸せな毎日を送っています。まさにポジティブ再婚成功者です。

そんな私から、離婚を選択したほうが幸せになれた方、つまり『ポジティブな離婚』を選択された方の例をご紹介したいと思います。

Jさん:「手がかからない女だと思って結婚したのに…」と 言われた女性
Jさんは仕事熱心で、プライベートではかなりドライな感覚の持ち主でした。

結婚についても、「長い人生何が起こるか分からないので、いざという時に助け合える相手がいたほうがいい」と考え、まだ若いうちにいわゆる『3高』男性との結婚をあっさり決めました。

旦那さんはいつも仕事で忙しく、二人で過ごす時間はほとんどありませんでしたが、Jさん自身仕事が充実しており、友達が多く実家との行き来も多かったので、「結婚なんてこんなものだろう」と思っていたそうです。

ところが旦那さんの転勤でまったく馴染みのない地方に引っ越すことになり、新天地でJさんが見つけた仕事は以前ほどやりがいのあるものではなく、以前ほど忙しくもありません。

友達とも実家の家族とも遠く離れて、それまでに感じたことのない寂しさに悩まされるようになったJさん。

新生活について、新しい仕事について、自分が抱える寂しさについて、一緒に暮らしている旦那さんに相談したくても、彼は自分の仕事で手一杯。

話を聞いてもらおうとしても邪魔者扱いされ、「手がかからない女だと思って結婚したのに…」などと言われてしまう始末。

そうこうしているうちに妊娠・出産についても考えなければならない年齢になってきたJさんがそうした話題を切り出しても、「こんなに忙しいのに、子供なんて考えられない」の一点張りで、話し合いに持ち込むことすらできません。

そしてようやく、Jさんは気づきました。



「私は自分の話を聞いてくれる人、困った時や悩んでいる時に、味方になってくれる人を求めているんだ! 今後そういう人とめぐり会えるかどうかは分からないけれど、一緒に暮らしていながら私の存在を無視し続けている夫と夫婦でいるよりは、一人になったほうがずっと寂しさも惨めさも小さくなるはず」と。

【ポジティブな離婚】実録「手がかからない女だと思った…」と言われたJさん

(c)jozsitoeroe - stock.adobe.com



仕事で忙しく、家で過ごせる時間が限られることは仕方がないにしても、困っている妻の話に耳を傾ける気がまるでない夫。そのことがはっきりと分かったJさんは、離婚を選びました。

その後地元に戻り、再びバリバリ仕事を始めたJさん。しばらくすると素敵な出会いがあり、今ではお子さんにも恵まれ、とても幸せそうです。

もしもJさんが

○私の結婚生活はまったく幸せなものではないけれど、経済的にラク
○もう若くないし、『バツイチ』って言われちゃうし、世間体が悪い
○子供にパパがいないのはかわいそう
○離婚したところで、幸せな未来が待っているわけでもない

と、自分の不幸な現状に甘んじる道を選んでいたら? 彼女の今の幸せはあり得ません。

Jさんの離婚はまさに、『ポジティブな離婚』の好例と言えるでしょう。

自分が何を食べたいのかきちんと認識しないまま、何となくお蕎麦屋さんに入ってしまった。入ってみてから、自分はカレーライスが食べたいんだと気付いた。

お蕎麦屋さんでどれだけ待ったところで、カレーライスは出てきません。

自分の望むものが手に入らない場所で延々不満を募らせよりも、自分が本当に欲しいものを探しにその場を後にしたほうが、幸せな未来への『足がかり』になることは言うまでもありません。

次回は結婚前にお互いのこと・お互いが求めているものを理解していたものの、時が経つにつれて夫婦としてやっていくことが難しくなってしまったご夫婦の例をご紹介します。
(三松真由美)

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