夏の最後の宿題に役立つ! 「夏の昆虫」絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第15回
Woman.excite / 2017年8月24日 7時0分
![夏の最後の宿題に役立つ! 「夏の昆虫」絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第15回](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/womanexcite/womanexcite_E1503384196219_0-small.jpg)
@3kneko
夏休みは普段より自然とのふれあいが多くなるシーズンですよね。私たちが開放的な気分になるように、夏に活動が活発になる生き物もたくさんいます。ちょっとした草むらの茂みや木々の周りを注意深くのぞいてみると、そこにいるのは元気な昆虫たち! 今回はそんな夏の昆虫をテーマにした絵本をご紹介します。「虫が苦手」というお子さんに読みやすい作品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■ぞうきばやしのすもうたいかい
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1503384196219/1503385253_2.jpg)
作:広野 多珂子/絵:廣野 研一/出版社:福音館書店
「ぞうきばやしのすもうたいかい」
とあるぞうきばやしの切り株のうえ。ここでおこなわれているのは昆虫たちの相撲大会です。「みあってみあって」「のこったのこった」のかけ声はまさに相撲ならでは! カナブンとタマムシ、カマキリとダンゴムシ、クワガタとカブトムシなど現実的には目にするのが難しい虫たちの1対1の戦いを勝敗の行方を含めて観察できる絵本です。「絶対負けるでしょ」という虫が見事勝利をおさめる大どんでん返しもあり、親子ともども迫力ある昆虫バトルに熱くなってしまいそうですね。
■むしとりにいこうよ!
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1503384196219/1503385253_3.jpg)
作:はた こうしろう/出版社:ほるぷ出版
「むしとりにいこうよ!」
大きな網をもって虫とりに出かける兄弟のお話絵本。虫とりの天才、お兄ちゃんから公園にいくまでの道にもさまざまな昆虫がいることを教えてもらう弟。葉っぱの上、石の裏、木の枝の先っちょなど、通いなれた道の途中もたくさんの昆虫が生きていることがわかります。絵本のなかでは弟の「ぼく」が語りべとなっていますが、モデルは作者のはたさん本人とのこと。実際、夏休みには毎日虫とりに没頭するお兄ちゃんの影響もあり昆虫さがしに夢中になっていったそう。登場する虫たちのイラストはやわらかいタッチで愛嬌たっぷり。虫が苦手なお子さんの、初めての虫絵本としてもおすすめです。
■セミたちの夏
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1503384196219/1503385254_4.jpg)
写真・文:筒井 学/出版社:小学館
「セミたちの夏」
セミは夏の風物詩として広く知られていますが、つかまえて手にとったり、木にとまっている姿を間近で見たり、じっくり観察したことのある人は少ないかもしれません。みずみずしい卵から幼虫が顔をだす瞬間、土にもぐるためにトンネルをほっている様子、久しぶりに地上にでたときの表情…。特に圧倒されてしまうのは、一瞬一瞬のセミの輝きをとらえた写真です。成虫としての2週間の生を余すことなく映した写真は神秘的な美しさを秘め、絵本というより上質な写真集のよう。絵本をキッカケにわが子が昆虫に興味をもつようになった、というママの声も寄せられています。
■バッタさんのきせつ
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1503384196219/1503385254_5.jpg)
作:エルンスト・クライドルフ/訳:佐々木 田鶴子/出版社:ほるぷ出版
「バッタさんのきせつ」
作者はクライドルフという詩人画家で、小さな生き物の世界を愛をもって見つめてきたそう。絵本では食べ物や人以外の生き物を擬人化したり、キャラクター化することが多いですが、こちらの絵本ではバッタを「人間」によせることはしません。もしも虫たちの声を耳にする力を手に入れたなら、きっとこんな風におしゃべりしているんだろうなぁと実感できる作品に仕上がっており、それは作者自身の観察眼によるものといえそうです。「ボールなげ」「みはりばん」「夜の音楽」など見開きごとにテーマ性をもってつづられるバッタたちのストーリーは、詩的で独特。自分も一緒にはいりこんでみたくなる世界観が広がっています。
■おいでよ!むしのもり
![](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1503384196219/1503385254_6.jpg)
作:タダ サトシ/出版社:小学館
「おいでよ!むしのもり」
「すいえいたいかい」「まいごのヘラクレスくん」「あきのむしのもり」といった短編3本からなるこちらの絵本は、森に住む虫たちと子どもたちのあたたかな交流が丁寧に描きこまれています。ここでは人間の子どもと森の虫たちが友だちとして時間を共有しており、虫たちの世界を人間のままに感じられるのが新鮮! 互いを思いやる関係性を目にすることもでき、相手への優しい気持ちには人も虫も関係がないことに気づかされます。お話のなかでは「むしが4ひきかくれているよ。さがしてね」といったクイズも盛り込まれており、遊びながら虫たちの世界を体感できる一冊に仕上がっているようです。
夏ならではの昆虫をテーマにした絵本をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。虫そのものの知識が深まる作品もあれば、引き込まれるような世界観を築いている作品も…。興味をもった一冊から、虫たちにふれあってみてくださいね。
(すだ あゆみ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
甲子園5個分の街ナカ公園で自然と触れ合える夏休み特別イベントを高槻市で開催
PR TIMES / 2024年8月2日 19時45分
-
夏休みのカブトムシさがしに役立つ! 写真絵本『カブトムシみっけ!』を刊行
PR TIMES / 2024年7月25日 18時15分
-
昆虫好き必見! 2歳から小学生まで一緒に楽しめる『こんちゅうさがしえずかん』が発売!
PR TIMES / 2024年7月24日 13時45分
-
六甲高山植物園 × 伊丹市昆虫館 夏イベント 「しょくぶつ と むし」 開催!
PR TIMES / 2024年7月16日 17時15分
-
六甲高山植物園 × 伊丹市昆虫館夏イベント 「しょくぶつ と むし」 開催!
@Press / 2024年7月16日 14時15分
ランキング
-
1子どもの熱中症予防へ専用サイト 顔色や汗の量など注意点まとめる
共同通信 / 2024年8月11日 18時15分
-
2非常用持ち出し袋に入れておきたいグッズ、ネットで大注目 「ワンプッシュで手が洗える、顔も濡らせる」
まいどなニュース / 2024年8月11日 12時30分
-
3トイレあるのに…なぜ使わない? キャンピングカーに備わるも…未使用な場合も! 後処理どうする? 意外な問題点とは
くるまのニュース / 2024年8月11日 14時10分
-
4体調まで悪くなる「絶対に選んではいけないサンダル」の特徴
日刊SPA! / 2024年8月11日 15時51分
-
5ずぼらでも続く、驚くほど簡単な「やせ習慣」4つ ハードな運動をするより効果が出ることも
東洋経済オンライン / 2024年8月11日 15時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)