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山崎賢人、左右されまくりの人生の集大成! “Ψ強”の笑い『斉木楠雄のΨ難』

Woman.excite / 2017年10月13日 7時0分

山崎賢人、左右されまくりの人生の集大成! “Ψ強”の笑い『斉木楠雄のΨ難』

『斉木楠雄のΨ難』山崎賢人インタビュー


10月21日公開の映画『斉木楠雄のΨ難』で、念願のコメディ作品に初主演する山崎賢人さん(「崎」は正しくは「たつさき」)。超能力を持ちながら、ひたすら普通の生活がしたいと望む主人公・斉木楠雄を演じています。

笑いをこらえるのに必死だったという笑顔あふれる現場で作られた作品は、当然ながら爆笑必死の最高傑作。青春もの、胸キュンもの…数々の作品に出演し、役者としての経験を重ねてきた山崎さんに、コメディならではの難しさ、殻を破った新たな自分について語っていただきました。

■福田監督の“笑い”のこだわりに衝撃! 「これはやべぇぞ!」
『斉木楠雄のΨ難』山崎賢人インタビュー

――今回、福田雄一監督からのご指名で初タッグが実現したそうですね。

「勇者ヨシヒコ」シリーズを観てから、僕も福田さんとご一緒したいなと思っていました。3年くらい前に福田さんが舞台を観に来てくださって、そのときに「『斉木楠雄のΨ難』っていうのがあるんだけど、やらない?」と直々に声をかけていただき、「やります!」と(笑)。

――即答ですね(笑)。福田組について、撮影前のイメージはいかがでしたか?

福田さんの世界にはとにかく“笑い”があるので、「どうなるんだろうな」って自分自身ワクワクしながら衣装合わせに行きました。撮影に入る前、監督に「僕、なんか準備して行った方がいいですか?」と聞いたら、「何もいらない。何も持ってこないで」と言われて…。

――実際の撮影に入ってからはいかがでしたか?

撮影初日が、(橋本環奈演じる)照橋さんが斉木を好きになるきっかけとなる夏休みのシーンだったんです。そのときの環奈ちゃんの振りきり方がすごすぎて。鼻の穴も広げるから、「そこまでやるの!?」と。斉木楠雄の心の声(かなりクール)とのギャップもあるので、内心これはやべぇぞって(笑)。

斉木の妄想シーンの最初は「おっふ」(美少女の照橋を見た男性陣が、頬を赤らめながら口にする言葉)だったんです。「(軽く手を上にあげて)おっふ」くらいの感じかなと思っていたら監督が、「(両手をバタバタ上下に動かして)あわあわあわ…照橋さん、おっふ、おっふ」って(笑)。「監督さすがっす!」。やっぱり違うって思って、そこから吹っ切れましたね。
 
 



■笑いをこらえるのに必死の撮影現場――「早く2回目がやりたい」
『斉木楠雄のΨ難』山崎賢人インタビュー

――すごく楽しそうな撮影現場ですね。

めちゃくちゃ楽しかったです。斉木は(無表情で)スンっとしているのですけど、周りのみんながすさまじいので、笑いを耐えるのがすごくキツかったです。超楽しかったんですけど(笑)。

撮影中は、とにかく「福田さんを笑わせたいな」と思っていました。福田さんが笑ってくれると安心というか…。でも福田組常連の賀来(賢人)さんには「福田組は2回目からが怖いよ」って言われて。「何をやったら笑ってくれるのかって考えていくうちに、やばくなるぜ」と。だから早く2回目がやりたいです。

――2回目以降、さらにいろいろなことを要求されそうですが…。

何も抵抗もないです! デビュー作でも、裸でデッサンされてますし(笑)。

今回、みんなそれぞれが本当に役に合っています。(海藤瞬役の)吉沢亮くんも「この役をやるために僕は生まれてきた」みたいな話をするくらい。逆に自分は、次にどういう役を演じれば笑ってもらえるんだろうなぁとか思っちゃいますね。

――今後もコメディについては、料理されてみたいという感じですか?

料理されてみたいし、自分でも準備していきたいですね。ビジュアルに関しては、どんな要求をされてもまったく問題ないです。

――今回、「新しい扉を開けてしまった…」という感じですね。

そうですね、開けに行った感じです!

――では、撮影をとおして発見した、自分の新たな一面はありますか?

「笑いに対する貪欲さ」は発見かもしれません。お笑い番組を見ていても、やっぱり芸人さんはすごいなって思います。

たとえば、サンドウィッチマンさんとかロバートさんとか…。ロバート秋山さんの『クリエイターズ・ファイル』はかなり見ていて、ツボですね。すごく好きです。

――映画の中で、笑わせる立場を経験できましたね。

「笑える」って、一番幸せなことだと思っているんです。週末にレジャー施設のアトラクションに乗るような感じで、「遊びに行かない? 笑いに行かない?」って。だから映画を観て楽しめて、笑えるというのは魅力的ですよね。

■山崎賢人の集大成! いままでのイメージがあるからおもしろい


――念願のコメディ作品ですが、ご自身にとってどんな作品になりそうですか?

代表作です!(笑)

――(笑)。これまでの山崎さんのイメージとは違うと感じました。

いままでのイメージもあるからこそ、壁ドンのシーンとかもおもしろいんじゃないかなと思っています。照橋さんの「『ヒロイン失格』も『オオカミ少女と黒王子』も観てねぇもんな!」っていうナレーションのあと、斉木が壁ドンしたら校舎が崩れる…みたいなシーンがあるんです。そんなところにこれまでの出演作が生かせたことを考えたら、やっぱりこの作品が集大成ですね(笑)。

――クールを飛び越えて無表情という斉木を演じる上で、一番難しかったのは?

笑いをこらえるっていうところですね。斉木に近づいてくる人は、みんな距離が近いんですよ。

賀来さんには、顔をすごく触られていましたし。窪谷須(賀来賢人)は、メガネを外すと、まったく目が見えないから、斉木にすごく寄りかかってくる。最終的には、窪谷須に体重を全部かけられるんだけれど、そのおかげで斉木の眼鏡がズレてくるのがおもしろくて。でも斉木はスンってしてなきゃいけない。

監督からも「メガネがズレるから、それを無表情で直してこう」と言われて「はい、わかりました」って(笑)。あの中で笑いをこらえるのは、結構キツかったです。

――では、とくにオススメのシーンを教えてください。

海藤と燃堂(新井浩文)との屋上のシーンかな。もう笑いをこらえるのが大変だった。吉沢くんも最初は完璧にやっていたのに、俺の笑いにつられてしまって最後の最後で笑っちゃったりして。ちょっと申し訳なかったです。

――山崎さんも、吉沢さん演じる海藤役も似合いそうですね!

海藤のキャラ好きです、笑いのツボ的に。ずっと吉沢くんと「海藤やばいよね」って話していました。

――現場の中で、共演者の演技などから「斉木楠雄」に生かしたことはありますか?

みんなそれぞれのキャラの笑いがあったと思います。これだけおもしろい人がいる中で、斉木は妄想シーンとかだけで笑わせるのは難しいですよね。

でも、斉木がやるとおもしろくなるんです、ふだんスンとしているから(笑)。だから共演者の演技に影響されるというよりは、斉木は斉木なままでいるという感じがしました。

――共演者のみなさんと、演技についてお話しされましたか?

みんなが仕掛けてくるけど、斉木は心の中のツッコミなので、芝居での掛け合いはあまりなかったです。だから演技について話すというよりも、(自分の感覚的にも)心の中でツッコんでる感じで。観客って言うと語弊があるかもしれませんけど、別のところから自分を観ているような感覚で演じていました。

――ちなみに、山崎さんが使ってみたい超能力は?


心の声は読みたくないなって思いますけど…。何か物を動かすっていうのが最高ですね。布団とかに寝ていて、テレビのリモコンにちょっと手が届かないときに、超能力を使って手元に移動させる。でも斉木だったら、そのまま「ピッ」ってテレビ点けられそうですけどね、リモコンとか使わなくても(笑)
 
 



■斉木と真逆の学生時代! 周りに「左右されまくりです(笑)」
『斉木楠雄のΨ難』山崎賢人インタビュー

――斉木の周りには変わった友達がいっぱい集まってきますが、山崎さんの学生時代はどうでした?

自分がふざける方で、ツッコミではなかったですね。でも、イジられるのは好きじゃなかったかな。みんなで一緒にふざけてたって感じかな。

――斉木と似ているところはありますか?

ないです(笑)。たぶん…でも、もしかしたらなんとなくは似ているところがあるかもしれないですね。

――斉木は周りに左右されない感じの男の子ですが?

僕は、左右されまくりです(笑)。

――(笑)。では、いまになって学生時代にやっておけばよかったと感じることは?

もっと楽しめばよかったなっていうのはありますね。けれどその分、何度も高校生役をやらさせていただいているので、ラッキーだなって思います。

――斉木は友達も個性的ですが、バカップルとも言える両親も印象的でした。あんな両親に育てられたら、ご自身だったらどんな風に成長すると思いますか?

う~ん、ツッコミ的な冷静な感じにはなりそうですよね。いや、ならないかなぁ…自分もバカになっちゃうかも(笑)。

でも愛し合っている理想の夫婦かなとは思います。

――それでは最後に、仕事に育児に頑張っているママたちへのメッセージをお願いします。
『斉木楠雄のΨ難』山崎賢人インタビュー

いつもお疲れさまです! この作品は、年齢とか性別とか、何にも関係なく、みんなが楽しめる映画だと思います。難しいことを考えずに、とにかく笑える。笑えるって、すごく幸せなことだと思うので、何も考えずに劇場に行ってもらえたらうれしいです。

取材中に発生したちょっとしたアクシデントに、「斉木楠雄のΨ難だ!」と周囲をキョロキョロ見渡すなど、茶目っ気たっぷりだった山崎さん。さまざまな役柄を演じてきた彼の集大成とも言える『斉木楠雄のΨ難』は、大人も子どもも大爆笑間違いなし。ぜひとも親子で、劇場に足を運んでみてくださいね。


映画『斉木楠雄のΨ難』
『斉木楠雄のΨ難』10月21日(土)より全国公開

© 麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会


生まれながらに超能力を与えられた斉木は、普通の生活がしたいと切実に望んでいた。だが、彼の周りには次から次へとワケありクラスメイトたちが集まってくる。舞台は年に一度の文化祭。斉木は、災難だらけの一日を無事にやり過ごすことができるのか…!?

出演:山崎賢人 橋本環奈 新井浩文 吉沢亮 笠原秀幸/賀来賢人 ムロツヨシ 佐藤二朗
脚本・監督:福田雄一
原作:「斉木楠雄のΨ難」麻生周一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
公式サイト:http://wwwsp.saikikusuo-movie.jp/

(nakamura omame)

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