自分のことが嫌いです どうしたら自分を認めることができる? 【心屋仁之助 塾】
Woman.excite / 2017年9月14日 7時0分
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「昔から自分のことが嫌い」という、まるさん(36歳・無職)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。
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■まるさんのお悩み
昔から自分のことが嫌いでたまりません。 中学受験をし、入学した学校では「隣人を自分のように愛しなさい。」との教育をうけました。 ですが、全く理解できずにいました。
むしろ、自分自身を愛せない人は、身近にいる友人や大切だと思っている人たちを、心から大切にできていないのではないか? 大切だと思っている感情は、うわべだけの偽物なのではないか、との思いにとらわれて、大変苦しみました。
また、自分を否定している状態では、最後は大切にしている人たちをむやみに傷つけてしまうのではないか、との不安から、自分自身の気持ちではなく、良い子と思われる行動をしてしまいます。
現在も自分を肯定できずにいます。 どうしたら、自分を認めてあげることができますか?
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の大竹公子さんより
まるさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。
昔からご自分のことが嫌いなのですね。それはつらいですよね。私も心屋塾に出会うまでは自分のこと大嫌いでした。
さて、まるさんはなぜご自分のことが嫌いなのでしょう? なぜ自分を肯定できないのでしょう? ご質問の文章の中に書かれてなかったので、私の例をお話しさせてもらいますね。
私が自分自身のことを大嫌いだった理由は、性格も外見もダメだと思ってたからなんです。
ネガティブな自分、真面目な自分、冗談が言えない自分、社交的でない自分、目が小さい自分、頭が大きい自分、足が短い自分、などなどなど。自分のすべてが欠点だらけで、何ひとつ良いところがない。そんな自分なんて大嫌い。この自分のダメなところを変えることができたら、自分のことが好きになれるはず!
そう思い込んでました。つまり、
「欠点がある→それはダメなこと→だから自分が嫌い→だから欠点を直さなきゃ」
という考え方を持っていたのです。
だけど残念ながら「自分を変えたい」と思ってるときは、変わらないんですよね。逆に「自分はこのままでOK」と心底思えたとき、自然と変わるんです。
では、どうしたら「自分はこのままでOK」だと認めてあげられるのでしょうか?
それには、3つ方法があります。
(2)自分だけだと思わない
(3)あきらめる
(1)ダメ認定をしない
例えば「ネガティブ」であることをダメだと認定している場合。「ネガティブ」を良い方に解釈すると「思慮深い」だとか、「危機意識がある」になりますよね。そんなふうに、ものごとにはいろんな側面がありますので、ダメなことだと決めつけなくていいのです。
(2)自分だけだと思わない
人は、他の人と違うことをダメだと思うことがあります。世界中の人がネガティブだったら、自分のネガティブさは気にならないはず。だけど「自分だけがネガティブ」だと思うとつらくなるのです。意外と人は同じだったりしますよ。
(3)あきらめる
この方法は、「自分はネガティブなんだー」と開き直る感じです。それがダメだと思って変えなきゃと思うから、認められない。ならば、「はい、そうなんです!」とあきらめてしまうのも有効です。
どうでしょう、まるさんもできそうでしょうか?
まるさんは「自分自身を愛せない人は、身近にいる友人や大切だと思っている人たちを、心から大切にできていないのではないか?」と苦しまれたのですよね。
私はこの文章を読んで、まるさんがご友人や大切な人をとても愛している優しい方なんだなぁと思いました。もし愛してなかったら、大切にしてなかったら、そんなことで苦しまないですよ。
そして、まるさんは人を愛しているように、実はご自分のことも愛しているのです。
自分のことが嫌い=自分自身を愛せない、と思っていらっしゃるかもしれませんね。だけど、本当は「好き」と「嫌い」が両方あっての「愛してる」なんです。
「愛情の反対は無関心」という言葉を聞いたことありませんか? 「嫌い」と思えるのは、愛しているからこそなんです。
自分のことが嫌いなのは、もっとステキな自分になりたい! もっと自分を幸せにしてあげたい! という愛情があるから。だからこそ、こうやって貴重な時間を割いてご質問くださったのだと思います。
それは、ご自分のことを愛しているからなんですよ。そのご自分への愛に気付いてあげてくださいね。
まるさんを心から応援しています。
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(大竹公子)
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