第一志望だけが叶わない… そんな人生から抜け出したい【心屋仁之助 塾】
Woman.excite / 2017年9月26日 7時0分
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「第一志望だけが叶わない人生から抜け出したい」という、Annさん(34歳・自由業)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。
© kegfire -stock.adobe.com
■Annさんのお悩み
「どうしてもこれだけはあきらめたくない、欲しい」と思うものが絶対に手に入らない、という人生から抜け出したいです。 私は小さい頃から、とても恵まれて育ちました。でも、第一志望はいつも手に入らなかった。受験も、恋愛も、就職も。
第一志望のレベルが一番高いというわけでもないのに、「どうしてもこの学校、この人、この職」と思うとダメになるのです。どのような潜在意識がこうした結果を引き起こしているのか、教えてください。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより
Annさん、ご相談、ありがとうございます。高橋かのんです。「これだけは!」と思ったもの、手に入れたいですよね。
今、Annさんは「私は第一志望が手に入らない」と信じています。いつからそう信じるようになりましたか? きっと、そう信じるキッカケとなる幾つかの経験があったのでしょう。
そうした経験を「まただ」「やっぱり」と重ねることで「私は第一志望が手に入らない」という思考は強化され、頭のなかに定着していきます。そして、いつのまにか「私は第一志望が手に入らない」という思考が、その現実を作り出してしまうことがよくあるのです。思考によって変な力が入りすぎたり、諦めたりしてしまうからですね。
このような悪循環を断ち切るためには、「第一志望も手に入るかも。入ってもいい」と思ってみることが肝心です。
続いて「第一志望が手に入らないことは、そんなにダメなことですか?」という点からお話ししたく思います。説教じみて聞こえたら申し訳ありませんが、「第一志望を手に入れること」が執着になっていると、その達成を妨げる要因になってしまいやすいので、ここで確認をさせてくださいね。
小さい頃から恵まれていた、というAnnさん。もしかすると、何かを望めば手に入る環境や状況下で育ち、第二志望のことを考えなくていい場面が多かったのかもしれません。
そのために、いつしか「第一志望のものが手に入るのが当たり前」と思うようになった。そして、「第一志望が手に入らないことが我慢ならない、あってはならない」という考えになってはいないでしょうか――。
だとしたら、これは「執着」の域です。「第二志望じゃダメなんですか?」というと、どこかの政治家の台詞のようですが、人生のすべてを思い通りにできる人はいません。思い通りにできなくても「ダメ」ではない、と私は思うのです。
第一志望というのは「ある目的を手に入れるために、一番いいだろう」とそのときの自分で思った手段かと思いますが、その「目的」は、第二志望ではまったく手に入らないものなのでしょうか?
自分が「一番いい」と思うことが、ベストとは限りません。第二志望の中に、思いもよらない素敵なことも詰まっているのが人生です。第二志望だったからこそ出会えた人や出来事も、たくさんあるはずです。「だから、この道だったんだ」と後でわかるのも人生です。
その人生の醍醐味を味わおうとするのか。それとも、手に入らなかったことだけに着目して悔いる日々を送るのか。それは自分の選択に委ねられています。
これまでの自分の人生を否定しないでください。私はAnnさんにそうお伝えしたいです。
ちなみに「どうしてもこれだけは諦めたくない」とのことですが、Annさんは「再度のトライ」をしているでしょうか? どうしても欲しいならば、一度手に入らなかったくらいで諦める必要はありません。
ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが、諦めたくないなら、諦めずに求め続ける。さもなくば、手に入ったものの中で素敵な経験を重ねる。このどちらかを選んでいれば、少なくとも今のような悶々とした悩みはなくなるのではないかなと思います。
最後に「どういう潜在意識が、こういう結果を引き起こしているのか」というご質問について。ご相談文から推測できるオーソドックスな潜在意識を2つご紹介しますね。
1つ目は「私には、第一志望を自力で手に入れる力がない」という潜在意識です。小さい頃から、望めばたくさんのモノやコトが手に入ったり、望む前に与えられたりもしてきたかもしれませんが、Annさんが手に入れられないという「受験、恋愛、就職」は、自らの行動によって手に入れるものです。決して他人から与えられるものではありません。
しかし、「私には、第一志望を自力で手に入れる力がない」という潜在意識があると、心の奥でどこか諦めモードになり、本気で全力投球できなくなります。
また「私には第一志望を自力で手に入れる力がないから、周りから与えられ可愛がられるのだ」と潜在意識にインプットしていると、恐ろしいことに、無意識に「自分の力のなさ」を周りに見てもらおうとさえしてしまうのです。
これを解決するには「私は私の力で、第一志望を手に入れていい」とつぶやいてみましょう。一種の自立宣言です。大丈夫。自分で何かを手に入れられるようになっても、助けて欲しいときには、言えばまた助けてもらえますよ。
2つ目は「私は恵まれてきたから、第一希望を叶えては申し訳ない(妬まれる)」という潜在意識です。「すべてが思い通りだと妬まれる」、あるいは「申し訳ない」とどこかで遠慮している可能性はないですか? これを解決するには「すべてを手に入れてもいい」「妬まれてもいい」と自分に言い聞かせてあげることです。
Annさんが「第一志望を手に入れること」そして「第一志望でなくても幸せでいられること」を心より応援しています。
・このカウンセラーのブログを読む
(高橋かのん)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スーパーの菓子を食べたことがない重役夫人が養護施設で味わった「不幸のどん底」と100歳で達した無欲の境地
プレジデントオンライン / 2024年9月16日 8時15分
-
「スカイキャッスル」狂気のセレブ妻は過去の自分…高学歴エリートが娘を「洗脳し、追い詰めた」結果
オールアバウト / 2024年9月10日 22時5分
-
「英語がペラペラな子」に育てるはずだったのに…英才教育で子供を潰す「教育熱心な親」の悲劇的な結末
プレジデントオンライン / 2024年9月8日 10時15分
-
中学受験のため「早く塾に入る」は大間違い…最難関中学に受かる子が低学年のうちに身に付けている2つの力
プレジデントオンライン / 2024年9月6日 15時15分
-
「勉強しなさい」と言うより効果的…東大生が断言「夏休み後に成績が伸びる人・落ちる人」を分ける決定的な要因
プレジデントオンライン / 2024年8月29日 10時15分
ランキング
-
1ペーパードライバーの “迷惑運転行為”に、走行距離30万km超のゴールド免許所持者が怒りの告発
日刊SPA! / 2024年9月15日 15時52分
-
2ダウンタウン浜田雅功の“くちびる寿司”を食べてみた ユニークな見た目に笑ってしまう
オトナンサー / 2024年9月20日 23時10分
-
3東京都、018サポートで新たに134人への重複支給発覚 マイナ申請の照合設定に誤り
産経ニュース / 2024年9月20日 19時47分
-
4メルカリで「マイナス評価」が1つでもあったら売れなくなる? 購入を敬遠される可能性も……
オールアバウト / 2024年9月20日 20時40分
-
5超一流パティシエも"満場一致"の大絶賛。「完璧」「これは本物」ローソンで食べるべき絶品スイーツとは。
東京バーゲンマニア / 2024年9月17日 18時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください