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あなたを「片づけられない人」にしている、“本当の原因”とは

Woman.excite / 2017年10月12日 7時0分

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© Photographee.eu - stock.adobe.com


「片づけられない」理由として多く挙げられる「物が捨てられない」「時間がない」「家族が協力してくれない」。しかし実はその奥に、あなたが片づけをすることを阻む、本当の理由が隠れています。

心に向き合うことで「片づけ嫌い」を克服した元インテリアコーディネーターで、現在は心屋認定講師のおむらちもさんが、「片づけられない」理由について、心理面からアプローチします。

■「物を捨てない」=「損をしていない」 にはならない
物を捨てたら部屋がスッキリすると思っていても、実行ができない人は「損をしたくない」という思いが強すぎるのかもしれません。

「損をしたくない」という思考は、あなたの「お金」の考え方と強く結びついています。お金はとても大事だし、お金を大切に思うことはいいことです。ただ、お金を一番の基準に考えすぎると、あなたの周りのいろいろなバランスが崩れていきます。

「もったいないから」と物を手放せないことで、たくさんのどうでもいい不必要な物に囲まれ、“不快な生活を送る”という状態につながっていくのです。実はこれが一番の「損」なのでは、と私は思っています。

目の前の物に対して「損得」を基準に考えるのではなく、あなたが考える、心地の良い理想の部屋のイメージに、それは“必要”なものなのか、自分が“好きなものなのか”を基準に物と向き合ってみてください。

「すっきり心地いいお部屋」という、本当の意味での「得」な状態に近づいていくはずです。



また、物を捨てられない人は“親の物に対する価値観”をそのまま引き継いでる場合があります。小さい頃、親や祖父母から「もったいない」「まだ使えるのに」なんて言葉を聞いていた人は多いのではないでしょうか。

昔は、たくさんの物を持つことが豊かさの象徴でしたが、物があることが当たり前の現代では“自分にとって本当に必要で好きな物”を選んでいくことが豊かさに繋がっていきます。

「もったいない」の罪悪感はゆるめ、“今”に生きる自分の“本当の豊かさ”とは何かを考えていきましょう。


■片づけたいのに片づける「時間がない」人は、“嫌われたくない”人
「片づける時間がない」という人と話してみると、「外での用事が忙しく、ゆっくり家の中で過ごせない」という意見をよく聞きます。仕事をしてる人なども、時間に追われて片づけることがなかなか大変かもしれません。

しかし「時間がない」というのは、表面的な理由で、人間関係が部屋の状態に影響していることがよくあります。

たとえば、本当は行きたくないのに、つきあいで参加しているママ友との集まりや、断れず引き受けた役員、やりたくないのにやっている仕事…。そんな不本意な外での活動をしていると、気を張って疲れてしまいます。

外での疲れをただただ癒し、心を修復する時間に使いたいと、家の中では無意識のうちに活動をオフしてしまう、これは自分を守る上でとても大切なこと。「家をスッキリしよう」というパワーが出ないのは当たり前です。



© 6okean - stock.adobe.com


私も、以前は“つきあい”で楽しくない集まりにいくつも参加して、気を使って、疲れ果てて家でぐったり…なんてこともよくありました。

でも、勇気を出して人とのつきあい方を見直してみると、体は疲れることがあっても、心が疲れることはなくなり、自分の生活を大事にできるようになりました。

家の中の物を捨てるのも、余計な人間関係を減らすのも実は、取捨選択心の技術。部屋の状態は目の前の人間関係としっかり繋がっています。

なかなかすぐにはできないかもしれませんが、少しずつ割合を減らしたり、方向転換を意識することで、いつの間にか心地の良い自分へと変わっているはずです。ぜひ心に留めてみてくださいね。


■「家族が協力してくれない」中には、根深い過去のトラウマが!
「片付けても、家族が散らかすからイライラして、やる気をなくしてしまう」という話をよく聞きます。カウンセリングをしていると「なぜ私ばかりがやらないといけないの!!」なんて怒りの声もたびたび。たしかに忙しい中、主婦業をしてると、つい言いたくなりますよね。



© Focus Pocus LTD - stock.adobe.com



でもこれ、同じ状況でも全く思わない人もいます。それは、性格による問題ではなく、小さい頃に感じたことに繋がってることが多くあります。

たとえば小さい頃、「お姉ちゃんなんだから」と、いつも妹や弟の面倒を見ていた経験があったり、「女だからちゃんとしなさい」と親に言われ、「男の人はずるい!」と強く思った経験があったり…。

「なぜ私ばかり!」という思いの「根っこ」があるからこそ、強く訴えたいメッセージとして、いつもあなたの思考の中に現れてきているのです。

小さい頃からの強い思いは、人を変え、場所を変え、何度でも言いたくなるシーンを作っていきます。今、家族に感じていることは、昔、誰かに言いたかったことかもしれません。小さい頃を思い出して、ぜひあなたが昔から叫びたかったことに、耳を傾けてあげてくださいね。思いの「根っこ」がわかるだけで、イライラが少なくなる人もいます。


いくら収納の知識があっても、掃除の技術を取り入れても、心の中にやる気を阻む大きなブロックがあると、行動をする気にはなれません。

苦手なことにはいくつものブロックが邪魔をしているケースが多く、それをひとつずつゆるめていく事で、きっと理想の状態に近づいていけるでしょう。

片づけが苦手な自分を責めずに、ぜひ心の状態に注目してみてくださいね。

・このカウンセラーのブログを読む

(おむらちも)

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