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もしかして浮気? 「なんか怪しい…」と感じた時、どうするのが正解?

Woman.excite / 2017年10月15日 22時0分

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夫、浮気、心理カウンセラー


©milatas- stock.adobe.com


心理カウンセリングの中で、男女関係なく以前から多く相談を受けるのが、家庭問題や浮気・不倫について。例年に比べ、今年は特に多くなった印象を受けます。

それぞれの立場や状況が本当にさまざまなので一括りにはできませんが、「最近、なんだか夫の様子が変?」と思い始める初期段階で、妻である相談者がどう対応するかにより、その後の結果やこじれ方を大きく左右するように感じます。

もちろん、そんな悩みや問題を抱えないことが一番ですが、もし今、あなたが上記のような初期段階にあるならば、心理カウンセラーの立場から、次のアドバイスを提案します。

■あなたの夫は謝罪タイプ? 逆ギレタイプ?
多くの女性相談者から相談を受けるなかで、程度の差こそあれ「夫に関する妻のカンは十中八九当たる」と感じる場面にたびたび遭遇します。

しかし、その妻センサーが働いた時、夫のスマホをのぞき見したり、メールチェックをして浮気の証拠をつかんだとしましょう。それを、後先考えず感情のまま、直球で夫に突きつけたらどうなるでしょうか。

夫の性格にもよりますが、だいたいは「否定して苦しい言い訳のあと、認めて謝罪」か「勝手にスマホを見たことを責めて逆ギレ」のどちらかにわかれます。

ここで一番の問題は、夫がどんな反応をしようと、あなたが平静な気持ちをキープできるかどうかということ。どうしても気持ちにしこりが残り、お互いがこれまで通りに接するのは難しくなるでしょう。それが、問題をさらにこじらせてしまう原因なのです。

■“正しいこと”が必ずしも正解ではないのが夫婦関係
もし、あなたのカンが当たっていたとしても、妻に隠していたということは、(その時点では)夫に家庭を捨てる気はないケースがほとんどです。だからといって、浮気や不倫をしてもいい理由にはなりません。あなたが責めたくなるのも仕方ありません。

一方、夫の視点にも立ってみましょう。「これぐらいで、妻がそんなに怒ると思わなかった」「悪気はなかった」という夫婦間の「浮気に対する認識の違い」という場合もあります。

また、一旦は反省しても「自分が悪いのはわかっているけど、これで一生責められて、信用されずに疑われ続けるのはしんどいなあ…」「どこまで謝ったら許してくれるんだろう。毎日針のムシロか…」と感じて、浮気発覚後に妻への気持ちが急速に冷めてしまうケースもよくあります。

「向こうが悪いことをしてるのに、なんでこちらが相手に気をつかわなくちゃいけないの!」と言いたくなる気持ちもわかります。しかし、夫婦間では、必ずしも正しいことが正解にはならないことがあります。

一般的に「悪いことをしたら責められる」は正しいことですが、円満な夫婦関係を今後も持続することを目的としている場合は、正しいことを言い続けることは決して効果的ではない場面もあるとカウンセリングではお伝えしています。
 
 

■裏切りの証拠集めをするのは、離婚の覚悟ができてから
夫、浮気、心理カウンセラー

©polkadot- stock.adobe.com


一般的な話ですが、「夫が怪しい」と思い始めた妻はまず、その疑問を解消するために夫の行動をひとつひとつ確認し始めます。実は、そこがもめたりこじれたりする一番の原因となることが多いのです。

ことの真偽は置いておいて、夫の怪しさを裏付ける何らかのモノを発見したとしましょう。それを見つけても、あなたの心は平静でいられますか? 夫を責めない自信はありますか?

怪しさを裏付ける証拠を探したり、それを夫に突きつけることは、その後の妻の心理的な負担を考えれば、おすすめできる行動ではありません。状況によっては離婚も辞さないという覚悟があなたにない限り、怪しいものは怪しいままで、詮索はグッと我慢です。

一方、夫にとって「自分のプライバシーを嗅ぎまわられたうえに浮気を疑われた」という事実は、(それが図星であっても)妻に対する不信感として強く残り、夫婦関係の再構築では大きな重石となるケースがあります。

夫のスマホなどをチェックする前に、まずは、自分の気持ちを確認しておきましょう。夫への疑惑が事実だったとしても、まだ離婚はどうしても考えられないならば、夫を追い詰めるような行動・言動は控えたほうが、後の夫婦関係を改善しやすいのは確かです。

■一番効果的なのは「知らないフリして、さりげなく釘を刺す」一言
怪しいと感じつつ、そのまま夫を放置しておくしかないのでしょうか。それも心配になりますよね。前述した通り「女のカンは、十中八九当たる」のですから。

その後の夫婦関係を壊さず、でも少なからず効果があるのは、夫にさりげなく「わかってるのよ」と釘を刺すことです。例えば、夫の目を真正面から見ながら「最近、帰るの遅くなってるね、どうしたの?」「最近土日の外出多いよね」など気になっていることを一言だけ、真顔で言いましょう。

男性は、よほどの遊び慣れた人ではない限り、不意打ちに対して感情を取りつくろうのが下手です。すぐ目をそらしたら「なんらかの後ろめたいことがある」可能性があります。そこを逃さず、「浮気とかは私、悲しくなるからやめてね」とだけ言っておきます。それで話は終わりにしましょう。

グダグダ言わず、一言二言だけにすること。そして、あとはいつも通りか、ちょっとだけ優しくしてみましょう。人は結局、自分の居心地がいい場所、自分にメリットがある場所に落ち着くものです。

女は弱い、されど妻は立場が強い、母ならなお強しです。「私以上の女性がいるなら連れてきてみなさい」くらいの意気込みでドンと構えましょう。夫の怪しい行動にイジイジしたり不機嫌になっても男性には通じませんし、かえって気持ちが離れてしまいます。

夫がなんだか怪しい…と思ったときは、同時に「夫に対する自分の普段の態度」をかえりみるいい時期ともいえます。つい感謝の気持ちを忘れてぞんざいに扱ったりしていませんか。夫婦はお互いを映し出す鏡とよく言われます。長い結婚生活、たまに軌道修正しながら円満に過ごしていけるといいですね。
 
 
(佐藤栄子)

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