たまり続ける子どもの作品、どうしてる? 親子で協力の「見せる収納」で一気に解決!
Woman.excite / 2017年10月29日 13時0分
子どもの作品、収納術
絵や工作など、子どもの作品管理に困っていませんか? 親にとって子どもの作品は宝物。なかなか処分できず、ずっと取っておきたくなりますが、出来上がる作品全てを保管するのは不可能ですね。
しかも、ただしまって取っておくだけでは、子どもの作品を生かしてあげられません。ちょっとしたひと工夫で子どもの作品のアート度がアップ。さらに、素敵なインテリアにもなる、親も子どもも大満足の、子どもの作品の管理方法をご紹介します。
■子どもの作品を飾る専用スペース「おうち美術館」を作ろう
作った本人にも忘れ去られてしまい、ホコリまみれの作品が家の片すみに山積み…なんてことになっていませんか?
そんな悩みを解決するのにおすすめなのが、子どもの作品を飾る「おうち美術館」。あらかじめ展示スペースを作っておき、子どもと一緒に飾る作品を選んだり、飾る作業をしたりして楽しく飾りましょう。
飾り方もちょっとしたひと手間を加えるだけで、子どもの作品の見栄えがぐーんとアップし、アートに大変身します。美術館の展覧会やショップのディスプレイのように、一定期間で変えていくようにすれば、たくさんの作品を生かせます。
一度しっかり飾れば意外と子どもも満足して、「次の作品を飾るから」の一言で、本当にお気に入りの作品以外は手放すことに納得してくれそうです。最後、素敵に飾った作品と写真を撮れば、いい記念にもなりますね。
■作品サイズに合わせ、「背景」を作りこんでアート度アップ!
それでは、子どもの作品をどのように飾ればいいのでしょうか。一番のポイントは、背景を作ること。台紙や厚紙で背景を作り、その前に作品を置くだけで、ぐんと引き立ちます。
草原をイメージした背景を厚紙で作ると動物も生き生き
背景に使う紙は、自立する厚めの紙を選びましょう。何種類かの紙をあらかじめ用意しておいて、子どもと一緒に作品に合った背景を選ぶのも楽しいですね。また、ずっと使い回せる背景を作って作品だけを入れ替えていく、というのも手間が少なくおすすめです。
大きな厚紙に、子どもの作品より一回り大きいサイズの色紙をあらかじめ貼っておきます。あとは、その上に作品をピンなど、繰り返し貼ったりはがせるもので固定します。作品を変えたくなったら、背景はそのままで作品だけ入れ替え。
色紙が一枚、作品の背景にあるだけで、なんだか作品が引き立つから不思議です。壁に直接貼りたくない場合も、厚めの台紙がクッションとなるのでおすすめです。
背景はずっと使い回しし、作品だけ入れ替える
■作品の立体感・存在感が際立つイーゼルは100均でも入手可能
もっと手軽に済ませたい時は、100円ショップでも手に入るイーゼルを常備しておけば簡単。その上にのせるだけで、なんだか作品がちょっと立派に見えます。厚みのあまりない作品なら立体的にも飾れます。
■飾れないほどの大作は、写真に撮ってハンギング
レゴなどで作った作品も写真で保管
飾るスペースがない、飾るには作品が大きすぎる場合は、写真に撮って保存しましょう。クリップでハンギングすれば、省スペースにたくさんの作品を飾れるだけでなく、製作順に配置すればわが子の上達具合もわかります。
■たまった作品は親目線、子ども目線の両方で上限を決めて保管
一定期間、大切に飾ることが肝心です。親も子どもも「作品を大切にした、生かした」という気持ちになれるので、作品を処分しやすくなるのかもしれません。
それでも、子どもたちは日々作品を作り、家に持って帰ってきます。「1年にファイル1冊分」、「園時代に箱1個分」など保管する量をあらかじめ決めておくと、一定期間ごとに取っておく作品・処分する作品を選びやすくなりますね。
時には、親が取っておきたい作品と子どものそれとが違うこともあるでしょう。親子それぞれのベスト10を、お互いに選んでおくのもいいでしょう。
子どもたちが小さい頃は、とても手放せないと思いこんでいた作品や思い出の品も、子どもが大きくなるにつれ「なんでこんなに大量にとっておいたんだろう?」という心境になることも。子どもと一緒に、小さい頃の思い出を語りながら一緒に保管するもモノを選ぶのも楽しそうですね。
絵など紙モノはファイルで保管すると見やすさアップ
「子どもがどんどん整理整頓したくなるお片づけ帖」(永岡書店)
カール友波(となみ) プロフィール
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。9歳以下の子どもの保育者向け「整理収納教育士」認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立ち上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。
(まちとこ出版社)
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