「子どもに恵まれなかった」ことを、気にして生きるのがつらい【心屋仁之助 塾】
Woman.excite / 2017年10月31日 7時0分
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに恵まれなかったことを、気にして生きるのがつらい」という、カレンさん(49歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。
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■カレンさんのお悩み
結婚しましたが子供に恵まれませんでした。その事についてずっと気にして過ごしてきました。夫婦関係は円満で、主人はとても優しいです。人と接する仕事を長年続けていますが、家庭の話題、特にお子さんの話題になることが多く、「さみしいでしょ」「旦那はいなくても子供はいてよかったよ」といった他者からの言葉に傷ついてしまいいます。
父親にしてあげられなかった主人にも心配をかけたくなく、自分がつらい場面にいるとき「あぁ、主人もこんな思いしているのかな」と思うと、つらいです。長年「気にしていない自分」で過ごしてきて、いつも主人にどこか悪かったな~と思ってしまい、この事について誰にも言えずにきました。仕事や健康面に影響しているわけではありませんが、どうすれば心が少しでも楽になりますでしょうか。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんより
こんにちは。ずっと口にすることができなかった、大切な大切な本音を言葉にしてくださり、ありがとうございます。お互いを思い、支え合う、とても素敵なご夫婦の姿が浮かびました。
ご主人の優しさゆえ、子供を授かることのなかった責任や悲しみを、カレンさんはひとりで背負おうとされてきたのですね。その背負った荷物が重たく感じられるときがあっても、彼の心を守るために、無防備にはその胸に飛び込めずにきた――。
だからこそ、無意識に我慢が積もってきてしまい、苦しかったですね。
「本音が言えない」ということは、お互いがお互いの気持ちを「想像」するしかない状況の中で生活している、ということ。相手の気持ちをおもんばかるのは、愛があるからこそ。一方で、想像が想像を呼び(妄想とも言います)、思わぬ方向に膨れ上がった状態で、「相手はこう思っているはずだ」と決めつけてしまう場合もあります。
あなたがひとり悶々としている間、彼は彼でどんなことを感じていたでしょうか。それは聞いてみないと分かりません。子どもを授かることのなかった人生を彼なりに受け止めていることもあれば、その寂しさ以上に、あなたとの人生を前向きに進んでいこうと思っているかもしれません。
カレンさんは、彼との今後の人生をどんなふうに歩んでいきたいと思っていますか? 「子どもがいてもいなくても、彼と幸せになりたい」という思いは、あなたの中には、変わらずあるのではないでしょうか。ここにご相談くださったことをきっかけに、勇気を出して、ご夫婦で心の内を打ち明けあってみませんか。
あなたの本音とは、ここに書いてくださったような「やわらかい心の内」のことです。彼に対して「叶えてあげられなかった」とあなたが感じていること。申し訳なさや、罪悪感で自分を責めてしまうこと。心ない言葉を言ってくる他人への腹立たしさ。そのあとに襲ってくる無念さ。そして、あなた自身の純粋な気持ち。会いたかった。愛したかった。お母さんになりたかった。彼をお父さんにしてあげたかった。悲しい。寂しい…。
そして改めて、今カレンさんにご提案させていただけますか? それは、心に嘘をついてまで明るく振舞うのをやめること。「本当は寂しかったり、こわかったり、悲しかったりするのに、元気なふり」を、少しずつやめていくチャレンジです。いきなりご主人に対してが難しい場合は、外での人間関係からで構いません。
今までの「ひとりで抱える」「私が守る」という頑張りを、これからは「彼の器の大きさを信じてみる」「守られる」という方向に使うことで、やっとご主人には、あなたのヒーローになれるチャンスが与えられるように思います。
このことをきっかけに、お二人がますます絆を深めていかれますよう、心から応援しています。末永くお幸せに。
・このカウンセラーのブログを読む
(志緒村亜希子)
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