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先が見えない夫の赴任先生活 毎日が単調で退屈です…【心屋仁之助 塾】

Woman.excite / 2017年11月7日 7時0分

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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「海外で育児中ですが、毎日が単調で退屈」という、律子さん(34歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。


© Africa Studio -stock.adobe.com



■律子さんのお悩み
4か月前から夫の転勤に伴い、1歳の息子と一緒にアトランタに引越してきました。夫の会社の都合次第なので、就労は考えておらず、働くことへの未練も感じていません。

しかし、毎日が単調です。今までは「X年X月に結婚して地方へ引越す」「X月に子供が産まれる」「X月からアトランタへ」など目標や区切りがあり、メリハリを持って生活できました。

今は、何もありません。かと言って、右も左も分からず言語も違う海外で、新しいことを始める気も起きません。家の中で日本のゲームをやっている瞬間が至福のときです。夫はそんな私を不憫に思い、心配してくれています。終わりの分からない海外生活、私はどう過ごせば良いでしょうか?

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより

律子さん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。慣れない土地での生活は、自分がその土地に根付くまで、気疲れが多いことと思います。

そんな状況下でも、律子さんは今の生活に大きな不満はなさそうですね。不満はないものの、単調さのなかで時間を持て余している…というところでしょうか。

本来「幸せ」とは、そのような単調なものかもしれません。ただ人間は贅沢なもので、どんなに幸せでも、変化やハリは欲しいものですよね。

「あと数ヶ月なら今のままでもいいけれど、これが何年も続くのなら嫌だ」「どのくらい続くかわからない状況で、どう過ごせばいいかわからない」というモヤモヤ感が最大の悩みなのかなとお察しします。

きっと律子さんは、家庭を最優先に、周りの環境や状況に合わせることが上手で、その条件の中で幸せを見つけるのも上手な、素敵な方なのだろうと感じました。

しっかり計画性もある方なので、「いつまで」という区切りがわかっていれば、その期間で楽しめることを見つけられる。けれど、今回はわからないから計画できないでいる――。そのような状況ではないでしょうか。



そんなときは、以下のように考えてみると見通しが付いてくると思います。

今の生活を続けるなら、後どのくらい続けていてもいいですか? もう嫌だとなったら何をしますか? 何がしたいですか? 例えば、あと3年間アトランタにいると仮定したら、何をしたいですか?

きっと律子さんなら、「せっかくそのくらい海外にいるのなら、ああしたい、こうしたい」が出てくるのではないでしょうか。

この際、「何年いることになるか」は気にせず、どんどんやりたいことをやってみてはどうでしょうか。だって、帰国をまだかまだかと待ちながら、今の生活をしているのは、すごく長く感じると思いませんか?

あるいは、日本にいたら、何をしていましたか? そのことを、海外でもしてみてはどうでしょうか。諦めなくてもいいのです!
 
「まずは、英語を学ぶ」のもいいかもしれませんが、生活に必要な英語は使っていくうちにきっと覚えるでしょうし、「やりたいことをやるなかで覚えていく」のもいいと思いますよ。

「右も左も分からず言語も違う海外で、新しいことを始める気も起きません」というのは実は逆で、やりたいことを始めたら言語も覚えて、周りに仲間も増えて、右も左もわかるようになる――。

子育てを通しての出会いも、たくさんあるのではないでしょうか。帰国する頃には「もう帰るの?」って言っちゃうくらい、充実している律子さんを想像してみましょう。
 

いま律子さんは、「期限」という縛りを外して「自分がどう過ごしたいか」を考えてもいい、とても素敵な時期に来ているように思います。

なぜなら、これまでの「目標」や「区切り」とおっしゃっている内容は、人生の流れや旦那さんと話し合って決めてきたことが多く、そのなかで、自分の役割をきちんと果たしてきた。そんな印象を持ちました。

見方を変えれば、その目標や区切りの中で「しなくてはならないこと」があったから、能動的に「どう過ごすか」「どう過ごしたいか」を考えなくても良かった――とも言えるかもしれません。

だからこそ今、改めて「自分がしたいこと」を考えてみてほしいのです。1歳の息子さんの子育てだけでも大変なことと思いますが、家の中で赤ちゃんとずっと二人きりだとストレスを溜めやすいと思いますし、海外にいたら尚更だと思います。ぜひ外に出て、人々(現地の方や在住の日本人)と関わって、助けてもらってくださいね!

最後に、「夫はそんな私を不憫に思い心配してくれています」の言葉が少し気になります。「旦那さんを安心させるために、何かをしなくては!」なんて考えなくていいのですよ。律子さんが至福を感じられているなら、その時間を大切にしてください。堂々と至福宣言をしてくださいね。

そして旦那さんにも、たくさん助けてもらってください! 律子さんがどこにいても、律子さんらしく楽しめることを応援しています!

・このカウンセラーのブログを読む

(高橋かのん)

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