夫よ、これしてくれたら助かる…! 3人育児ママによるパパ株UP術【コソダテフルな毎日 第48話】
Woman.excite / 2017年11月23日 12時0分
子どもが生まれるにあたって、「子育てで僕に出来ることって何だろう」って考えているそこの旦那さん!! あなたはすでに良きパパです。
ただ生まれた瞬間からスタートする母親業とは違って、お父さんという生き物はスタートダッシュが遅い場合が多く、我が家の場合は、父親である夫が母親の私に追い付くまで5年はかかりました。
きっと生まれる前まではやる気満々だったお父さんも、生まれてみれば自分には母乳は出せないし、抱っこしてもどうも泣かれることが多いし、2人の子どもっつったって現実的に日中は仕事があるし…。
こういう小さな「お母さんじゃないとダメ」が積み重なって、お父さんの自信を少しずつ削いでいってしまうのかもしれません。
私たち女性は父親側の寂しさにも似た諦めにも似たような感情をなかなか理解することができず、不満をぶちまけてしまいがちですがどうかそこを!!
「俺だって一生懸命やってるんだよ!」とキレかえさずに刀を鞘に納めてくださいませ。
「もっと手伝ってよ!」と妻にブーブー言われつつも心のなかでは「物理的にそんな時間ないよ…」と思っているそこのパパ!
これをやってくれたら夫の株が急上昇する!! というスペシャル術を伝授いたします。
お皿を洗ってくれるのもうれしいし、ゴミだししてくれるのもありがたいけれど、これをやってくれたら他のパパより頭1個分出るんじゃないかなと思うことがあるんです。
しかも、2人目、3人目こそやってくれるとありがたいこと。
■2歳と0歳の2人育児は毎日が戦争
私は次男が2歳半のときに三男を出産しました。
「王道の2歳差育児」を地で行っていたのですが、この2歳差っちゅうのはメジャーなわりに、一番大変な組み合わせなんじゃないかと思う年齢差でして。
2歳0歳を1人で見るなんて毎日が戦争すぎるんです。
しかも私は専業主婦だったので、長男は幼稚園で昼過ぎまで預かってもらってましたが、次男はまだ未修園で私がずっと家で見ていました。
専業主婦って一見お気楽に見えるのかもしれませんが、実際はかなり向き不向きのある分野で、子どもと24時間365日毎日いることに向いてる人と、向いてない人に分かれると思います。
当時は絶賛イヤイヤ期の2歳次男と不眠症の0歳に毎日毎日息をつく間もないほど振り回されていましたが、そんな中でよく周りからアドバイスされた言葉がありました。
「1人で頑張らずに周りを頼ってね」
これ、本当によく聞きました。
「頼れるものはどんどん頼って。」と。
でも、これが私にとってはハードルの高いことだったんです。
■どこを頼ればいいかわからない
まず、どこに頼ったらいいのかがわかりません。
子どもが生まれた時には保健師さんが子育て支援の案内を持ってきてくれます。
ただ「それ」は冊子のなかに閉じ込められていて、具体的なことは何もわかりません。
施設の名前がずらりと並んでいるか、よくても簡単な自己紹介が書かれているだけです。
もちろん子育て支援センターも、ファミリーサポートも、一時保育も病児保育も、それぞれがどういった支援をしてくれる場所なのかは2人目ということもあって理解はできていました。
(1人目のママさんだとまずここから勉強することになるので、よりハードルは高くなるかもしれません)
ただ土地勘もなく、横の繋がりもほとんどない私からしたら「家から近くて預かりが出来る施設がどこなのか」「そもそも空きはあるのか」そこから調べることが必要になってくるわけです。
夫も、毎日寝不足でてんてこまいの私を見かねて、次男を「一時保育に預けたらどうか?」と提案してくれていました。
周りも夫もみんながみんな「一時保育やファミサポなどを利用してもっと息抜きしたら?」と言っていたのにも関わらず、私はなかなか重い腰をあげることができませんでした。
そんな日々を過ごしながら数年たち、三男を出産。さらに毎日がてんてこまいになりました。
そんなに大変なら、どうしてもっと楽になる方法を探し出そうとしないのか。
その理由が当時の私には自分でもよくわかりませんでした。
なんだかんだと理由をつけてなかなか動きだそうとしなかったのですが、どうして動こうとしなかったのか、数年たった今になって分かってきたんです。
調べようとしない理由は、お金でもないし、罪悪感でもないんです。
やる気が出ないんですぅぅぅ!!
えええぇぇぇーーー!!! やる気の問題っ!?
とお思いかもしれませんが…落ち着いて聞いてください。
■寝不足で、必死で…冷静な判断ができない
なんていうか…抽象的ですが、5歳2歳0歳男の子3人を1人で育ててる毎日って、ちょっと常識とはかけ離れたような生活というか、どこかしら思考が停止してるようなところがあるんです。
(言い方はアレですけど、少なからずどのママにもあるんじゃないかと思います。一番大変な時期の記憶がないっていう話もよく聞きます)
日々をこなすことで精一杯で、寝不足で、理性的な判断ができない部分があるんですよね。
資料を開いて、どこが一時保育をやっていて、どこなら預かってもらえるか、1件1件電話して確認していく。
この作業がものすご~~~~くハードルが高いです。
私は途中で仕事を始めてようやく必要に迫られて一時保育を探し始めましたが、冊子に載ってることと現実は違います。
電話して聞いてみれば一時保育は飽和状態で実質、機能が停止している保育園もたくさんありますし、「その日の空きがあれば可能。空きがなければ無理」といった確約ができない保育園もたくさんありました。
子どもが静かな時間に電話できればいいのですが、3人揃って昼寝してる時間もないですし、電話1本かけるのがこんなにも大変だとは、きっとお父さんには分からないんじゃないでしょうか…。
そこで、最初の話題に戻りますが、パパたちに協力してもらいたいことがあります!!
ニーズはすべてのママには当てはまらないかもしれませんが、私のようなママも一定数いると思います。
ずばり…
「一時保育に預けたらいいんじゃない?」と提案するだけでなく、見繕ってきてほしいんです!
預けるのは妻なんだから自分で探せ、じゃなくて、妻の代わりに(もしくは一緒に)探してきて、なんなら面接日をセッティングしてきてほしいんです。
他力本願でだらしないように思えるかもしれませんが、「この日にこの場所に行け」とお膳立てしてくれる人が欲しい。私が求めていたのはこれだったんだと思います。
どこなら預かってもらえるのか、預かってもらうとしたらどうすればいいのかなど、リサーチして、結果を教えてくれるだけでもかなり労力が減ります。
一時保育にせよ、ファミリーサポートにせよ、一度現地まで向かって登録しないといけない場合がほとんどです。
ファミリーサポートの場合は本部に登録して、さらに提供会員さんと事前面談もしなければなりません。
人命に関わることなので必要なことなのですが、赤ん坊と赤ん坊みたいなもん2人連れて1人であちこち出向くこと自体どうしても億劫になりがちです。
そこを、夫が一緒になって動こうとしてくれたなら…有休でも取って一緒に動いてくれたなら、奥さん、きっとものすごく助かると思います。
私が欲しかったのは、情報がつまった冊子でも、「預けたらいいよ」の気遣いでもなくて、
「一緒になって探してくれる人」だったんだと今になってようやくわかりました。
利用するしないは別として、夫が一緒になって子育て支援施設情報を調べてくれてるって分かるだけでも妻としては心が温まると思います。
世のお父さんたち。
一時預かりが出来る保育園、身近にどこにあるかご存じですか?
ファミサポってなにかご存じですか?
「なにそれ?」なお父さんもまだまだたくさんいるはず。
お母さんだけの仕事じゃありません。
ぜひ一緒になって調べてみてください。
(ちゅいママ)
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