産後のセックスレスからモンスター化する女性4パターン【シリーズ・モンスターワイフ 第5回】
Woman.excite / 2017年11月18日 21時0分
産後のセックスレスからモンスター化する女性4パターン【シリーズ・モンスターワイフ 第5回】
「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美さんが、女性に共通する闇を暴きます。結婚後に露わとなる、女性がうちに秘めるモンスターの実態を解明します。
今回ご紹介するのは、「セクシャル系モンスター」です。
(c)YakobchukOlena - stock.adobe.com
「モンスターは、そんなプライベートな分野にまで侵入しているの!?」と、ショックを受けたあなた。現代の妻たちの最大のお悩みであるセックスレスを回避するためにも、このモンスターについて知っておくことは非常に重要です。
それでは早速解説していきましょう。
■セクシャル系モンスター
1. エロゾンビ:
男性は多くの場合、年齢とともにED気味になり、性欲が落ち着いてゆくことが多いです。ところが女性では、育児が一段落した頃に突然、それまで忘れかけていた性欲が盛り返してくるケースがあります。こうした妻の変化を夫が受け入れてくれれば、夫婦仲はとっても安泰。ところが夫たちの多くは、ゾンビのように突然蘇った妻の性欲に困惑してしまいます。
それは子育て期間のセックスレスが長引くうちに、夫が妻を性的対象として見ることができなくなってしまったから…。すでに「かあさん」化した妻にどうやってエロスを感じればいい?と悩むわけです。
一方妻は…、家事・育児や仕事の両立もどうにか軌道に乗ってきた。やっと一息つけたその時に、湧き上がってくる不安感や焦燥感…。「そう言えば、もう何年もセックスレス。私の人生、もう二度とセックスすることなく終わるのかしら」と。
「子育ても家のことも、その上仕事まで必死で頑張ってきたのに、ようやく時間にも心にも余裕ができた時には『ゾンビ』扱いだなんてあんまりだわ!」というその気持、よーく分かります。
夫たちも、そんな妻側の事情を分かっていないわけではないのです。事情を頭では分かっていても、下半身はエロゾンビから逃げ出そうとする…、そんな悲劇に直面しないためにも、出産や育児、家事が忙しいことを理由にセックスを中断してはいけないのです。
2. ダイダラボッキ:
セックスを拒まれたエロゾンビは、ダイダラボッキに進化。勃たない夫をどうにか勃たせようとして、夫をますます困惑させます。「愛」という言葉をさかんに口にしますが、このモンスターは巨大に膨れ上がった妻の性欲の化身。いかにもなセクシー下着を身に付け、夫には強壮剤を飲ませ、猫なで声で必死に夫に迫ります。
しかし努力が報われないと分かるやいなや、「なんで勃たないのよ!」と怒り狂う。お決まりの捨てゼリフは「もう私を愛してないのね!」…愛や癒しとは無縁の、肉欲に支配された惨めな妻の姿…夫にとっては恐怖でしかありません。
3. 昭和的カマトト狐:
男性の気を引こうとウブを装う「カマトト」は、関係の初期段階においてのみ有効な手段。妻がベッドの上でまでカマトトでは、セックスはつまらなくなる一方です。いつまでもセックスフルでハッピーな夫婦でいるためには、意識的にセックスを育てていく必要があるのです。それなのに、夫からちょっぴりエッチな提案が出るたびに「イヤだ!」「恥ずかしい!」と片っ端から拒絶していては、二人のセックスは育ちようがありません。
決まりきったパターンの退屈で義務的なセックスは、セックスレスへの第一歩です。
4. 冷凍マグロ・エロの邪鬼(じゃく):
女性が積極的にセックスについて考え、発言する機会が増えた現在。それでも「セックスは男性が頑張るもの」という固定観念に縛られた妻が意外に多いのは、非常に残念なことです。こうした妻はベッドの上で固まったように、セックスをすべて夫任せにします。その態度は「なんで女の私が、何かしてあげなきゃいけないの?」と、ふてぶてしいまでに非協力的。
互いが「相手にも気持ち良くなってもらいたい」という優しい気持ちを持って自発的に協力し合うからこそ、セックスから癒しや幸福感が生まれるのです。
しかしこのモンスターは「女の私のほうから動くだなんて! 私はAV女優でも風俗嬢でもないのよ!」と、女性がセックスに積極的になることに嫌悪感を抱いてます。
また「エロの邪鬼」は、自分の性欲にフタをして、気持ちとは正反対の行動を取ってしまうモンスター。
その背後には閉鎖的なセックス観や、セックスに対する過度の禁忌感があります。このモンスターも、夫婦間のセックスを幸せなものにすることを妨げてしまいます。
重要なコミュニケーションであるセックスを夫婦で楽しめるようになるためには、凍りついて固まった頭とカラダを溶かしていかなければなりません。
■セクシャル系モンスターについて
今日「セックスレス」という言葉は完全に私たちの社会に定着していますし、「友達夫婦」などという言葉もできて、夫婦間にセックスがなくても当たり前のような風潮が出来上がりつつあります。
良い時も悪い時も、長い時間を共にするのが夫婦。時には相手にイラついてしまい、それがケンカに発展してしまうことだってあります。
けれども長い時間と生活のあらゆることを共有する夫婦という間柄だからこそ、何もかもハッキリ白黒つけるのは不可能ですし、仮に白黒つけてしまったらそれはそれで、二人の関係はギスギスしたものになっていってしまいます。セックスはなくても仲良しという定義付けを振りかざしてはいけません。
そんな時にこそ、セックスやスキンシップは大きな効果を発揮するのです。さっきまでは相手にイラついていたけれど、パートナーと優しく触れ合ったり抱き合ったら、自分がどうしてあんなに怒っていたのか、自分でもおかしくなってしまうことだってあるでしょう。
セックスは夫婦仲を良好に保つための重要なツールのひとつです。セックスレスに陥らないために、一刻も早くあなたの中のセクシャル系モンスターを退治しましょう。
最後にご紹介するモンスターは、「バイオレンス系モンスター」です。
(三松真由美)
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