『コウノドリ』坂口健太郎の過信が招いた失態と成長。もしもわが子だったら…
Woman.excite / 2017年12月7日 11時0分
![『コウノドリ』坂口健太郎の過信が招いた失態と成長。もしもわが子だったら…](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/womanexcite/womanexcite_E1512285964224_0-small.jpg)
金曜ドラマ『コウノドリ』
© TBS
『コウノドリ』第8話が12月1日に放送された。新生児科医としての自分を過信することで診断ミスをおかしてしまった白川(坂口健太郎)。もしわが子が診断ミスをされてしまったら、主治医を許すことができるだろうか…。
そんなことを考える一方で、今橋(大森南朋)の上司としてのあり方、四宮(星野源)の父への思い、同僚としてのサクラ(綾野剛)の優しさなど、さまざまな人間模様が交錯するストーリーにグイグイと引込まれてしまった。
■坂口健太郎の過信が招いた失態と成長
![金曜ドラマ『コウノドリ』](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1512285964224/1512449872_3.jpg)
© TBS
白川は、新生児科医として自信がつき、先端医療などの“上”を目指そうとしていたが、それは同時に周囲が見えなくなっている状態でもあった。
そんな折、風間真帆(芦名星)の赤ちゃんが新生児仮死で誕生する。その症状から白川は「新生児遷延性肺高血圧症」と診断するが、治療を続けても症状は一向に良くならない。じつはベビーには先天性心疾患があり、早急に手術が必要な状態だったのだ。
白川に対し、「それって医療ミスじゃないですか」と激高する父。一方母は冷静に子どもの病状説明に耳を傾け、他院への搬送を懇願する。搬送の準備が進む中、ドクターカーへの乗車を拒む白川に、今橋は「最後まで責任持って見届けなさい」とめずらしく声を上げた。
真帆の退院日、白川は風間夫妻に「力及ばず、申し訳ありませんでした」と謝罪する。己の力不足を痛感し「悔しいです」と涙を流す白川。その背中に、今橋は「その気持ち、忘れないでね」と優しく声をかけた。そして白川は、“上”ではなく“先”を目指すことを決意し、ペルソナを辞めて小児循環器科で研修をしたいと申し出るのだった。
■もしもわが子が診断ミスにあったら…
![金曜ドラマ『コウノドリ』](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1512285964224/1512449872_2.jpg)
© TBS
白川は自分の非を認め、新たな目標へと歩み始めた。だが、もしも自分が真帆の立場だったら彼を許すことができるだろうか…。
ひとりの医者の慢心によって、生まれたばかりのわが子が意味のない治療に苦しんだのかと思うと胸が痛くてたまらない。そうでなくても精神状態が不安定になる産後に、子どもの心配、自責、さまざまな感情にもだえる3日間。そのつらさは計り知れないものだ。父親は白川に対して怒りをあらわにしていたが、正直、それが普通のようにも思えてしまう。
それでも今回、真帆が気持ちを強く持てたのは、サクラの「がんばり屋さんの赤ちゃんを誇りに思ってください」という助言があったから。正常に出産できないと母は自分を責めがちになる。でも「ごめんね」ではなく「すごいね」と励ます勇気を持ったことで、真帆は母として強くなったのだ。
![金曜ドラマ『コウノドリ』](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1512285964224/1512449872_4.jpg)
© TBS
真帆だって、怒りや憎しみといった感情を押さえ込み「お世話になりました」と絞り出したのかもしれない。けれども、そんな彼女の行動があったから、白川も前に進むことができたのだろう。
人間なら、だれしもミスはあって当然のこと。だが医師には、ひとつのミスが生死に直結してしまう恐ろしさがある。もちろん、今回は赤ちゃんの命が助かったからこその展開だが、ペルソナを離れて学びを深める決意をした白川の姿はまぶしく、心からエールを送りたくなった。
■星野源の「だったら生きろよ」が心を打つ
![金曜ドラマ『コウノドリ』](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1512285964224/1512449872_7.jpg)
© TBS
地元・能登に帰省した四宮は、ステージIVの肺がんを患いながらも産科医を続ける父・晃志郎(塩見三省)を治療に専念するよう説得する。なかでも「この町を子供が産めない町にはさせない」と言う父に対して発した「だったら生きろよ」というセリフは、心に刺さるフレーズだった。
じつはこのセリフは、星野が監督と一緒に現場で考えたものだとドラマ公式サイト内のインタビューで明かしている。四宮を全身全霊で演じる星野から出た言葉だったからこそ、これほどまでに視聴者の心を揺さぶったのだろう。
早剥の研究という自分のやりたいことへと気持ちを固めていた中、白川はペルソナを離れることとなり、父は病に倒れてしまう。「四宮が自分で選択するべきだ。自分の行くべき道を」というサクラの言葉は四宮に届くのか。その決断に注目したい。
![金曜ドラマ『コウノドリ』](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1512285964224/1512449872_5.jpg)
© TBS
■絶妙フォローの上司とわが子に怒ってばかりの自分
それにしても、白川に対する今橋のフォローは絶妙だった。頭ごなしに叱るのではなく、注意すべきところはきちんと伝え、最後に優しくフォローする。こんな上司がいたらいいなぁなんて幻想を抱きつつ、ガミガミ怒ってばかりのわが子に対して、自分が今橋のように接することができれば、お互い成長できるのかも…とちょっぴり反省。
そして久々の登場となった新井(山口紗弥加)は、小児科医として活躍しているとわかり一安心。しかも左手の薬指には結婚指輪が! ペルソナ時代は忙しくてデートも中断ばかりだったので、今は少し時間ができてゆっくり結婚生活を送れているのかしら? と想像し、顔がほころんでしまった。
![金曜ドラマ『コウノドリ』](https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1512285964224/1512449872_6.jpg)
© TBS
12月8日に放送される第9話で、サクラが向き合うのは原因解明の難しい“不育症”。一方四宮は、父が病院に搬送されたことを知り、再び能登に戻ることとなる。
金曜よる10時から
(nakamura omame)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
医師役がハマると思う「30代男性俳優」ランキング! 「坂口健太郎」を抑えた同率1位の2人は?
オールアバウト / 2024年8月6日 19時40分
-
子どもの命を守る“最後の砦” 小児集中治療室「PICU」に密着 広い北海道に唯一の施設
STVニュース北海道 / 2024年7月28日 8時4分
-
【海外発!Breaking News】「小児科医」と偽り生後3時間の女児をリュックに入れて誘拐した女、逮捕(ブラジル)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年7月28日 7時47分
-
聖マリアンナ医科大学病院に「頭のかたち外来」が開設 ジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメットを用いた「赤ちゃんの頭のかたち」矯正治療(ヘルメット治療)が受けられるようになります
PR TIMES / 2024年7月16日 16時45分
-
褒められて「いえいえ私など」と謙遜する人は要注意…管理職に抜擢されてメンタル不調に陥りやすい人の特徴
プレジデントオンライン / 2024年7月15日 8時15分
ランキング
-
1【災害対策】意外と知らない? 水道水は保存できる! “目安期間”を警視庁解説
オトナンサー / 2024年8月9日 20時50分
-
2「ハーゲンダッツ」ってどういう意味?なぜ群馬に3カ国だけの工場が?【8月10日はハーゲンダッツの日】
オールアバウト / 2024年8月10日 7時40分
-
3「日本のパイロットはすべて近眼」…ルーズベルト大統領が真珠湾攻撃まで疑わなかった、“信じがたいデマ”の数々
文春オンライン / 2024年8月10日 6時0分
-
4日本で「パリ五輪」がいまいち盛り上がらなかったワケ。フランスを含む、他国の注目度はどうだった?
オールアバウト / 2024年8月9日 21時45分
-
5読解問題の常連「60字以内で述べよ」の正答率がグンと上がる…国語教師が「これ一択」と断言するノートの名前
プレジデントオンライン / 2024年8月10日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)