正月疲れのママたちへ 、フードデザイナー横田美宝子さんが薦める「からだを癒す食事」とは
Woman.excite / 2018年1月12日 12時0分
お正月明けのこの時期、なんだか疲れていませんか? 年末年始はママにとって、心身ともにフル回転の大イベント。ひと段落した今が、実はとっても疲れているのです! だから1月は「疲れたからだを癒す食事」を意識してみましょう。
左:葉山の隠れ家カフェ、おやつ&デリ「3pmさんじ」のオーナーで、フードデザイナーの横田美宝子さん
とくに女性は冷えに弱いもの。からだを温めて整え、親子でおいしく食べられる簡単メニューを、薬膳料理に詳しいフードデザイナー、横田美宝子(よこたみほこ)さんに伺いました。
葉山にある隠れ家カフェ、おやつ&デリ「3pmさんじ」のオーナー。フードデザイナー。鎌倉薬膳アカデミーの山内正惠先生に師事。自然の色を目から楽しむことを大切にし、生産者から直接仕入れて、薬膳のメソッドと四季のリズムを生かした、独自の養生ご飯とおやつを作っている。著書に『3pmさんのおやつまみいろいろ 野菜そのままの自然の色がおいしい!』(文化出版局)。
HP:http://www.3pmsanji.com/
Facebookページ:@3pmsanji
Instagram: @3pmsanji
Blog:http://sanjiblog.exblog.jp
■お正月明けはこれでパワーチャージ!
小豆粥/小豆とキャベツのスープ
1月15日は昔から小正月といって、小豆粥を食べる習慣が昔からあります。小正月は、古くは女正月とも言われて、年末年始を忙しく働いた女性たちをねぎらう日でもあったそうですが、そんな日に食べていたのが小豆粥。平安時代には、小豆粥は、邪気を祓い一年の健康を祈る宮中行事として記録されています。
「小豆は薬膳では、からだにたまった水分を外に出す、むくみ防止の食材と言われています。冬は汗もかかず、水分をためこみやすい時期でもありますから、デトックスのためにも小豆はおすすめです。水をからだに溜め込んでしまうと、冷えやすくなったり、からだが重くなってしまいがち。疲れのモトとなってしまいますから、小豆を食べて余分な水分を出すことを意識してみては」(横田さん)
ただし、砂糖のとり過ぎにはご注意を。
「白砂糖は逆に、湿の性質があり、水分をためてしまうと言われています。小豆あんを食べる際は、甘さを控えめにするといいですね」(横田さん)
▼小豆粥の作り方
小豆は市販のゆで小豆を使うと、簡単です。また、忙しい時はレンジで温めるだけで出来あがる簡単パックなどを活用してみても。
左:赤飯用あずき水煮(225g)¥190(税抜・参考価格)/井村屋右:「あずき玄米がゆ」(250g) ¥380(税抜) /PAN&Go
「また、胃腸疲れにはキャベツと小豆を煮込んだスープもおススメです」(横田さん)
▼キャベツと小豆のスープの作り方
小豆とキャベツのスープ煮 ©横田美宝子
ゆで小豆、キャベツ、葱、生姜少々。塩または塩昆布を少々。
<作り方>
水を沸騰させた鍋に、材料を入れてキャベツが柔らかくなるまで煮込む。最後にお好みで塩または塩昆布を少々で味を整える(入れなくてもOK)。または塩や塩昆布の代わりに醤油や味噌で味付けしてもOK。
■冷え対策に、根菜類を食べてぽかぽか
鮭とカブのクリーム煮
冷え対策には、からだを温める根菜類を食べましょう。
「冷えによって、からだの機能は衰えがちです。そんな時に食べたいのが、根菜類です。とくに玉ねぎ、ショウガ、カブ、レンコンなどは温性の食材ですのでおススメです。また魚では、鮭もからだを温める素材ですから、根菜類と一緒にクリーム煮などにすると、お子様にも喜ばれます」(横田さん)
▼鮭とカブのクリーム煮
鮭とカブのクリーム煮 ©横田美宝子
カブ、鮭、ホワイトクリーム(めんどうであればコンソメ味でもOK)、塩コショウ少々。
<作り方>
カブと鮭をそれぞれザク切りし、煮込む。仕上げにホワイトクリームと塩コショウで味を整える。
カブは赤カブなども取り入れると、見た目にも食欲をそそります! ホワイトクリームには市販のものを使えば簡単ですね。
乳製品を使わないホワイトシチューでヘルシーに。ホワイトシチュー(200g) ¥400(税抜)/チャヤマクロビ
これから春に向けて、ママの行事は目白押し。バレンタイン、歓送迎会、卒園・入学などなど、忙しい春を乗り切るためにも、今から毎日の食事でセルフケアを意識してみてはいかがでしょう。
(東ミチヨ)
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