なんだか夫とうまくいかない…「夫婦の危機」訪れやすいタイミングはこの3つ
Woman.excite / 2018年2月22日 21時0分
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夫婦関係に悩んでいる、という相談者は少なくありません。結婚してからずっとアツアツ…というケースのほうが珍しく、多かれ少なかれ関係がうまくいかない時期というものを経験しているご夫婦が多いように思います。
実は夫婦には「危機におちいりやすい時期」というものが存在することをご存知でしょうか。このタイミングを知っておくことで、関係をうまく軌道修正できるかもしれません。
■夫婦クライシスその1:生まれてくる子どもに対する“温度差”が原因「妊娠時」
夫婦の危機が訪れやすいといわれている時期のひとつ、それが妊娠時です。おなかの中に新しい命が宿れば、夫婦でその喜びを分かち合いたいものですよね。でも夫はなぜか、私ほど喜んでいない。そんな態度から「どうしてもっと喜んでくれないの?」「関心を持ってくれないの?」と不満を抱いてしまうことがあります。
実はこの時期、夫と妻とでは「親になる」ことへの意識に微妙な差があります。男性の場合、子どもができる喜びと同時に「これからどうなるんだろう」「大丈夫だろうか」「父親としてやっていけるだろうか」という不安、恐怖がわきあがってくるようです。そのため、複雑な気持ちが自然と顔にでてしまうこともあるでしょう。
妻の妊娠は、男性に喜びと不安の相反する感情がごちゃ混ぜになり、複雑な気持ちが生まれる。そういうものなんだと知っておくだけで、妻は少し不満がやわらぐのではないでしょうか。
そもそも、夫と自分とでは気持ちにズレがある。だから、100%理解されなくても80%くらい分かってもらえればいいか。そう思って妻が接すれば、お互いの心も落ち着いてくるかもしれません。
■夫婦クライシスその2:夫の居場所がなくなってしまう「出産後」
出産直後は、子どものことで手いっぱいになってしまう妻に対し、夫は「居場所がない」「かまってもらえない」という意識が生まれ、2人の間に溝ができてしまうことがあります。そんな心のスキにつけこまれ、中には浮気に走ってしまう夫も。
そんな最悪な状況になる前に、まずは「夫婦で話をする時間」を意識して持つようにしましょう。とはいっても、出産後はやるべきことがたっぷりあって、なかなか難しいかもしれませんね。でも「子どもだけではなく、あなたのことも気にかけているよ」というメッセージを会話で伝えていけば、夫が抱く疎外感も少しずつ解消されていくはず。
家の中に自分の居場所があると思えれば、夫は家族のことを今以上に気にかけてくれるようになるのではないでしょうか。
■夫婦クライシスその3:異動や新規事業立ち上げなど「仕事の転機」
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仕事の転機も、意外に危機が訪れやすいタイミング。これは、男性だけに限らず、働くママの場合にも当てはまります。「仕事の喜びを共有できない」「家では不安をはくことができない」などの理由から、気持ちを共有できたり、はげましたりしてくれる“夫・妻以外の誰か”へ気持ちが傾きがちになってしまうようです。
この場合も、基本は出産後の対応と同じ。夫婦間でなるべく会話をすることが大事です。特に意識してほしいのは「話を聞く」ということ。といっても、無理やり「この前の件、どうなった?」「今日は大丈夫だった?」と矢継ぎ早に聞く必要はありません。相手が話し始めた時に聞いてあげるだけで大丈夫です。
相手が話しかけてこない時はそっとしておき、その代わり「おつかれさま」「ありがとう」などの声がけをしていきましょう。慣れない育児で頭がいっぱいになっている時、「おつかれさま」とねぎらいの声をかけられると、それだけでホッとすることはありませんか? それは夫も同じ。お互いにねぎらいと感謝の言葉をかけるようにすると、自然と夫婦の危機回避につながっていくはずです。
■夫婦クライシス番外編:熟年離婚をしないために…○○で関係修復
では、すでに夫婦の溝が埋められないほどに広がり、子どもが成人してからの離婚を決めている、あるいは検討している場合はどうすればいいのでしょう。
答えはズバリ、少しでも関係修復したいと思っているなら、婚姻関係にあるうちに1人の時間をたくさん持ち、あえて距離をとることです。
簡単にできる方法としては、寝室を別々にする家庭内別居。できることなら1人旅で「自分1人だけ」の感覚を取り戻すのもおすすめです。「この先、どうするのか」「どうなっていきたいのか」を考える時間をつくっていきましょう。
人は年齢を重ねるにつれ、変化していくこともあります。今、抱いている相手への不満が5年後、10年後も依然として残っているのか、それとも変化するのか。今は、相手の反応に嫌気がさしていても、数年先には相手も変化し、違う反応を示してくるかもしれません。
そういったことを、1人になった時間で自分にじっくり問いかけ続けてみましょう。相手のこと、相手との関わり方がクリアになっていくのではないでしょうか。
夫婦の危機。できれば訪れてほしくないものですが、否応なく出くわしてしまうこともありますよね。代表的な3つのタイミングに共通しているのは、「夫婦それぞれが自分のことで頭がいっぱい」であること。
夫婦関係に不穏な空気が流れた時は自分、あるいは相手が「手いっぱい」になっているかもしれないな、と考え、ふと立ち止まってみるといいかもしれませんね。
(佐藤栄子)
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