「名前のない家事」からの解放! 夫も子どもも気軽にできる片付け術【コソダテフルな毎日 第61話】
Woman.excite / 2018年2月22日 12時0分
先日夫婦で何気ない会話をしていた時のことです。
私がいつもの万年口だけ女っぷりを発揮して「運動しないと将来足腰弱っちゃうわ~」とボヤいていたところ…。
夫が、「すぐに車に頼ろうとせずにこまめに歩くか、もうちょっとちゃんと家事をするか、だな。」
って言ったんです。
え!? なに!? ちゃんと家事をするか…ですと~!?
あの! 私、ちゃんと家事してますけど!!
うちの夫は休日には家事を分担してやってくれますし、その点本当にありがたく思っています。
それと反比例するように、私の家事能力は年々が下がっていき、今となってはすっかり汚母さん(おかあさん)。家事をやらせれば夫のほうがずっと丁寧・綺麗・完璧に仕上げます。
そんな夫から見ると私は「ぐーたらしている妻」なんだと思います。その証拠にこんな一言がありました。
■夫が言った一言にカチン!
とある週末にリサイクルゴミを処分しようとしたんですね(リサイクルゴミ=ペットボトルや缶、瓶などをスーパーのリサイクルボックスに入れます)。しかし週末にこれをやろうとすると、いちいち道も混んでるしお店も混んでるしで思うように進みませんでした。
そこでとうとう夫が言い放ったのです。
「平日に捨てろよ。どうせ時間あるんだからさぁ。」
…なにぃぃぃ!?
私:「そんな時間有り余ってるわけじゃないもん!」
夫:「幼稚園送りに行ったついでに済ませればいいじゃないか」
私:「そうは言ったって私もいろいろあるんだから! 在宅だけど一応仕事してるし!」
夫:「そんなことない。絶対時間あるはずだ。俺は知っている」
私:「キィィ!! 何を知ってんのよ!?」
夫:「平日グダグダしていることをだよ。とにかく週末に溜め込まないで平日に済ませてくれ」
キィィ! 私だって忙しいんだからー!!
と腹を立てた出来事がありました。
私の家事能力には至らない点がいくつもあるのは認めますが、そうは言っても、自分自身の感覚でいえば毎日ずっと家事に追われているような感覚なんです。
次から次へとやることが降って沸いてきては、それをひたすらやっつけていってるようなイメージ。
しかし夫からすると「大してできていない」「もっとできるはず」。
一体この差は何なんだろうって考えてみました。
そこで気づいたのは、夫と私の間に家事に対する認識の違いがあることです。
■「名前のない家事」に追われる妻たち
妻の私は毎日の家事が「やってもやっても終わらない」イメージなのに対して、夫はそうじゃない。
ではなぜ私だけがこんなイメージを抱いているのかを考えてみたところ、ズバリその正体は、
名前のない家事に追われていることにあるんだと思います!
名前のない家事ってご存じですか? 一時期、脚光を浴びたワードですよね。
家事と聞いてまっさきに思い浮かぶのは、洗濯、掃除機をかける、お風呂掃除、トイレ掃除といった「名前のある家事」です。
しかし、日々の生活にははっかりとした名称のない家事があるんです。むしろ、こちらのほうが多い。
そしてはっきりとした名称がないから「片付ける」の5文字で済ませられてしまいます。
が、この「片付け」がとにかく幅広すぎー!
しかも子どもの数が1人よりも2人、2人よりも3人と家族が増えれば増えるほど、どんどんどんどん片付けの幅も広がっていきます!
例えば、今日の我が家を振り返ってみます。
■私がやらなければ、誰もやらない
階段の下を見てみますとそこには、
しぼんだ風船が所在なさげに漂い、幼稚園で次男がもらってきた手裏剣が転がり、どこかから湧いてるのか? と思うほどあちこちに小さなブロックが落ちています。
これらがいつからそこにあるのかというと…少なくとも4日前からそこにあります。えへ!
比較的目につきにくい場所に落ちているものなので、誰も拾うことがありませんでした。そして、私が拾わなければ、きっと一生誰も拾わないと思います。
宅急便で届いたあとの段ボールを畳むのも、洗った牛乳パックを開くのも、ペットボトルのラベルをはずすのも、洗面所の水垢を落とすのも、私がやらなければ誰もやらないし、やらなきゃ! と思う人も誰もいないと思います。
そう…!
名前のない家事の辛いところは、やってるわりに誰にも気づかれないところです!
食器を洗ったり、洗濯を干すのは誰が見ても一目瞭然にわかるのですが…。
落ちている手裏剣を拾ったり、
しぼんだ風船を捨てたり、
落ちているブロックを箱にしまったり、
シャンプーボトルのぬめりを取ったり、
食器かごの底をハイターしたり、
換気扇のほこりを取ったり、
晩御飯の献立を考えたり、
名前のない家事はやったとしてもほとんど気づかれません。
ぜ~~んぶひっくるめて、「片付けた」でおしまい!
自分なりには子どもたちが毎日次から次へと散らかす部屋をエイ! エイ! と片付けているつもりなのですが、いまいち夫には伝わらないし、子どもにも全然伝わっていません。
先日夫がトイレの換気扇を掃除してくれた時に(ホコリが床に落ちてきていたので見かねて掃除してくれました)、私は心から「ありがとう!」と感激しましたが、家族が誰もいないときに私が1人でひっそりトイレの換気扇を掃除したとしても誰ひとり気がつかないと思います。
現にお風呂の椅子のぬめりを取りましたが、誰も気づいていません。
次から次へと湧いてくる名前のない家事をやっつけるのは、現状5人もいる家族の中で私1人です。
いい加減1人で頑張るにも回らなくなってきました。
子どもたちだってもう赤ちゃんじゃありません。家族の一員として協力してもいい年頃です。
そこで、私が、自分も含め家族全員で取り組んでいきたいと思っている目標がこちらです。
■「ついでに何かを手に持つ」作戦
家の中を手ぶらで歩かない!!
どういうことかといいますと、
例えば1階のリビングから2階へあがる時には、転がっているおもちゃをひとつ手に持ってあがるようにする。
寝室から子ども部屋に向かう時には落ちている絵本を手に持って本棚にしまいにいく。
玄関から部屋にあがる時には落ちている手裏剣を手に持ってゴミ箱に捨てる。
など、
「ついでに何かを手に持つ」ようにするんです!
部屋を動くついで何かを手に持って所定の位置に戻すようにすれば、これを家族全員が気をつけたとき、私は相当楽をできるはず…! いやいや、違います(つい本音が)。
1人が担当する「片付け」をみんなで分散させることができるんです。
これならまだ洗濯や食器洗いができない幼稚園組の下2人でもできますし、どっちみち動くついでなのだから取りかかりやすいような気がします。
そしてなにより、休日専門の夫にも協力してもらいたいと思います! 平日の食器洗いや掃除機まで頼むつもりはありません。仕事を頑張ってきてくれてるわけですから。
ただ、家に帰ってきて玄関にあがって手裏剣が落ちていたら、リビングに来るついでに拾ってきて捨ててほしい!
階段にブロックが落ちてたらスーツをクローゼットに片付けるついでにオモチャ箱に入れてほしい!
「そんなの妻の仕事だろ」と言わずにそこをなんとか。だって妻の私はそこに至るまでにもう何個も拾ってきてるわけですから。
家の中を手ぶらで歩かない!
手ぶらで歩くようになった時は家の床がピカピカの時!
これを家族全員に協力してもらいたいと思います。
【お知らせ】
前回の「専業主婦もストレスフル! 『預けられない子育て』を経験した私の願い」の記事下アンケート「Q. 母親が1人で抱え込みがちな育児の現状『預けられない子育て』について、ご意見をお聞かせください」のアンケート結果はこちら↓
(ちゅいママ)
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