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子育て中でも、ぶきっちょでも大丈夫! 良原リエさんのリメイク・アイディア術【手づくり子そだて vol.1】

Woman.excite / 2018年3月8日 19時0分

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『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より 


「子どもに手づくりのものを作ってあげたい」そんなふうに思いながらも、家事や育児、仕事に追われ慌ただしい毎日…。

音楽家の良原リエさんも、働きながらわんぱく盛りの男の子を育てるお母さんのひとりです。でも、暮らしの中には「手づくり」があふれ、それが子育ての息抜きにもなっているそう。

「たのしい手づくり子そだて」の著者でもある良原さんに、育児の合間少しの時間チャレンジできる、簡単なリメイクのアイディアやコツについて伺いました。

良原リエさんプロフィール
音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器演奏家として、映画「コクリコ坂から」(スタジオジブリ)「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」(KADOKAWA)をはじめ、TV、CM、アニメ、ミュージカル、コトリンゴなど他アーティストとの演奏、制作に様々なジャンルで関わる。出産後は料理や庭、インテリア、子育てなど暮らしまわりが雑誌やWEBメディアで紹介され、ライフスタイルすべてが活動の場に。自身の暮らしや手づくりのものを紹介しているインスタグラムも人気。著者に『音楽家の台所』(コノハナブックス)、『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)、『トイ楽器の本』(DU BOOKS)など。
HP:http://tricolife.com/
instagram:@rieaccordion



■“並縫い”ができればOK!
子どものための手づくり、そう聞いただけで身構えてしまう人はいませんか?
「不器用でお裁縫が苦手なんです」という話は、ちらほら耳にします。でも安心してください、と良原さん。



『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より 


「手づくりで何かを作る、というとまずはミシンだと思いがちですが、苦手な人なら一番簡単なのはやっぱり手縫い。ゆっくり確認しながら縫えるし、もし間違ってもほどきやすいからです。

手縫いの方法もいろいろありますが、家庭科の授業で習った“並縫い”さえできればたいていのものはOK。まず初めは、縫う距離が短いものを選べば時間をかけずに仕上がりますし、なにより仕上がった時の“満足!”を感じれば、また作りたいという気持ちにつながるかもしれません」(良原さん)

■“もとの服のかたち”を、とことん活かす!
型紙を取って、大きな布を広げて裁断して…。そんな手間をかけないのも良原さんスタイル。「お母さんの負担をできるだけ少なく」との思いから、なにより良原さん自身が時間のない中で作ってきたアイテムは、短時間でできるものばかり。こちらの「ニットの袖で作ったベビー帽子」もあっという間にできるそう。



『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より


「これはとても簡単。伸びる生地を使うので“ニット”としていますが、Tシャツの袖から作るのが手軽でおすすめ。Tシャツの袖を身頃(胴体の部分)から外すように裁断し、切り口を並縫いで縫い、縫い終わったらぎゅっと絞って縫い留めれば完成!



『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より 


縫うのはわずか15センチほど。最後にぎゅっと絞るので、少々曲がっても全く分からなくなります。帽子の縁にあたる部分は、Tシャツの袖口を利用するので、もう縫ってあります。

すでにある縫い目とことん利用しよう!というのが、私のリメイクのコンセプトです。縫いものに慣れている方なら数分で、慣れていなくても10分ぐらいでできますよ」(良原さん)

■“ハギレ”だけでも素敵になる
それでもやっぱり自身がないという人なら、こんな小さなリメイクはいかがでしょうか。手縫いだけで短時間でできるうえに、「自分だけ」の目印に喜ぶ子どもの顔が浮かびます。



左)instagram @ rieaccordion より 右)『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より


「まだ名前が読めないときに、子どもの幼稚園グッズにつけた目印です。すべてお父さんのチェック柄のシャツを使ったので、“この柄は自分のもの”と、息子も分かりやすかったようです」
(良原さん)

本の中では、揃えたい道具縫いしろの始末の仕方など、きれいに仕上げるためのコツとポイントも掲載。写真入りで詳しく説明されているので、手づくり初心者でも安心してチャレンジできそうです。


■“ミシン”は曲がっても気にしない!
ミシンはまっすぐ縫えないから苦手、という人もいるかもしれません。もちろんきれいに縫えるに越したことはありませんが、「そうでなくてもいい」と良原さんは話します。



『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より


「実は私も、まっすぐ縫うのはとても苦手。でも、たいていの縫い目って、裏側に隠れてしまう部分にあるんです。だから少々曲がっていたって、誰にも気づかれません。裏返しにした途端、縫った本人も気にならなくなるかも!(私がそうですから、笑)

だからどうぞ細かいことは気にしないで、どんどんトライしてほしいです」
(良原さん)

■“リメイク”は思い出を引き継ぐ
家に眠っている服やシーツ、好きな布で作れるリメイクは、とってもリーズナブル。子どものサイズアウトやわんぱくさにだって、どんと構えていられるでしょう。


『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より 


良原さんのリメイクの利点は、そんな物理的な面だけではありません。お気に入りだったけれど、もう似合わない、着られない。でも捨てられない。そんな洋服はありませんか? この柄を見たら実家の風景がよみがえる、キッチンに立つ母の姿を思い出す、そんなエプロンがあるかもしれません。



『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より


「たのしい手づくり子そだて」に集められたリメイクアイデアは、大切な思い出を一緒に受け継ぎ、そこに新しい思い出を重ねることができます。


後編では、良原さん親子の手づくり遊びのアイデアを通して、もっと子どもとコミュニケーションを楽しむ秘訣を伺います。

『たのしい手づくり子そだて』
良原リエ (アノニマ・スタジオ)

古着や端切れを利用した「リメイク術」や、子どもと一緒に楽しむ「手づくり遊び」を紹介した一冊。「手づくりをしたいけれど、時間がない」という著者自身の体験から生まれた、時間や手間をかけずにできる実用レシピが満載です。「誕生日」「クリスマス」「お正月」など、子どもとのかけがえのない時間を楽しむ、季節の行事を手づくりで彩るアイディアも多数掲載しています。



(藤沢あかり)

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