どうしてこんなに散らかすの!? 片づけが苦手なパパの心理とは【心屋仁之助 塾】
Woman.excite / 2018年4月19日 7時0分
旦那さんが散らかしたものを片づけるのはもうたくさん! でもちょっと待って、旦那さんが散らかしてしまう&片づけ下手なのには、こんな心理的な背景があるのかも…!? 心屋認定講師のおむらちもさんが、片づけが苦手な男性の心理と、その解決策をお伝えします。
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男性に、女性ほど「片づけなきゃ」と思わない人が多い理由
あなたは子供の頃、親に「女の子なんだから、片づけられないと恥ずかしいわよ!」と言われた経験がありますか?
そんな経験がなくても、女性は大人になるにつれ、「女性だから」「主婦だから」「母だから」片づけられなきゃダメだと、自分に厳しくなる人が増えていきます。
でも、男性は「片づけられないと、男としてダメだ」とは結びつかないので、女性よりも片づけに対して意識が低い人が多いのです(ただし、「仕事ができないと、男としてダメだ!」「収入が低いと、男としてダメだ!」と考える男性は多くいます)。
これは「女は家庭を守り、男は仕事をする」という昔からの考え方が、まだまだ根強く残っているからでしょう。
小さい頃から”男の子”として育てられた男性のなかには「部屋をきれいにしたい」という欲求自体がない人も少なくありません。欲求がない人を動かすのは、とても難しいことです。
だからと言って、私たち女性ばかりが「仕事も家のこともちゃんとしなくちゃ、完璧にしたい」と思いすぎると、ひとりで何もかも背負わなくてはならず、しんどくなってしまうことも。「ちょっと散らかっていても、仕方ないな」と女性側が意識をゆるめることも大切です。
旦那さんに協力してもらうためのテクニック〜1.言葉がけ〜
あなたは旦那さんに片づけをするよう、声をかけることがありますか? 「どうせ協力してくれない」「言っても思ったように動いてくれない」と、声をかけること自体をやめてしまった人もいるかもしれませんね。
私たちは無意識のうちに「小さい頃の家族との関係」をコピーして、今、目の前にいる人に使っていることが多くあります。
例えば、小さい頃から家族と話し合い、わかってもらえた経験を繰り返してきた人は、何度でも話し合おうとします。
逆に子どもの頃に「話してもわかってもらえなかった」という経験が続いた人は、少し話しただけで諦める、あるいは「どうせわかってもらえるはずがない」と話さえしようとしないこともあります。
「どうせわかってもらえない」と思いながら相手に話しても、うまくいくケースはほとんどありません。旦那さんが言うことを聞いてくれなくても、あなた自身をわかってくれていないわけでも、傷つけようとしているわけでもないのです。
相手を責めるのではなく、「わかってもらえるかもしれない」と思いながら自分の気持ちを伝えるようにしてみましょう。こちらの「伝え方」も変わってくる可能性があります。
また、旦那さん自身に「部屋をきれいにしたい」という欲求がない場合、「少しはきれいにしてよ」「片付けるのは当たり前でしょ?」といった言葉は、まったく響きません。そもそも動機がないからです。
ただ、「私には部屋をきれいにしたいという欲求があって、それをかなえてくれると私が助かる、私がうれしい」と伝えると、「奥さんがうれしいなら、ちょっとやろうかな」と思う旦那さんはいます(もちろん、奥さんが大切でも行動ができない人もいますが)。
どうして部屋をきれいにするのは”当たり前”なのに、私からお願いしなきゃいけないの!? とカンに障るかもしれません。しかし、男女で欲求が違うことがあるのは当たり前のこと。「うまく言葉を使って、こちらの欲求に協力してもらおう!」と割り切ることが、解決への近道かもしれませんね。
旦那さんに協力してもらうためのテクニック〜2.収納の整え方〜
旦那さんに「協力して!」と頼むだけでは、多くの男性は、実際にどう行動したらいいのかがわかりません。片づけについて普段からあまり意識していない人は、何をしたらいいかを具体的に考えないものです。子どももそうですよね。
「片づけてよ」「ちゃんとしてよ」「だらしないわよ」と言われても、彼らはどうしたらいいかがわからないのです。ですので、具体的に「どれを」「どこに」「どうする」と具体的に伝えることが肝心です。
収納の整え方も同様です。
片づけの意識が高い人であれば、多少手間がかかるような行動も難なくできるでしょう。しかし、片づけが苦手な人、片づけの意識が低い人は、ものすごく簡単に、軽々と片づけられるような状態でないと、なかなか行動ができません。
そこで、片づけが苦手な旦那さんには、優先的に旦那さんがよくいる場所や通る場所、あるいはできるだけ使いやすい位置の収納スペースを確保してあげることが重要です。
そして、できるだけ簡単に収められる片づけをお願いしてみてください。できるだけハードルを下げて、「これくらいならできるかも」と思わせることが肝心です。
おわりに
上記のことを試してみても、行動してくれない旦那さんもいるかもしれません。
相手を変えるのは、とても難しいことです。相手を変えたいと思えば思うほど、相手は変わらないぞ!と反発するケースも多く、言えば言うほど関係が悪化してしまうこともあります。相手からすれば、「自分が正しくて、あなたが間違っている」と批判されているように感じるからですね。
生活をしていれば、多少なりとも散らかるのは仕方がないこと。常にスッキリと完璧な部屋を意識しすぎると、イライラしてしまうものです。心をゆるめて、お部屋と向き合うことが幸せな人生へとつながっていきます。結果、お部屋にも家族にも、いい影響が波及していきます。
「仕事も家事も頑張らなくちゃ!」としんどくなってる方は、どうか自分自身に優しい言葉をかけてあげてくださいね。
▼おむらちも
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(編集/外山ゆひら)
(おむらちも)
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