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子どもに魚を食べさせたい! 忙しいママでも気軽に作れる『さばかないデリ風魚介レシピ』

Woman.excite / 2018年5月28日 19時0分

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栄養豊富な魚は、子どもにも積極的に食べさせたい食材のひとつ。でも魚料理というと「さばくのが面倒」「内臓が気持ち悪い」「キッチンが汚れる」…などの理由から、つい敬遠してしまうママもいるのでは?

真藤舞衣子さんプロフィール

料理家。東京生まれ。会社勤務を経て料理家に。東京と山梨の2地域に居住しながら料理教室の主宰やレシピ開発、料理番組への出演、レシピ本の執筆などを行っている。著書に『和えもの』『煮もの 炊きもの』『ボウルひとつで作れる SCONE AND CAKE』(すべて主婦と生活社)などがある。
HP: http://my-an.com/
Blog: https://ameblo.jp/maikoshindo/
instagram: @maikodeluxe




切り身をグリルで焼くだけ…などついワンパターンになりがちな魚料理のレパートリーを増やしたいママにおすすめなのが、料理家・真藤舞衣子さんの新刊『さばかないデリ風魚介レシピ』。切り身・刺身・缶詰・冷凍食品などを利用したカンタンでおしゃれなレシピがいっぱい! 本の中からいくつかレシピをご紹介します。

■これだけは覚えておきたい! 和洋OKな万能調理法「湯煮」
真藤さんが、魚料理が苦手な人にぜひ試してほしいというのが「湯煮(ゆに)」という調理法。北海道の一部で伝えられてきた伝統的な調理法だそうで、魚を茹でるだけという超シンプルなものです。とても簡単なのに、こんなにもたくさんのメリットがあります。

・魚はどんな種類でもOK!
和風にも洋風にもアレンジ自在
・煮すぎて身が堅くなることもナシ
臭みも取れるので子どもも食べやすい
・茹でるだけなので、失敗しらず


それでは、さっそくの湯煮の作り方をご紹介しましょう。

●湯煮の作り方


1、切り身全体に薄く塩をふり、15分間おく。出た水分はペーパーでおさえる。

2、鍋またはフライパンで湯を沸かし、少量の酒(日本酒や白ワイン)と魚を入れる。



3、沸騰しない火加減で3~5分間加熱したら、魚を取り出す。

4、ペーパーなどで水気を取ったらできあがり。


ポイントはひとつだけ。茹でるとき、お湯をグラグラに煮立たせないこと。煮立たせると、身が堅くなり、茹で汁も濁ってしまいます。食べ方は、醤油ポン酢ごま油オリーブオイルなど、お好みの調味料や薬味でどうぞ。また、お湯以外に、ブイヨンで茹でるアレンジも楽しめます。

●湯煮アレンジレシピ
「キンメダイの湯煮ブイヨン仕立て」

左) キンメダイの湯煮ブイヨン仕立て 右)白身魚の湯煮エスニック仕立て


<材料 2人分>
キンメダイ切り身 2切れ
ブイヨンスープ 400ml
白ワイン 大さじ1
塩 適量
トマト 1/2個
紫タマネギ 1/4個
オリーブオイル 適量

<作り方>
1、キンメダイに薄く塩をふり、15分間ほどおく。出た水分はペーパーで軽くおさえる。

2、紫タマネギはみじん切りにし、トマトは1cm角に気って、ボウルで合わせる。

3、鯛またはフライパンでブイヨンを沸かし、白ワインとキンメダイを入れ、沸騰しない火加減で3~5分間加熱する。魚とスープごと器によそう。上に2をのせ、オリーブオイルをかける。


彩りもキレイなのでちょっとしたおもてなし料理にもなりますね。魚はキンメダイのほかにマダイなどでもおいしく作れるそうです。


■ホームパーティでも活躍! 冷凍食品・缶詰活用術
冷凍食品や缶詰は、手軽なうえに日持ちもするので常備しておくとなにかと便利。魚料理のレパートリーも広がります。冷凍食品の定番「シーフードミックス」は、冷凍パイシートと合わせれば、キッシュパイもカンタンに作れます。見ためも華やかなのでホームパーティのメニューにもおすすめ!

「冷凍シーフードキッシュパイ」



<材料 3~4人分>
冷凍シーフードミックス 170g
冷凍パイシート(約20cm×20cm) 1枚
卵 1個
生クリーム 大さじ1
トマト 1/2個
シュレッドチーズ 80g程度
こしょう 適量
バジル 1本
オリーブオイル 適量

<作り方>
1、シーフードミックスは自然解凍し、流水で洗って水気を切る。トマトは1.5cm角に切り、シュレッドチーズと合わせてざっくりと混ぜる。

2、ボウルに卵、生クリーム、こしょうを入れてよく混ぜる。

3、冷凍パイシートを天板にのせ、1の材料をすべてのせて2をまわしかける。さらにオリーブオイルをまわしかけ、180℃のオーブンで15~20分間ほど、こんがりと焼き目がつくまで焼く。

4、オーブンから出して、刻んだバジルを散らす。



缶詰の種類も豊富です。近ごろ人気のサバの水煮缶は、味噌汁・煮もの・炒め物などいろいろな料理に使えるスグレモノ。また、定番以外では「サケ中骨缶詰」もおすすめとのこと。



サケ中骨缶詰を使った「サーモン中骨ピラフ」


サケ中骨缶詰は、「サケの背骨部分だけを水煮した地味な缶詰ですが、ほろりとなるまで煮込まれた骨や、髄から出てくる旨みたっぷりの脂など隠れたファンの多い一品」だと真藤さん。ピラフチャーハンとの相性も抜群。ホームパーティでは大皿に盛って子ども用のとりわけメニューにしてもよさそうですね。

■下処理いらず! 手軽に魚料理を作る3つのアイデア
魚料理を手軽に作れるアイデアを、本の中からさらに3つ紹介します。

●アイデア1:「柵」は一手間加えて刺身以外の食べ方を

刺身コーナーに並ぶ柵はそのまま食べてもいいですが、「一手間かけることで料理のバリエーションがグッと広がります」と真藤さん。

たとえば、「おからの和えもの」も具材に刺身用アジとタマネギやニンジンなどを使えば、ポテサラ風の新鮮な一品に。

ほかにも、エスニックサラダや生春巻きの具にしたり、衣をつけて揚げたり、いろいろなジャンルの料理に使えます。

白ワインビネガーなどで味付けした「アジのおからマリネ」


●アイデア2:カニカマもOK!手軽な甲殻類・貝類を活用

エビイカなどの甲殻類やアサリホタテなどの貝類は、濃厚なだしが取れるのでスープ煮込みにもぴったり。

魚に比べて下準備もほとんどなし。「カニの揚げ春巻き」などは、冷凍のカニのほぐし身で作ってもいいですが、カニカマならさらに手軽です。

カニの揚げ春巻き



●アイデア3:丸ごとの魚はお店に下処理を依頼

丸ごとの魚は、お店で下処理をお願いするとラク。台所も汚れないし、時短にもなります。

「内臓を取れるのはもちろん、ウロコやゼイゴ(アジなどの側面についた硬いウロコ)や頭を取れたり、切り分けたりしてもらえます」と真藤さん。

ちなみに目線を変えれば、ホッケアジなどの一夜干しやシラスも丸ごと使える魚です。



本には、このほかにも下処理いらずでラクに作れる魚介レシピ全47品が紹介されています。どれもカンタンなうえ、デパ地下やデリカッセンに売っているような素敵な仕上がりなので、作るのが楽しみになるものばかり。

魚料理のレパートリーが一気に増え、子どもにも肉ばかりでなく、魚もバランスよく食べさせられるようになりますよ。


さばかないデリ風魚介レシピ
真藤舞衣子著 / 産業編集センター ¥1,400(税抜)



切り身・刺身・缶詰・冷凍食品などで手間なくおいしく作れるカンタン魚介レシピ集。下処理いらずでラクラク! 魚介料理がグッと身近に感じられるようになる1冊。魚は好きだけどおろすのは苦手な方、魚介料理のレパートリーを増やしたい方必見です。

(古屋江美子)

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