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わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?【コソダテフルな毎日 第76話】

Woman.excite / 2018年6月7日 12時0分

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時々、子どものことで「どう対応すればよかったのかなぁ…」と悩む事があります。

それは、わざとじゃなくてもお友達にぶつかったり、転ばせてしまった時!


きっと皆さんも同じような経験があるのではないでしょうか。自分の子どもが誰かにぶつかったり、図らずともケガをさせてしまった事が…。(ここでいうケガとは重傷は指していません)

子どもってそもそも体型からして転びやすいフォルムをしていますし、自分1人で歩いていてもコケちゃうぐらいなので、集団の中にいれば誰かとぶつかったり、転んだり、転ばさせてしまったりという事はどんなに気をつけて目を見張っていたとしても起こりうる事だと思います。

しかしながら、こういう場合、保護者としては本当に冷や汗が出るんですよね…。「ああ~~どうやって謝ろう! どうするのが正解なんだろう!」って心臓バクバクです。

特に幼稚園や子育て支援センターなど、その時その場でたまたま居合わせただけのよそのお子さんとこのような事が起こった場合は、さらに気を使いますよね。

我が家も先日、ありました。

■子どもがお友達と衝突!
4歳の三男の親子遠足で公園に行ったのですが、レクリエーションでダンスが始まったのです。

みんなで楽しくダンスをし終わり、三男が石段の上から降りようとしたその時、隣に立っていたお友達が0コンマ何秒か早く先に石段から飛び降りたのですが、その直後三男も石段から飛び降りたため、三男がお友達の上に覆いかぶさるような恰好で飛び降りてしまい、その子が転んでしまったのです。

幸い高い石段ではなかったので怪我はありませんでしたが、お友達は痛くて泣いてしまいました。もちろん、三男は悪気があったワケではありません。

私は急いでお友達に謝りました。

三男本人にも謝らせようと振り返ると、




今度は、三男も泣いているじゃないですか!!

お友達にぶつかってしまったこと、泣かせてしまったことに本人もびっくりしてしまったようです。

さ~て、どうしたものか。あっちもこっちも泣いています!

悩みますよねぇ~。どーするのが正解なんだっ!! って考えてしまう私は知らず知らずのうちに、子育て現役世代が抱える得体の知れない窮屈さに蝕まれているのかもしれません。

さて、私がどうしたかというと(この手の事はしょっちゅうあるのでだいたいこのパターンで対応しています)。

三男に謝ることを促しますが、すぐに謝ることができなければ、まずは私が相手のお友達に怪我がないか確認し、謝ります。

この時は近くにお母さんがいらっしゃったのでお子さんとお母さんそれぞれに謝りました。

そして再び三男に謝らせようと後ろを振り向きます。

ただ、三男にも三男なりの気持ちがあるんですよね。

お友達にぶつかってしまって、相手が泣いてしまって、悪気がなかったのにこんな事になっちゃってビックリしてしまったその心情は私も理解できます。

何かうまく言葉にできない気持ちがあるから三男も泣いてしまったんだと思うんです。だから、そこの意図はまず汲んであげたいとは思います。「びっくりしたんだよね」と三男の気持ちに共感をします。

だからといって、「三男もびっくりしたんだよね。だから悪くないよね」となってしまうのは、やはり違いますよね。


ですから、



「わざとじゃないことは分かるけれど、わざとじゃなくてもぶつかってしまった時には謝ろう」と伝えます。

が、この「わざとじゃないけど謝りましょう」というフレーズがなかなかのくせ者なんですよねえ~~~(笑)

小さい子どもにはなっかなか伝わりません。

■わざとじゃないことを謝らせるのは難しい
わざとじゃないのに謝らなくちゃいけない事が腑に落ちないんだと思いますし、その気持ちもわかります。

しかしながら、この「わざとじゃなくても相手に危害を加えてしまったら謝る」ことって、社会において人と人が円滑に生活するうえで必要なものですよね。

道を歩いていて、バーンとぶつかってしまった時に、何も言わずに立ち去るのか、「すみません」と謝るのかでは全然違ってきます。



だから、私もわざとじゃなくても相手を傷つけたら謝ることの大切さを伝えるのですが、まだ小さな子どもは社会性を身をもって経験し、学んでいる途中なので、幼稚園児(もしくはそれ以下の小さな子)がそれを自然とできるかと言うと、なかなかできないと思います(もちろん同じ年齢でもできる子はいます)。

そのため、私が三男に「ごめんなさいは!? ごめんなさいって言いなさい!」と謝れるまでひたすら粘らないこともあります。

親が「ごめんなさいと言いなさい」と言ったことに対して 子どもが「ごめんなさい」と言えればそれは素晴らしいことですが、言えなかったとしても決してダメなわけではないと思うからです。

これは、怪我をさせてしまったときだけに限りません。今、3歳ぐらいの小さな子どもに対して「1回言ったことをすぐにできる」ことを求めても、そんなのは大人の世界でのこと。大人だってできない事もありますからね…。


■「親」が、あるべき姿を示していくこと
親が望む行動をしてくれない・結果を残してくれない事を追求してしまうと、私自身がしんどいし悩むことになります。



だから結果的に子どもが謝れなかったとしたら、かわりに私が頭を下げればいいと思っています。

きっと相手のママも、子どもが謝らないことに対して目くじらを立てることはないと思いますし、同じ子を持つ親としてわかってくれるのではないでしょうか?

こういった場合、どこに目がいくかっていうと子どもに対してではなくて相手の親の態度に目が行くのだと思います。

ここで相手の親が子どもに対して、「あなたは悪くないんだから謝らなくていいわよ!」とか子どもに言っていれば「なんだこの親!」ってなりますが、親がしっかりと子どもに謝らせようとして、それでも子どもが謝れなかったら、かわりに親が謝罪して来たのならば、状況を理解してくれる方が大半ではないでしょうか。

今はまだ「ごめんなさい」が言えなかったとしても、私が伝えるべきことを伝えている姿を見せ続けていけば、きっと三男も成長とともに言えるようになってくるんじゃないかと思います。

こちらが思う行動をとってくれない事に頭を悩ませることはせず、あくまで「私」が子どもたちに伝えたいことを伝え、「私」があるべき姿を子どもたちに示していけば、きっと伝わっていると思います。



いずれにせよ、「子どもに親の望む通りの行動を求めすぎない」というスタンスは、育児全般に通じるところがあり、ここを理解することができれば、より一層楽しく子育てができるのではないかなと私は思っています。

【お知らせ】
第74話「登園で泣く子どもへの対応は〇〇に尽きる!」の記事下アンケート「Q.登園渋りに関するエピソードがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓

(ちゅいママ)

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